広報・ホームページ部

学校歯科治療懇談会と関連し「多摩地区での中学生まで窓口負担200円は公平の観点から問題」と指摘/第69回メディア懇談会で意見多数

学校歯科治療懇談会と関連し「多摩地区での中学生まで窓口負担200円は公平の観点から問題」と指摘/第69回メディア懇談会で意見多数

協会は7月13、第69回メディア懇談会を開催した。メディア側は7社・7名が参加し、協会からは司会は広報部長の早坂美都理事、話題提供は加藤開副会長が行った。

今回は、2018年診療報酬改定後、3カ月を経過したことから、この間に会員から寄せられた新たな問題点、それらをもとに5月31日に行った厚生労働省への18項目要請、さらに同日13日に開催した学校歯科治療調査懇談会での模様、10月29日開催予定の「医科歯科健康まつり」の紹介などを取り上げた。

このうち、学校歯科治療調査懇談会をめぐり、メディア側は窓口負担問題への強い関心を示し、「学校歯科検診で要受診とされた患者が、実際には診療機関に行くと負担があるのは、政策として疑問がある」、「23区は中学校まで窓口負担がゼロなのに、多摩地区は200円負担。これは、公平という観点から東京都と議論してもいいのではないか」、「自治体の財政力が大きな要素になっている」、「財政的に潤っている地区は負担ゼロ。一方、厳しい自治体はできない。ということが現実にある」、「自治体として経済的な負担が増加すれば、財政上、その影響が他の分野に出てくることが懸念され、やはり慎重論になるのではないか」、「児童・生徒健康状態が将来に影響を与えることは事実。であれば、政策に健康を担保する意味で受診しやすい環境の整備は必要不可欠」といった行政への意見が相次いだ。

また、「歯科検診としてガイドラインの有無はどうなっているのか」、「学校歯科医も検診だけでなく、児童・生徒の親御さんを含め、歯科検診の必要性などの理解・指導ができているのか」といった学校歯科医への要望的な意見も複数提起された。

好評価受けた「歯科の院内感染防止対策」/第68回メディア懇談会で参加取材陣から指摘

好評価受けた「歯科の院内感染防止対策」/第68回メディア懇談会で参加取材陣から指摘

5月11日、協会会議室で第68回メディア懇談会を開催。メディア側の参加は4社・4名で、協会からは坪田有史会長が説明を行い、司会進行は広報・ホームページ部長の早坂美都理事が行った。

今回の話題は、①2018年歯科診療報酬改定に関する新点数説明会や院内感染防止対策講習会、地区懇談会開催などの協会側の対応、②協会独自作成の改訂版の冊子「絵で見る色でわかる歯科の院内感染防止対策」の紹介、③マイナンバー関連、④6月10日開催の第46回定期総会の取材案内―などを説明、報告した。

これらのうち①に関し、メディア側から「初・再診料の減産につながる感染防止対策講習受講樹交渉の届出をめぐり、現場が混乱していると聞いているが、実際はどうか」との質問があり、坪田会長が「診療所の歯科医師、それも外来だけの歯科医師は、日常の診療業務などの中で厚生局や保健所への届出を行う機会が非常に少ない。しかも、今回の改定に伴う届出は、提出期限が込み入っている。また、摘要欄記載が非常に増えており、それへの対応も手間がかかる」などの状況を説明した。

また、改訂版冊子については、他団体でも類似内容の冊子を作成しているものの、文字ばかりで内容が非常難しいことなどを指摘する声があがったほか、「感染防止対策の講習会を受講するのは歯科医療機関の長である歯科医師。しかし、日常業務の中で実際に感染防止対策を実施するのはスタッフ。つまりテキストは、実施する機会の多いスタッフが理解し、実践できる内容でなければ意味がない。協会の冊子はその点で非常に分かりやすく、イラストも良いのではないか」「日本の歯科診療所の実情に沿った内容」「昨年のハンドピース関連報道にも配慮した内容」などの好評価を受けた。

歯科診療報酬改定や学校歯科治療調査結果報告めぐり意見交換/第67回メディア懇談会を開催

 

歯科診療報酬改定や学校歯科治療調査結果報告めぐり意見交換/第67回メディア懇談会を開催

協会は本日3月9日、協会会議室で第67回メディア懇談会を開催した。参加者は5社5名。話題提供と説明は、社保・学術部長の加藤開副会長、司会は早坂美都広報部長が務めた。

話題は、今次歯科診療報酬改定をめぐる内容で、特に院内感染防止対策と施設基準、およびそれに伴う初診・再診料について。また、診療不報酬改定に関する中医協の「答申」内容と、これを受けての協会の政策委員長「談話」についてを中心に、3月4日に発表し、日本歯科新聞3月6日号1面に掲載された協会地域医療部の「学校歯科治療調査報告書」も取り上げ、加藤副会長が説明を加えるとともに、参加者からの意見を伺った。

社会的にも問題になった、経済格差による受診との関係については、「ほとんど子どもの受診には、窓口負担で受診率の相違が出ており、子ども口腔環境に影響が関係があると想定でき、改めて“窓口負担”の問題を考える、子どもに対する窓口負担の全額助成を行い、懸念することなく子どもが歯科受診できるようにすることが必要」と説明した。

出席したマスコミ側からは、「自分の小学校時代は、学校で歯科の健康については『歯磨きが大事』程度の指導しかなかった。学校歯科の問題もあるのではないか」「成人になってからは健康意識を培うのは難しく、幼少時代に適正な歯科口腔保健の指導・教育が必要」「歯科と健康、医療保険制度、年金保険制度などについて、中学校や高校の『保健』の授業では、ほとんど教えていないのではないか。そこをきちんと教える時間を設けるよう、行政に要請してはどうか」などの意見が出された。

加藤開副会長

 

 

 

 

 

 

 

か強診の施設基準等で議論沸騰/2017年度第3回(通算64回)メディア懇談会を開催

か強診の施設基準等で議論沸騰/2017年度第3回(通算64回)メディア懇談会を開催

9月8日、第3回メディア懇談会を開催した。当協会からは山本鐵雄副会長、早坂美都広報・ホームページ部長が出席した。今回は①8月18日に協会が厚生労働省に対して行った「診療報酬にかかわる要望について」の概要と当日の模様、②8月31日に東京都に対して行った「2018年度東京都予算に対する請願」の概要と当日の模様、③協会が独自に6月に実施した「か強診アンケート」の集計結果について、④7月2日の読売新聞朝刊報道を皮切りとした一連のハンドピース関連記事に対し、厚生労働省が9月④日付で出しました通知についてなどを話題に取り上げ、参加したメディア4社との意見交換が行われた。

議論が集中したのは、厚労省への要望関係についてで、メディアから、「口腔外バキュームは、外国では使われていない」「国内外を問わず、実際、これまでに歯科医療機関でハンドピースによる感染事故発生事例は確認されているのか」「か強診の施設基準や訪問診療の三十分要件は、届出が増えすぎないよう、行政が設けたものではないのか」「臨床現場の歯科医師のおよそ八~九割が『おかしい』との意見が出ているのだから、もっと強く厚労省に訴えるべきではないか」といった、厳しい意見が相次いだ。

就任後あいさつと医療をめぐる情勢/2017年度第2回(通算63回)メディア懇談会を開催

就任後あいさつと医療をめぐる情勢/2017年度第2回(通算63回)メディア懇談会を開催

7月21日、第2回メディア懇談会を開催した。協会からは坪田有史会長と広報・ホームページ部担当部長の早坂美都理事が出席した。

今回は第45回定期総会で新会長となった坪田会長の就任後のあいさつと今後の当協会の活動の方向、来月実施予定の東京都の次年度予算に対する要請、医療・歯科医療をめぐる諸情勢などを話題のほか、6月24日にB型肝炎弁護士団が開催した「歯科の感染対策を考えるシンポジウム」の模様など、参加メディア四社との意見交換が行われた。

冒頭、坪田会長はあいさつで、「前執行部が取り組んできた事業を継続し、着実なものにしていく。また会員数は6月18日の定期総会時点で5236名。会員を増やし、新規事業のデンタルブックと合わせて、さらに広めていく」と意気込みを語った。

参加者からは、中医協の社保審で検討されている次期診療報酬の改定については、「厚労省も認識していると思うが、『かかりつけ』のイメージが厚労省と患者で、大きく異なっているように思える。『かかりつけ』の定義を明確にすべきと思う」との意見が出された。

また、医療情勢でレセプトを電子化してAIを活用しようという動きについては、「審査会を飛ばしてしまおうという話は、昔からあった。審査会は『地域差』があるらしいと言われていて、保険者からも不満があった。そのため、機械化することで審査にムラがないようにしたのではないか」「機械的に審査をしようというのはムラを防ぐためだろう。電子化が進められてきたときから、いつかはこうなることだろうとわかっていた。ただ、電子化することで手書きの方などはあぶれてしまう人もいるだろう」などの意見が続いた。

 

 

 

歯科医療界の現状と協会の対応状況を説明・議論/2017年度第1回(通算62回)メディア懇談会を開催

歯科医療界の現状と協会の対応状況を説明・議論/2017年度第1回(通算62回)メディア懇談会を開催

協会は本日5月12日、会議室に置いて2017年度第1回メディア懇談会を開催した(2008年3月の第1回開催以来、通算で62回目)。メディア側の参加は5社。協会からは、来月開催する協会の第45回定期総会の主催案内の件もあることから松島良次会長が列席して説明に当たり、司会は広報・ホームページ部の坪田有史部長が務めた。

今回の話題は、①第45回定期総会の案内、②4月20日の国会行動での松島会長による島村大議員(自民党参議院議員)、自見はなこ議員(同)、青木愛議員(自由党)との懇談について、③4月から協会会員に導入が始まったデンタルブックについて、④第110回歯科医師国家試験の合格者数と歯科医師需給問題、⑤最近の歯科医療情勢と協会の対応状況―などとした。

このうち、②の3議員との懇談に関してはメディア側から、今回のように与党議員とのコンタクトを取った場合の今後の対応の重要性、国政・都政に携わる議員との日常的な対応の重要性などが指摘されるなどした。また③に関しては、メディア側から他の歯科医療団体を含め、このような事業を開始した団体は初めての可能性があることや、その仕組みや編集内容などについて質問が続き、協会からは可能な範囲での回答を行った。

当日は、福岡で13日までの日程で日本歯周病学会第60回春季学術大会に参加するメディアが多数ある中で、歯科学図書を専門に発行する社からの参加もあり、話題をめぐる議論は定刻を過ぎても続いた。

第2回広報・ホームページ部会を開催しました

第2回広報・ホームページ部会を開催しました

5月8日(月)午後8時~9時40分まで、今年度第2回広報・ホームページ部会を開催しました。議事は、①機関紙5月号の批評、②この1カ月間の医療、歯科医療、社会全般の情勢、③機関紙6、7月号の編集予定、④ホームページの現況、⑤5月12日開催の2017年度第1回メディア懇談会(通算62回目)の開催時準備―などでした。

◆機関紙5月号は自見、島村、青木の各議員との懇談がメインの記事に

5月号では、1面に4月20日実施の国会行動に松島良次会長が同行し、議員会館の議員事務所において、自民党参議院議員で日本医師会推薦の自見はなこ氏、東京歯科大OBで神奈川選挙区当選の島村大氏、自由党の青木愛氏の3氏と懇談したことを大きく取り上げました。また、前号に引き続き第45回定期総会への参加案内をおこなっています。また、協会の情報開示請求で開示された2017年度指導計画の内容と高点数などの特色、今後の協会の姿勢などを解説しています。「患者トラブル110番⑤」を掲載しましたが、この連載は6回連載のはずでしたが、会員、そして役員からも好評のため、広報・ホームページ部会としては、12回まで延長して連載するよう、医事相談部に相談することとなりました。

ことになりました。そのほか、「共謀罪」の問題点を協会顧問弁護士の前川雄司氏にご寄稿いただいているほか、「使いこなせ!デンタルブック」の連載がスタートしています。

◆アベレージが着実に向上している協会ホームページ

協会ホームページに関しては、週末にかけて閲覧数がギュッと向上し、月曜日にストンと落ちる傾向がありますが、過去3年間の毎月の閲覧数を比較すると、最低数そのもののアベレージが上がっており、会員内外に着実に閲覧されている状況がわかりました。

2017年度第1回広報・ホームページ部会を開催しました

2017年度第1回広報・ホームページ部会を開催しました

4月5日(水)午後8時~9時30分、2017年度第1回広報・ホームページ部会を協会会議室で開催しました。議事は、①機関紙4月号の批評、②機関紙5、6月号編集予定、③協会ホームページの閲覧数と特色、④ダウンロード状況、⑤3月10日に開催した2016年度第5回メディア懇談会の模様の確認と、2017年度第1回メディア懇談会の準備―などについて議論、検討を加えました。

◆カラー面に一工夫しましたが…

機関紙4月号は1・4・5・8面をカラー編集とし、協会の活動状況を際立たせる目的で、・1面には、関東信越厚生局との懇談の模様を掲載し、2面には懇談の詳細な内容を配しました。併せて、厚生労働省本省に対する歯科診療報酬改善を求める3月16日の厚労省要請の模様も掲載しています。一般紙はもとより、医療関係、歯科医療関係の専門誌におきましても、指導・監査関連の報道はほとんど行われないため、会員の先生方には、ぜひともお目通し願いたいところです。同じく1面には、6月19日に開催いたします第45回定期総会開催のお知らせのPR第1段を掲載しました(なお、5月号、6月号にも引き続き掲載いたします。また、5月上旬にはA4版の「第45回定期総会議案書」を別途、お届けいたします)。

また、4面には通常はモノクロでお届けしております研究会、講習会などの行事の報告記事を4面に集中させ、すべてカラー写真で紹介しました。未だ、協会の研究会等にご参加されたことのない先生方にも、ぜひご参加いただきたい気持ちを込め、題字も一工夫しております。また、今年度から導入致しました「デンタルブック」のご利用に一役買わせていただくため、新たな連載として『使いこなせ!デンタルブック』の第1回をカラー編集で掲載いたしました。

カラー5面には、映画紹介「PRECIOUS TIME」と集中出版(株)編集長の鈴木義男氏による連載「医科メディアから見た歯科医療界②」を掲載いたしました。

その他のモノクロ面では、マイナンバーに関する経営管理の相馬基逸部長の「談話」。好評の「患者トラブル110番」は4回目。第110回歯科医師国家試験合格者発表記事は、当日、厚生労働省のフロアで写真を撮影、掲載しております。

歯科医療情勢めぐり盛んに議論/第5回メディア懇談会を開催/2008年3月開催から通算61回目

歯科医療めぐり盛んに議論/第5回メディア懇談会を開催/2008年3月開催から通算61回目

協会は、本日3月10日午後6時30分から第5回メディア懇談会を開催した。2008年3月の初開催以来9年、開催回数は通算で61回目を迎えた。話題提供と説明は同部長で政策委員長を務める坪田有史副会長。司会は、協会広報・ホームページ部担当の早坂美都理事が務めた。この人前9日は、日本歯科医師会の臨時代議員会が開催されたこともあり、その取材を済ませて駆け付けた参加者からは、メディア懇談会の話題とリンクする臨時代議員会での議論内容も紹介されるなど、盛んな議論、意見交換などが行われた。

今回取り上げた話題は、①3月1日付け政策委員長談話、②3月1日付け地域医療部長談話、③最近の歯科医療情勢と当協会の対応、検討状況、④「保険で良い歯科医療」の実現を求める請願署名、④東京都後援を得た「第1回地域医療研究会/かかりつけ歯科医が実施する高齢者への食事支援~診療室を核にした在宅支援と摂食機能の着眼点~」の紹介と取材案内—の4項目となっている。

◆社保審介護保険部会には歯科代表が入っていない

参加者からは、政策委員長談話との関連からか強診に関し、「口腔リハビリテーションの100点は低いと思うが、厚生労働省はどのように説明しているのか」「100点であっても、まずは点数がついたことを評価してもらいたいのではないか。これが将来、500点などになったら状況はかなり変わる」などの指摘があった。また、地域医療部長談話に関しては、「指定料というが、実は指名料。別途にお金が支払えない人は、より良いサービスは受けられないということではないか」「社会保障審議会の介護保険部会には、歯科医療界からの代表が入っていないが、そこを指摘する意見はまったく聞かれない」「2018年度の次期診療報酬改定は介護報酬改定と重なっており、地域包括ケアシステム構築との関連で歯科にとって《在宅・連携・管理》は一番大事。そのため、日歯も必死だ」などの意見が続いた。

次回のメディア懇談会は、5月12日(金)午後6時30分からの開催予定。

歯科をはじめ最近の医療めぐる諸情勢を議論/今年度第4回メディア懇談会を開催/通算で60回迎える

歯科をはじめ最近の医療めぐる諸情勢を議論/今年度第4回メディア懇談会を開催/通算で60回迎える

 

協会は本日1月13日、第4回メディア懇談会を開催した。同懇談会は、2008年3月に第1回を開催以来、今回で60回目を迎えた。メディア側参加者は5社・5名で、司会は協会の坪田有史広報部長で、今回は年初ということもあり松島良次会長が参加した。

今回の話題は、2017年の「会長年頭所感」、昨年12月に発表した「政策委員長談話」、およびこの1カ月間の医療・歯科医療をめぐる諸情勢に対する協会の議論、検討、対応状況とした。

特に情勢の関連では、最近の中医協での議論の状況や、経済財政諮問会議での社会保障制度や医療に関する課題が俎上に乗っていること年の議論の方向などについて意見が交わされた。また、政府や関連学会で「高齢者」の年齢定義を65歳ではなく70歳あるいは75歳に変更を示唆する見解が出ていることなども話題となり、「少子高齢化と人口減少問題とも相まって、社会保障では年金制度から影響を受けるのではないか」「医療保険制度も影響を受ける問題だ」などの意見があった。

歯科医療の現状めぐり第3回メディア懇談会を開催

歯科医療の現状めぐり第3回メディア懇談会を開催

 協会は10月9日、協会小会議室で第3回メディア懇談会を開催した。今回の話題は、政策委員長談話「今こそ、診療報酬のプラス改定を求める」、今秋の各種署名や行事の取材案内等に振れはしたものの、やはり去る9月30日に東京地検特捜部が政治資金規正法違反容疑で高木幹正氏(現・日本歯科医師会会長、全・日本歯科医師連盟会長)、村田嘉信氏(前・日本歯科医師連盟副理事長)、堤直文氏元日本歯科医師連盟会長の3名逮捕に関して議論が集中した。メディア側の参加者は歯科医療専門誌4社4氏、全国紙社会部東京地検担当記者1氏、フリーランス2氏の7名で、協会からは呉橋美紀副会長が説明・報告を行ったほか、司会は広報部長を務める坪田有史副会長が務めた。

今回の日歯連盟迂回献金疑惑に関する報道などを協会はどう見ているのか、歯科医療関係専門誌記者、編集者だけにとどまらず、一般紙の東京地検特捜部担当現役記者ほか全国紙社会部記者、財界に対し歯科医療についての記事を多数執筆しているジャーナリストを交えた意見交換では、「前回の臼田事件と今回の疑惑では、容疑内容が違うにもかかわらず、同じ扱いになっているのはおかしい」「今回のお金の流れについては顧問弁護士から問題ないとの返事を得てのことと説明されており、当事者たちも理解できず、当惑しているのではないか」「歯科の中での議論・理屈はあるが、社会からすれば違法なことをしたということ」「逮捕された3人は、否認し続けるでしょう。政治資金規正法違反での起訴されるのではないか。公職選挙法違反による起訴の可否も大きな問題」「政治家への取り調べ範囲が広がるかどうかも注意が必要」など意見が出された。

協会としては、現在、必要なコメントを出すことを前提に、必要な協議・検討を行っている。

第7回広報・ホームページ部会を開催/全都宣伝号の位置づけなど重視

第7回広報・ホームページ部会を開催/全都宣伝号の位置づけなど重視

第7回広報・ホームページ部会が10月7日に開催されました。今回は、①この1カ月間の情勢、②機関紙10月号の批評とアンケート結果の評価、③機関紙11月号の編集・発行予定、④ホームページの閲覧状況と分析、⑤第3回メディア懇談会の開催準備状況、⑥「書評」の掲載可否の決定基準、⑦過去の機関紙掲載基準確認―などについて検討を加えました。

このうち、①1月号には、10月29日に開催する厚労省交渉を1面で報道することとなり、印刷工程もこれに合わせた体制を組むこととなり、機関紙の会員手元着が大きく遅れないよう最善の処置をとって対応することとしました。

また、第3回メディア懇談会は、10月9日(金)午後6時30分から開催し、話題は、次期改定に向けての「政策委員長談話」、日本歯科医師連盟迂回献金事件について、10.22国民集会などの紹介と取材案内などを話題にすることとしました。

そのほか、毎年1・4・9月号の機関紙がカラー編集されているため、協会活動を広く知っていただくことに役立っている点に配慮し、各月の編集上考慮すべき内容、レイアウトなどについて配慮することとなりました。

次回部会は11月4日(水)午後8時から開催予定です。

歯系国会議員の質疑の模様を紹介へ/第6回広報・ホームページ部会を開催

歯系国会議員の質疑の模様を紹介へ/第6回広報・ホームページ部会を開催

9月2日(水)午後8時から10時まで、第6回広報・ホームページ部会を協会会議室で開催しました。今回の部会では、①この1カ月間の医療情勢について議論、②機関紙9月号の講評とアンケート集計、③機関紙10月号の編集準備、④8月21日開催の第2回メディア懇談会の模様報告、⑤歯系国会議員の歯科医療関連質疑の模様の報道実施―などについて検討を加えました。

このうち②では、9月号から1年間の予定でスタートした元朝日新聞科学部編集委員の田辺功氏による連載「歯科医療点描」はおおむね順調な滑り出しであることが確認され、今後も執筆前から内容について相談しながら連載を進めることとなりました。

また、⑤については、政策委員会での検討からの依頼で、歯科に関する国会での質疑とそれに対する返答の模様を議員の了解に基づいて紹介しようというものです。一般紙や専門誌でも紹介されない内容であっても、議員の了解が取れたものを機関紙に紹介します。文字数はおおよそ600字程度を目安に、議員の写真も添えてまとめます。レイアウト以上、必ず同じイラストを挿入して目にとまりやすくする工夫をして掲載することになりました。記事の担当は政策委員会や広報部の担当で割り振ります。こう、ご期待。

「モンサントの不自然な食べもの」自主上映会に100名参加/山手線支柱倒れる事故もものともせず

「モンサントの不自然な食べもの」自主上映会に100名参加

松島良次会長

松島良次会長

協会初の自主上映会「モンサントの不自然な食べもの」が4月12日、協会運動本部、広報・ホームページ部主催、東京保険医協会協賛で開催された。約100名の参加者の大多数は一般の方で、80歳代から小学生年齢層の幅広い。

冒頭で松島良次会長が協会の活動内容、最近の医療・歯科医療・社会保障情勢などを説明。続いて、司会・進行役の竹田正史理事は、参加者年齢層が幅広いことに配慮し、作品全体のみどころ、念頭に置きたい留意点などを示唆した上で、上映スタート。

 

 

竹田正史理事。竹田理事は毎月、機関紙『東京歯科保険医新聞』で映画紹介コーナー「PRECIOUS TIME」を連載中

竹田正史理事。竹田理事は毎月、機関紙『東京歯科保険医新聞』で映画紹介コーナー「PRECIOUS TIME」を連載中

この作品は、農業・農産物と食の安全をめぐり、遺伝子組み換え作物を「不自然な食べもの」ととらえ、それが環境や人体に与える影響について一市民が追及するスタイルで構成したドキュメンタリー映画。制作年は2008年だが、遺伝子組み換え作物・種子は世界中に広まっており、しかも現在は「遺伝子組み換え表示の撤廃」を含むTPP交渉の行方が注視されている。この映画の命題である「食・農業の安全そして命」の時代的価値は、むしろ大きくなりつつある。今回の参加者数は、そのことを如実に物語っているのではないか。

◆参加者から遺伝子組み換え作物と食と命の問題に実感をもった声が集まる

4月12日の「モンサントの不自然な食べもの」上映後も複数の方から質問やアグリビジネスの現状などについての発言があり、参加者約100名の7割以上の方々からもアンケートにご協力いただき、「WHOが最近、映画の中で出てきた主力製品の除草剤に、がん誘発性を認めたと聞いた」「遺伝子組み換え作物の人体影響について詳しく分かった」「遺伝子組み換え作物の問題について、啓蒙活動する個人、グループが存在することは救いだった」「フィクションではなく現実の世界の話としては知らなかった」「汚染されていないものを探すには、どうしたらよいのでしょうか。将来が心配です」「アグリビジネスをしている人たちは何を食べているのでしょうか」「一人でも多くの人に見てもらいたい映画だ」「今回の湯小名作品。一般的でない、あまり知られていない良い作品があればぜひ見たい」「素晴らしい啓蒙活動です。こんな歯医者さんにかかりたいです」「静かな戦争、という表現が印象に残った」など、作品そのものへの評価にとどまらず、作品を通じて実感した現実、現実と将来への不安と対応、自分自身はこれからどうすべきか…など、さまざまな感想が寄せられた。

その後も、松島会長や竹田理事に質問を寄せる方が多数いらっしゃったほか、「自分たちでもこの映画の自主上映会を開きたい。どう企画すればいいのか」「この映画を上映するには、どの位の費用がかかるのか」という、参加者自身が自主上映会を開生きたいという相談が、会場内で5件寄せられ、事務局が対応するシーンも見られた。

◆協会活動への理解もつ一般の方々が着実に増加

なお、「モンサントの不自然な食べもの」上映当日、4月12日の早朝、山手線で架線を支える支柱が倒れるという大事故があったため、参加者の足が奪われるものと協会スタッフは不安に包まれたが、実際には当日会場に直接来られた方も多数いらっしゃるなど、約100名以上が会場に集い、最後までスクリーンにくぎ付けとなる状況であった。中には、これまで協会が8回開催した「歯と健康フォーラム」の参加者も含まれており、協会と都民ほかの方々との間でキャッチボールができる環境が着実に育まれていることが、改めて実感できた。

衆院総選挙に1月号で対応へ/ホームページのスマホ閲覧が面もPC画面と同じ様式に変更へ/第9回広報・ホームページ部会を開催

衆院総選挙に1月号で対応へ/ホームページのスマホ閲覧が面もPC画面と同じ様式に変更へ/第9回広報・ホームページ部会を開催

12月3日、第3回広報・ホームページ部会が開催されました。今回の部会では、12月号の講評と通信員からのアンケート結果の比較のほか、衆議院総選挙や消費税増税を中心とした情勢について議論を加えました。

また、機関紙2015年1月新年号では、当初、今臨時国会開催中に紹介議員を通じて国会に提出する予定だった「医療機関ゼロ税率会員署名」「窓口負担引き上げ反対患者署名」の2署名が、来年1月開催の通常国会への提出延期と署名活動が継続されることとなったため、機関紙1月号では、署名継続協力への呼びかけを改めて掲載することを決めました。そのほか、総選挙後に協会の政策委員長「談話」が発表されるため、1月号にそれを掲載すること。および1月9日(金)開催の第5回メディア懇談会の話題として取り上げるほか、発表日時を指定して関連メディアに談話を送付することも決めています。また、消費税増税問題についても引き続き会員に周知を図る観点から、解説記事を掲載することになりました。さらに、1月号のカラー4・5面には、中医協会長の森田朗氏のインタビューを掲載することもあり、5面には、当協会としての歯科医療についての「主張」を掲載することを決めました。1月号は、総選挙に関する談話、消費税問題の解説、歯科医療の将来への「主張」。さらに森田中医協会長インタビューと、ボリューム満点の構成となりますので、ご期待ください。

そのほか、協会ホームページに関して、スマートフォンほか、さまざまな端末が流通、利用されており、広報部担当理事、部員から「それらの画面で協会ホームページを閲覧する際、現行のスマホ専用画面では利用しにくい」との指摘があり、端末を使って閲覧する際も、PC画面と同じものが掲示されるスタイルに改めることとなりました。この作業は、早急に進めます。

新たに通信員6名増員/第8回広報・ホームページ部会を開催

☆新たに通信員6名増員/第8回広報・ホームページ部会を開催 ☆

11月5日(水)午後8時~10時15分まで、第8回広報・ホームページ部を開催しました。今回の部会では、現在、45名に登録いただいている通信員について、新たに6名を増員し51名としました。通信員の会員先生方には、毎月機関紙に関するアンケートを行うとともに、普段ではなかなか聞くことのできない一般会員から機関紙、さらには協会活動への声を、より広く深く把握し、今後の機関紙編集と協会活動に役立てさせていただいております。そのご意見の一部は機関紙紙面の「通信員便り」で紹介させていただいております。

◆重要な情勢問題は機関紙で紹介へ

そのほか、前回部会以降の1ヶ月間の情勢に関しては、衆議院の解散が行われる可能性が観測されており注意が必要なこと、社保審医療保険部会で検討されているレセプトデータ分析による「データヘルスの推進」が歯科にも影響してくること、新規個別指導持参物に関する厚生労働省通知の内容について、2014年度診療報酬改定時に設置された地域医療介護総合確保基金(904億円)の東京都支出金額とその内容について、2015年度概算要求案では社会保障制度ががばひろく削減される危険があること、総務省による家計調査が6ヶ月連続マイナスを算出したことと景気悪循環、消費税の10%増税見送りがほぼ確定的になったこと、中医協における「患者申出療養(仮称)」議論―などについて議論と意見交換を行っています。その中で会員向けに重要と思われる持参物に関する厚労省通知などの概要を機関紙12月号で紹介することとしました。

◆機関紙12月号の内容関連

機関紙12月号の編集計画に関しては、11月16日(日)開催の第8回「歯と健康」フォーラム、会員実態アンケート調査結果概要、経税・スタッフ教育部決定による特報「年末調整の留意点」掲載のために経営・税務相談Q&Aを休載すること、「ひよっこ料理人」「玄米せんせいの弁当箱」「家裁の人」の作者である魚戸おさむ氏インタビューなどを掲載することを確認しました。編集開始までの間、国会では衆議院解散の可能性が観測され始めているなど、情勢が流動的な点に対処するため、機関紙掲載記事の変更、差替えがなど柔軟な対応を図ることとなりました。

◆ホームページ関連

ホームページに関しては、引き続き歯科医療関連の医政ニュースや各部開催の講習会を掲載していくほか、その掲載件数そのものを増やす工夫をすることを確認し、11月13日(木)に開催される第14回理事会で各部に対してさらなる協力を呼びかけることとしました。また、歯と健康フォーラムの申込者225名(11月5日現在)のうち、35%に当たる79名がホームページのフォームからの申し込みであることも報告し、一般からの参加者がかなり協会ホームページを閲覧しているほか、この種の行事への参加者募集に関し、ホームページを活用することが有効な手段であると分析しました。

◆メディア懇談会の開催について

今年度の第4回メディア懇談会を11月14日(金)に開催します。出席を呼びかけたメディアの参加しかできませんが、今後は現在の専門誌中心だけではなく、範囲を広げていき右方向で検討していくこととなりました。なお、第4回懇談会は通算48回目に当たり、今年度最後の2015年3月開催時には、通算50回目を迎えます。メディア懇談会は、協会からの情報発信のみに留まらず、参加メディアから様々な指摘をいただいたり、歯科医療界の各種情報などを参加者が同じ視点で議論するなど、多彩な活動を行っております。

第7回広報・ホームページ部会を開催

第7回広報・ホームページ部会を開催

10月1日、第7回広報部会を協会会議室で開催しました。今回の部会の議論では、毎月発行している「東京歯科保険医新聞」の記事の書き方について、会員が読んですぐ分かるような書き方に努めるようにすること、各ページとも関連性ある記事で固めるように努めるとの指摘がありました。
その他、ホームページの記事をもっと提供する必要があること、新たに適格な通信員を増員すること…などが話題となりました。
また、新年号を見据えてのインタビュー候補者を絞り込み、有力3氏にアポイントを取り、実現に向けた交渉を始めることとしています。
11月号に関しては、秋の運動の集大成となるよう、10月23日開催の国会行動と「国民集会」を紙面に取り込むこと、最近公表された厚生労働省の医療費関連統計データのうち2012年度年計、2013年度年計について、特に歯科に関する全国と東京都部分を紹介することが指摘されています。