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「歯科外来診療環境体制加算」講習会を開催

「歯科外来診療環境体制加算」講習会を開催

  9月14日、協会・大会議室で「歯科外来診療環境体制加算」講習会が行われ41名が参加した。講師は、毎年同講習会で好評を得ている明海大学歯学部病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学第2分野教授の坂下英明氏。この講習会は、外来環の施設基準の届出を行う上で必要な、①偶発症に対する緊急時の対応、②医療事故、③感染症対策―の医療安全対策に係る講習会となっている。今講習会では、医事紛争や感染症対策などにつきさまざまな事例も紹介され、毎回参加者は熱心に聞き入っている。そのため、届出のみが目的ではなく、事例の学習のためのリピーターの先生も増えてきている。次回は2014年1月をめどに開催を検討中である。

歯科衛生士雇用も話題に/第3回メディア懇談会を開催

歯科衛生士雇用も話題に/第3回メディア懇談会 

協会は9月13日、第3回メディア懇談会を開催した。今回の話題は、東京都に提出した「平成26年度東京都予算等に関する要望」の内容のほか、10月末まで行われる「保険診療への消費税『ゼロ税率』を求める院長署名」と「いつでも、どこでも、誰もがお金の心配をせず『保険で良い歯科医療』の実現を求める請願署名」の署名2件の実施状況について。さらに、10月27日開催の「歯科決起集会」の紹介などが行われた。協会からは、呉橋美紀副会長と広報部長を兼務する藤野健正副会長、および事務局が参加した。

話題提供後の議論の中では、参加者から都立病院の歯科・歯科口腔外科が廃止されている現状や、歯科衛生士を雇用できない実情、院内技工の減少傾向、可能な範囲での歯科助手活用などについて意見が出された。これらの問題については、「看護師の再就職を行政がテコ入れしているように、退職した歯科衛生士が再就職できるような仕組みが必要」「モラルの問題以前に構造的な欠陥が横たわっている」「歯科診療報酬は低すぎることが問題」などの声があがった。

そのほか、共済部担当でもある呉橋副会長から、7年ぶりに募集再開となった保険医休業保障共済保険について説明が行われた。

第2回若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催しました

第2回若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催しました/8月24日:29名参加

 8月24日、協会会議室にて「日常の口腔外科 抜歯について~手際よく安全に抜歯を行うために~」をテーマに第2回若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催し、29名が参加しました。当日は、濱崎啓吾東京歯科保険医協会社保学術部担当理事が講師に立ち、自身の経験を元に、抜歯前の何をチェックすべきか、留意すべき臨床解剖、外科器具の基本的使用方法、トラブルへの対応などについて解説しました。また、抜歯の実際については、動画で自身の症例を紹介し、抜歯のポイントについて詳しい説明もありました。

 参加者からは「元口腔外科でしたが、その時に受けたかったと思うくらい要点を押さえていました」などの声がよせられ大変好評でした。次回は、9月19日に文京シビック小ホールにて、「保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう」をテーマに五十嵐順正氏をお招きし、第3回学術研究会を開催します。詳しくは、機関紙9月号(No.521)9・10面の「研究会・イベントのご案内」をご覧下さい。

東京歯科保険医協会では正職員2名を募集しています

東京歯科保険医協会では正職員2名を募集しています

東京歯科保険医協会(会長:松島良次)では、正職員2名を募集しています。

当会は、歯科保険医の経営や生活、権利を守り、国民の歯科医療と健康の充実、向上を図るための諸事業を行っています。事務局の職員はそのためのさまざまな活動を行います。

募集要項概要は以下の通りですが、詳細は当会のホームページをご覧いただき、トップページのバナー「正職員採用情報」をクリックしてください。

また、直接お電話【03―3205―2999】でもお問い合わせいただけます。応募締め切りは2013年8月31日(土)郵送必着です。

写真のビルに当会の事務所があります(東京都新宿区高田馬場1―29―8 新宿東豊ビル6F)。

【募集要項概要】

◆応募資格(①または②に該当する方)

 ①2011年4月以降に大学を卒業した方(27歳まで)

 ②経営・税務に関する相談業務経験者

◆勤務地(事業所所在地と同じ)

 ・東京都新宿区高田馬場1―29―8 新宿東豊ビル6F

◆給与等(東京都職員に準じる)

 ・大卒  月給18万2000円

 ・賞与  年2回

 ・交通費 実費支給

 ・社会保険完備

◆応募締切

 ・必要書類は郵送で本年8月31日(土)必着。

社会保障国民会議が最終報告書まとめる/官邸で安倍首相に提出

社会保障国民会議が最終報告書まとめる/官邸で安倍首相に提出

 社会保障制度改革国民会議は昨日8月6日、『社会保障制度改革国民会議報告書~確かな社会保障を将来世代に伝えるための道筋~』をとりまとめた。同会議の清家篤会長は、官邸で安倍晋三首相にこの報告書を提出した。

これを受けて政府は、改革全体を進める手順とスケジュールなどをまとめた「プログラム法案」要綱を今月21日までに閣議決定し、秋の臨時国会に提出する。プログラム法案が秋の臨時国会で成立すると、政府は次のステップとして介護、医療など個別の改革に対する検討を進め、2014年以降、関連法改正案等を逐次国会に提出することが予想される。

今回の最終報告書の中では、改革の前提は明らかに消費税増税となっており、これにより社会保障関連経費の財源を確保することとしている。また、医療や介護サービスを中心に高齢者や高所得者に負担増を求めるという。国民健康保険については、現行の市町村運営を都道府県に移管する。また、現行の介護保険制度の中の要支援者は保険対象外とし、市町村に委ねる。原稿では1割負担になっている70~74歳の医療費窓口負担を新たに70歳になる人から段階的に2割に引き上げるなどとしている。

第1回若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催しました

第1回若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催しました

 「根管治療の基礎~より成功率をあげるための根管形成を中心に~」をテーマに若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催し、21名が参加しました。当日は、本橋昌弘東京歯科保険医協会社保学術部部員が講師にたち、自身の臨床経験を踏まえ、開業医の視点から根管治療で大事なポイントを解説しました。また、根管治療で重要なラバーダムや根管形成についてはデモ講演も行われました。

 参加者からは「基本から今さら聞けないような事も聞くことができました」と大変好評でした。次回は、8月24日に「日常の口腔外科 抜歯について ~手際良く安全に抜歯を行うために~」をテーマに開催します。詳しくは「研究会・イベント」のページをご覧下さい。

9月19日(木)に五十嵐順正氏をお呼びして第3回学術研究会を開催します。

9月19日(木)に五十嵐順正氏をお呼びして第3回学術研究会を開催します。

 五十嵐順正氏(日本補綴歯科学会歯科補綴専門医・指導医・名誉会員、東京医科歯科大学歯学部元教授)をお呼びし、「保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう」をテーマに、文京シビック小ホールにて第3回学術研究会を開催します。ぜひご参加下さい。(詳しくは研究会イベントページ、もしくは東京歯科保険医新聞をご覧下さい)

第2回未経験スタッフ講習会を開催

第2回未経験スタッフ講習会を開催

7月22日、協会会議室で「未経験スタッフのための基礎講習」が開催された。講師は協会役員が務めた。参加人数は37名。4月22日に続き、今年度2回目の同講習会となっている。歯科業界での勤務経験のないスタッフの方を対象に歯科の基礎を知っていただくための講習会で、毎回人気の講習会となっている。教材は、スライドとデンタルスタッフのための歯科保険診療ハンドブック。また、診療所で覚えておきたい語句・略語というポケットサイズの単語帳も配布している。カルテの種類、保険証の見方、歯と歯周組織の構造や、歯式の読み方、むし歯の段階、むし歯の治療、歯周病の治療、欠損補綴(義歯、インプラント)についての講義。バキュームの操作方法、セメント練和などの動画などわかりやすいと好評をいただいている。

 

歯科医師出身議員は8名に

歯科医師出身議員は8名に

7月21日に行われた参議院選挙の結果、自民党の大幅な議席増となったが、歯科医療界の視点から見ると、今回の選挙で歯科医師出身の議員が新たに2名誕生し、落選した候補者を差し引くと、歯科医師出身議員は衆参両院で8名となった。与野党別では与党自民党6名、野党は2名で民主党1名、維新の会1名という状況だ。

 

【衆議院議員】

◆白須賀貴樹(しらすか  たかき):東京歯科大学卒

 1975年3月16日生まれ38歳/選挙区:千葉13区/政党:自民党/初当選年:2012年/当選回数1回(衆議院1回)

◆新原秀人(しんばら  ひでと):大阪大学歯学部卒

 1962年4月29日生まれ51歳/選挙区:比例近畿ブロック/政党:日本維新の会/初当選年2012年/当選回数:1回(衆議院)

◆比嘉なつみ(ひが  なつみ):福岡歯科大学卒

 1958年10月3日生まれ55歳/選挙区:沖縄3区/政党:自民党/初当選年:2012年/当選回数:1回(衆議院1回)

◆渡辺孝一(わたなべ  こういち):東日本学園大学卒(現:北海道医療大学)

 1957年11月25日生まれ56歳/選挙区:比例北海道ブロック/政党:自民党/初当選年:2012年/当選回数:1回(衆議院)

【参議院】

◆石井みどり(いしい  みどり):鶴見大学歯学部卒

 1949年6月23日生まれ64歳/選挙区:比例区/政党:自民党/初当選年:2007年/当選回数2回(参議院)

◆島村大(しまむら  だい):東京歯科大卒

 1960年8月11日生まれ53歳/選挙区:神奈川選挙区/政党:自民党/初当選年:2013年/当選回数:1回(参議院)

◆関口昌一氏(せきぐち  まさかず):城西歯科大学(現・明海大学)歯学部卒

 1953年6月4日生まれ60歳/選挙区:埼玉県/政党:自民党 /初当選年:2003年/当選回数3回(参議院3回)

◆西村まさみ(にしむら  まさみ):日本歯科大学卒

 1963年10月20日生まれ50歳/選挙区:比例全国区/政党:民主党/初当選年:2010年/当選回数:1回(参議院)

 内田剛也氏をお呼びし、第2回学術研究会を開催しました

 内田剛也氏をお呼びし、第2回学術研究会を開催しました 

 内田剛也氏(川崎市開業、日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)を講師に招き、第2回学術研究会を開催しました。今回は「歯周基本治療で改善しない原因と対応~フラップするとき、しないとき~」をテーマに、日常診療で良く行われる歯周治療について自身の豊富な症例を踏まえ、講演をして頂きました。当日はドクターのほか、スタッフと一緒にご参加された会員も多く、246名が参加しました。

 参加者からは、「素晴らしい臨床例をたくさん見せて頂いてよかったです」「歯周病治療において色々と再確認できてよかったです。」など声が寄せられ、大変好評であった。

 次回、8月には学術ベーシック講座を8月3日(土)・8月24日(土)に、また9月には五十嵐順正氏(日本補綴歯科学会歯科補綴専門医・指導医・名誉会員、東京医科歯科大学歯学部元教授)を講師にお招きし「保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう」をテーマに開催する予定です。詳しくは研究会のご案内ページをご覧下さい。

医科歯科連携は順調に進行中/第2回メディア懇談会で松島会長があいさつ

医科歯科連携は順調に進行中/第2回メディア懇談会で松島会長があいさつ

本年度2回メディア懇談会が7月12日、協会の会議室で開催した。今回でメディア懇談会の開催は通算40回目を迎えた。協会からは、6月20日の第41回定期総会で信任され就任2期目に入った松島良次会長、副会長で広報部長の藤野健正部長、および事務局が参加、メディアとのやり取りに当たった。

まず、2期目の会長に就任した松島良次会長が抱負を語り、会運営について「会員の利益、患者の利益、満足が得られないと意味がない」としたほか、協会の存在感については「保険診療がメインであり、良い治療が誘導されなければならない」と述べた。さらに医科歯科連携に触れ、その実現に向けてのこれまでの取り組み、さらに地域包括医療の中での歯科の役割に触れ、順調に成果を上げていることを説明した。具体的事例として、日常診療の中で口腔ケアの必要性を訴えながら医科関係者に理解を求めていくことや、睡眠時無呼吸症候群(SAS)については、単なるイビキというではなく、不整脈、多血症、虚血性心疾患、脳血管障害、糖尿病などの動脈硬化性疾患の危険因子であることへの注意を促し、引き続き啓蒙、啓発を進める必要があることを強調した。

一方、メディアとの懇談に入ると、患者トラブルが俎上にのり、「患者トラブル多発の背景には、歯科医師から患者側に対し、充分な説明ができていないことが大きな原因ではないか」「患者さんが何を求め、要望しているのかニーズがつかめていない」「若くして開業した先生や若いスタッフでは、患者トラブルやクレーマー対策が難しいのではないか」「ロールプレイングを取り入れた講習会も経年的に行うことで、参加する会員とスタッフからの見え方、理解も進むのではないか」といった意見が述べられた。

 

国立国際医療研究センター病院にも周術期ポスターを掲示

国立国際医療研究センター病院にも周術期ポスターを掲示

 

7月9日、協会作成の周術期ポスターを新宿区戸山町の独立行政法人国立国際医療研究センター病院歯科・口腔外科外来の入口付近に掲示していただきました。ポスター掲示には協会の濱﨑啓吾理事が赴き、歯科・口腔外科の丸岡豊科長とともにスナップ写真も撮影しました。

風しんなどの対策訴えワクチンパレード実施/子ども支援ネットワーク主催

風しんなどの対策訴えワクチンパレード実施/子ども支援ネットワーク主催

 

子ども支援ネットワークの主催、NPO法人VPDを知って子どもを守ろうの会、風疹の流行を止めよう緊急会議、ポリオの会、東京保険医協会などの賛同による『風疹の流行を止めて!妊婦さんとお腹の赤ちゃんを守って!「風しんの臨時予防接種等の実現を求める7・4ワクチンパレード」』が本日午前11時から港区六本木の三河台公園から千代田区の日比谷公園にかけて実施されました。

このパレードでは、風しんの流行を抑え、成人男性を含めての風疹ワクチンの接種を訴え、政府に対しても緊急対策を求める目的で行われたもので、協会からも3名が参加。パレード参加者は100名以上に上った。

歯科保険医協会4会長対談を実施/各地の取り組みや課題などで交流深める

歯科保険医協会4会長対談を実施/各地の取り組みや課題などで交流深める

 

協会は6月29日(土)、歯科保険医協会4会長対談を実施した。対談には、全国の保険医協会・医会のうち歯科単独で組織する4協会、すなわち4協会とは、東京歯科保険医協会(松島良次会長)、京都府歯科保険医協会(林光一理事長)、大阪府歯科保険医協会(小澤力理事長)、福岡県歯科保険医協会(大崎公司会長)の4協会の会長が参加した。

当協会の藤野健正副会長・広報部長が司会を務め、最近の医療・歯科医療、社会全般、経済などの諸問題のほか、指導・監査問題、会員拡大対策、消費税と医療機関など各協会の取り組みや課題、開業歯科医師にとって強い関心事などを話題に、約2時間にわたり思うところを語り合った。終了後に場所を変えてさらに熱い議論が重ねられた。

内田剛也氏をお招きし、7月18日(木)に学術研究会を開催します。

 内田剛也氏をお招きし、7月18日(木)に学術研究会を開催します。

 

 内田剛也氏(川崎市開業、日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)を講師にお招きし、7月18日(木)に文京シビック小ホールにて、第2回学術研究会を開催致します。ぜひ、ドクターだけでなく、歯科衛生士の方など診療所のスタッフみなさまでご参加下さい!

 

【テーマ】

歯周基本治療で改善しない原因と対応 -フラップするとき、しないとき-

【抄録】

中等度以上に進行した歯周炎では、歯周基本治療後も歯周組織の改善がみられず、歯周外科手術が必要となるケースも少なくありません。しかし、手術後も改善がみられず、対応に苦慮した経験をお持ちの先生もいらっしゃるのではないかと思います。

 歯周炎は歯周病菌の感染が主たる原因ではありますが、全身的および歯科的なリスクファクターの考慮が必要です。そして、歯周基本治療時には、治療に対する歯周組織の反応を観察し、原因となるリスクファクターを診断・治療することで、歯周外科手術前に歯周組織が改善し易い環境を準備する必要があります。

 今回の発表では歯周基本治療と歯周外科の意義について再考してみたいと思っています。

【講師】

内田剛也 氏 (川崎市開業、 日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)

【日程】

7月18日(木)午後7時~9時30分

【会場】

文京シビック小ホール(住所:東京都文京区春日1-16-21/電話:03-5803-1100)

【交通】

JR中央線・総武線水道橋駅徒歩8分、メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅徒歩3分、都営地下鉄三田線・大江戸線春日駅徒歩3分

【参加費】

①東京歯科保険医・協会会員 :無料(同伴者は1名につき1,000円) 、②東京歯科保険医協会・未入会員 :8,000円

【予約】不要。当日は会員証を受付にご提示下さい。

 

第1回学術研究会を開催しました

第1回学術研究会を開催しました 

 大谷一紀氏(台東区開業、日本補綴歯科学会専門医)を講師に招き、第1回学術研究会を開催しました。当日は176名が参加。今回は「シンプルな積層充填で行うダイレクトボンディング~色(明度)・形態・表面性状の調和~」をテーマに、日常診療で良く行われる充填について補綴的な見地からさらに審美性を追及した講演をしていただきました。当日は充填の基本的な考え方の他、講師による充填のデモンストレーションも行われました。

 参加者からは、「今まで知らなかったテクニックも分かりやすく解説・デモをしていただき、明日から早速臨床で試してみます。」「来てよかったです。明日から役立つとてもいい講演でした。」「内容も濃く、本当に良かったです。ありがとうございました。」など声が寄せられ、大変好評であった。

 次回は7月18日(木)に内田剛也氏(川崎市開業、日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)を講師にお招きし、「歯周基本治療で改善しない原因と対応~フラップするとき、しないとき~」をテーマに開催予定です。詳しくは研究会のご案内ページをご覧下さい。

新会長・役員全員を承認/第41回定期総会を開催し議案6本承認

新会長・役員全員を承認

第41回定期総会を開催し議案6本承認

 

昨日6月20日、第41回定期総会を新宿区高田馬場の協会会議室で開催した。役員改選では、会長、副会長、理事ほか22名を選出、顧問2名と事務局長も承認された(写真は新役員の集合写真)。

今回は、去る3月23日に「医科・歯科会員1万人達成記念祝賀会」、5月11日には当協会の「創立40周年特別企画」を開催し、今後の活動への新たな弾みがついた後に開催される総会であること、さらに2年に一度の役員改選の年に開催する総会であることから、役員はもとより一般会員からも関心の高い総会となり、メディアからも3社が取材に訪れた。

予定されていた議案6本は、担当役員の説明に基づき審議・検討が加えられ、すべて承認された。決議文全文は、当ホームページの「理事会声明」コーナーをご覧ください( 東京歯科保険医協会 ≪ 理事会声明 )。

なお、承認された役員ほかは、以下の通り。

★新役員一覧(順不同、敬称略)

【会 長】松島良次(目黒区)

【副会長】呉橋美紀(大田区)、濱克弥(千代田区)、藤野健正(渋谷区)、森元主税(北区)、矢野正明(板橋区)1986年3月

【理 事】加藤開(豊島区)、川戸二三江(渋谷区)、定永健男(中央区)、高山史年(豊島区)、竹田正史(江東区)、坪田有史(文京区)、中川勝洋(港区)、橋本健一(東村山市)、馬場安彦(世田谷区)、濱﨑啓吾(練馬区)、半田紀穂子(台東区)、茂木伸夫(文京区)、山本鐵雄(大田区)、横山靖弘(港区)

【監 事】浅井武彦(新宿区)、南條芳久(渋谷区)

【顧 問】渡辺吉明(新宿区)、山本道枝(大田区)

第41回定期総会速報②議案6本をすべて承認/決議案を採択

第41回定期総会速報②

議案6本をすべて承認/決議案を採択

 

第41回定期総会の全議案が承認されました。最終議案「第6号議案:決議採択の件」も先ほど満場一致の拍手をもって採択されました。取材に訪れていたマスコミ3社・3名にも決議を配布し、広く歯科医療界、さらに国民への発信を託しました。決議は以下の通りです。

第41回定期総会  決 議

 安倍首相はTPP交渉参加を決定した。TPPは、農業だけではなく、薬価決定過程への製薬企業の参加と新薬の特許強化、混合診療や営利企業の病院経営の解禁等、医療分野についても懸念がある。我が国が世界に誇る国民皆保険制度が崩壊する危険性をはらんでいる。

 また、社会保障制度改革国民会議では、「自助・共助・公助」と社会保障の原則を変質させる論議がなされている。「消費増税に見合った社会保障改革」など、消費税増税と社会保障の縮減を両輪に国民に負担増を要求してくる。歯科医師の3人に1人がワーキングプアと言われているほど歯科医療機関の経営は深刻であり、消費税増税が行われれば、歯科医療機関は更に疲弊し、地域医療の崩壊につながることも懸念される。これらの情勢は私たちに、社会保障改悪や国民負担増の動きに反対する運動を強化することを求めている。

私たちは医療に携わる立場から、社会保障制度の理念を矮小化し、さらには医療を営利追求できる市場として開放しようとする動きに反対し、さらに国民や医療従事者が安心できる医療制度・社会保障制度を守るため、下記事項を速やかに実現するよう求めるものである。

一、保険診療にゼロ税率を適用すること。

一、消費税率の引き上げを直ちに中止し、目的税化を行わないこと。

一、TPPへの交渉参加を直ちに撤回すること。

一、 高点数による集団的個別指導を止め、不当な個別指導、監査を改めること。

一、後期高齢者医療制度を廃止すること。

一、当面18歳までの医療費助成を行い、速やかに患者窓口負担を『ゼロ』にすること。

一、保険診療の充実をはかること。

以上、決議する。

 

2013年6月20日

東京歯科保険医協会第41回定期総会

第41回定期総会速報①/会長あいさつ

第41回定期総会速報①/会長あいさつ

当協会の第41回定期総会が午後6時から始まりました。冒頭では松島良次会長(写真)がこの2年間の任期を振り返りつつ、最初の1年間は初めてのことがたくさんあったこと、今後の方向性については、現状維持や新たなチャレンジなどについてこの総会の場で議論していただきたい―とあいさつしました。

 現在もなお審議中です。

第41回定期総会間もなく開会/午後6時~8時まで

第41回定期総会間もなく開会/午後6時から8時まで

 当協会の第41回定期総会が、間もなく午後6時から開会します。写真は会場の準備中の風景です。定期総会議案書にありますように、2012年度活動報告・決算報告の承認、2013年度活動計画案・予算案の承認のほか、役員改選などを行います。さらに、保険診療へのゼロ税率適用、消費税引き上げ注視、TPP交渉参加撤回などを求める「決議(案)」を諮ります。

今総会は、さる3月23日の「医科・歯科会員1万人達成記念祝賀会」および5月11日の「東京歯科保険医協会創立創設40周年記念特別企画」を着実に終了させた上での開催となっており、その位置づけに着目したマスコミも4社が取材を予定しております。

スタッフ全員で共有したい医療接遇セミナー

スタッフ全員で共有したい医療接遇セミナー

6月10日、文京シビック小ホールにてANAビジネスソリューション(株)のインストラクター上倉直美氏を講師に招き第1回ドクター・スタッフ講習会「信頼をとどける医療接遇セミナー」が、開催され、234名が参加した。講師の上倉氏は、医療接遇の基本として、第一印象の重要性、立ち居振る舞いや言葉遣いの具体例など多彩な内容をスライドにて説明された。また、講義の合間にペアーワークの時間が設けられており、参加者同士で互いに笑顔のチェック、お辞儀の仕方などを行うことで、楽しみながら実践的な接遇を学ぶことができる。アンケートからは、「明日からすぐに実践していける内容だった。」「実実践があり、メリハリがあって飽きさせない感じでした。実際の経験した話もきけて分かりやすかったです。」など多くの声が寄せられた。

 

第3・4回学術研究会のタイトルと学術ベーシック講座の日程が決まりました

第3・4回学術研究会のタイトルと学術ベーシック講座の日程が決まりました

◆学術研究会:第3・4回の学術研究会のタイトルが以下のように決定しましたのでお知らせします。ぜひ、ご参加ください。

 ・第3回:保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう

 ・第4回:ここだけは知りたい!有病者の歯科治療

 

◆学術ベーシック講座:また、昨年度好評だった若手歯科医師向け学術ベーシック講座を今年度も開催いたします。今年の日時、タイトルは以下の通りです。詳細は、当協会の機関紙7月号、本ホームページなどでご案内いたします。若手の先生で、歯内療法や抜歯について深く勉強されたい方は、ぜひ、こちらにもご参加ください。

 ・第1回:8月 3日(土)午後7時~9時/会場→東京歯科保険医協会会議室

      テーマ「歯内療法について(仮題)」

 ・第2回:8月24日(土)午後7時~9時/会場→東京歯科保険医協会会議室

      テーマ「抜歯について(仮題)」

 

 

医科協会練馬支部例会で交流深める/テーマの柱は医科歯科連携

医科協会練馬支部例会で交流深める/テーマの柱は医科歯科連携

 

6月6日に開催された東京保険医協会の練馬支部例会に、当協会からは組織部担当の森元主税副会長、濱崎啓吾理事、本橋昌宏組織部員を含む9名が参加した。医科協会の参加者は8名。医科協会の佐々木明練馬支部長のあいさつに続き、森元副会長が写真のように当協会作成のポスターを参加者に供覧した後、周術期口腔管理のポイントについて説明した。例会のテーマと講師は以下のとおりである。

 ①千葉県保険医協会の三辺正人先生による「医科歯科連携による歯周病と糖尿病スクリーニングの実施と有用性評価に関する調査研究」、

 ②東京保険医協会理事の申偉秀先生の「睡眠時無呼吸症候群(SAS)における医科歯科連携」。

SASに関しては、当協会の濱崎理事からも講習会の受講者の状況と今後の予定、名簿登載の流れなどについて参加者に説明した。医科歯科両協会の会員から多くの質問が寄せられ、活発な討議が行われて充実した例会となった。

終了後、医科歯科両会員から感想をうかがうと、「近所に歯科の先生の知り合いができ、うれしい。OA装置のことなどいろいろ教えてもらいたい」「SAS連携の名簿をみて、近くに歯科の先生がいることは知っていたが、やはり、実際にこうしてお会いして、話しのやりとりをして、名刺を交換し、面識ができたほうが良いと感じた」「医科の先生が歯科のSAS治療について把握していることがわかり、今後の連携の際の参考になった」「SAS連携、歯科でのSASについて、医科サイドからいろいろな治験が紹介され、たいへん驚いた」など、さらに交流が深まり医科歯科の連携が着実に進んでいく感触が得られた。

新規開業医講習会を開催します/6月30日と7月7日の両日:指導相談・患者トラブル等の相談に対応した協会ならではの講義

新規開業医講習会を開催します

6/30と7/7の両日:指導相談・患者トラブル等の相談に対応した協会ならではの講義を2日にわたり開催

 

会員の先生方から「最近の新規指導について知りたい」「保険診療の内容を知りたい」「カルテ記載はどうしたらよいのか」といった声や、患者とのトラブルについてのご相談が多く寄せられています。こうした声にお応えして、新規開業医講習会を開催いたします。新規開業の先生方がきちんとした保険診療を行い、医院を円滑に経営してくための内容が満載となっております。ぜひご参加をご検討ください。

 

     2日間

     コース

6月30日(日)

7月7日(日)

10時~16時

10時~16時

講義

内容

 (午前)

  ○審査・指導

  ○保険点数

   ○症例に基づいたカルテ記載

講義

内容

 (午後)

  ○保険点数

  ○患者トラブル対応とその予防

 

参加費

 (2日分)

  協会会員 13,000円 未入会の先生30,000円

   ※両日のご参加が原則となります。

   ※参加費には資料・食事代が含まれております。

会場

東京歯科保険医協会・会議室

JR・地下鉄東西線 高田馬場駅下車 徒歩5分

申込

東京歯科保険医協会   担当:組織部(℡:03-3205-2999)

定員45名/定員に達し次第締め切り

 

 

 

新会員証を議案書とともに送付しました

新会員証を議案書とともに送付しました 

現会員証の有効期限が2013年6月末に迫りました。これに伴い、新会員証をお届けします。新会員証は6月20日(木)開催の第41回定期総会議案書に同封して発送しており、6月1日前後から順次、お手元に届きます。本年7月からは旧会員証は使用できなくなりますのでご注意ください。

なお、研究会等の参加には会員証の提示が必要ですので、必ずご持参ください。

談話/都議選にあたって

談話/都議選にあたって

6月に東京都議会議員選挙(14日公示、23日投票)が実施される。今回の都議選は大きな争点はないと言われているが、長引くデフレ経済のもと、勤労者の所得は13年連続減少を続け、国保の滞納世帯は全世帯の23%を占めるなど、都民の生活は大変厳しいものとなっている。そうした中で必要な歯科医療も受けることができない状況が広がっている。

また「石原都政下では老人福祉手当や老人医療費の助成の廃止などを行い、それを引き継いだ猪瀬都政もそれを継承している。都の決算では老人福祉費の比率が全国でも下位に落ち込むなど高齢者の医療・福祉予算が削減されてきている。東京都内は現在、全国の中でも高齢化率が高く、しかも独居高齢者が多いのが特徴であり、今後の高齢化への対応が特段に求められている。都議選を機に在宅歯科診療への支援や歯科口腔保健法の具体化、18歳までの医療費助成制度の創設など積極的な施策提案が期待される。

都議選は、参院選直前に行われる選挙で、安倍首相も「准国政選挙」と位置付けるほど重要な選挙である。選挙結果は国政に大きな影響を与える。こうした都民と歯科開業医の要求の実現を進める機会ともなり、社会保障制度の充実を進める候補者を選択することを呼びかけたい。

 

2013年5月24日

東京歯科保険医協会政策委員長

南條芳久

ゼロ税率求め衆参国会議員へ984名分の要望書手渡す

ゼロ税率求め衆参国会議員へ984名分の要望書手渡す

 

5月16日保団連の国会行動に森元主税副会長、高山史年理事、山本道枝顧問および事務局が参加し、医療への「ゼロ税率」適用を求める会員署名984名分と寄せられた会員の声を東京選出の衆参国会議員に届け、ゼロ税率適用の必要性を訴えた。また、TPPの参加表明撤回を求める松島良次会長の談話を手渡し、交渉参加しないよう求めた。

この日は本会議が開かれ、阿部知子衆院議員と田村智子参院議員を除きすべて秘書対応となったが、会員の中には「もし、このまま消費税が10%になった場合には閉院を考えている」と明言する歯科医師がいることを説明すると、真剣に耳を傾ける秘書も多く、粘り強く訴えることが大切だと実感した。

創立40周年特別企画に300人以上が参加/7つのテーマで研究会を同時開催

創立40周年特別企画に300人以上が参加

7つのテーマで研究会を同時開催

レセプションでは各種景品を参加者に進呈

<雨天にもかかわらずご参加いただきありがとうございました>

 

5月11日、協会は千代田区平河町の「都市センターホテル」において創立40周年を記念したイベントとして合同研究会と記念レセプションを開催し、会員・スタッフ合わせて300人以上が参加しました。合同研究会は、歯科医師・スタッフの関心に合わせた7つのテーマで同時に開催するという協会としては画期的な企画で、いずれの会場においても参加者が熱心にメモを取る姿が見られました。

記念レセプションの司会は女優であり会員でもある一青妙先生が務め、華やかな雰囲気のもとで進行しました。この中で協会の40年の歩みをスライドで紹介したほか、40周年を記念した協会のロゴマークの発表を行いました。

このほか歯科関連企業17社が出展するデンタルショーを同時に開催し、多くの参加者が熱心に展示に見入っていました。出展企業を中心に各社から提供された歯科関連器材などが当たる抽選会を開催し参加者に楽しんでいただいたほか、東日本大震災被災地支援の一環として宮城県産野菜の即売会を行うなど、盛りだくさんの企画内容に参加者から大変喜ばれました。

☆なお、研究会会場内の写真(スタッフ教育部主催「伝えたい 私たちのこだわり」)レセプションの司会の一青妙先生の写真と記事は「協会ニュース」「社保・学術部」「経営・税務部」「共済部」「組織部」「スタッフ教育部」「地域医療部」「政策委員会」「運動本部」「広報部」の各コーナーをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日はあいにくの雨でお足元の悪い中でしたが、ご参加いただいた方々には厚く御礼を申し上げます。40周年特別企画終了もつかの間、協会では目下、6月20日(木)に行われるます第41回定期総会の準備を進めています。ぜひこちらのご参加もお願い申し上げます。

TPP問題などを議論/第1回メディア懇談会を開催

TPP問題などを議論/第1回メディア懇談会を開催

5月10日、協会会議室で2013年度第1回メディア懇談会を開催。参加は4社・4名。協会からは、広報部長を務める藤野健正副会長と森元主税副会長、さらに事務局が参加した。

今回の話題は、消費税増税と協会が主張している「医療機関への消費税ゼロ税率課税」について、会員署名の状況を紹介しつつ触れたほか、翌11日開催の協会創立40周年特別企画の取材案内などを行った。さらに、TPP交渉参加への抗議の意を込めた会長談話も、改めて紹介した。

参加各メディアからは、TPPは本来の趣旨は貿易の自由化のはずだが、医療、金融、政府調達といた幅広い分野を包含しており、単なる貿易自由化協定ではない。しかも、内容がまるでアメリカンスタンダードになっていることや、医療については混合診療解禁が強く求められるのではないかといった懸念が指摘された。また、仮に日本がTPPに加盟したとしても、米国が現在日本向けに設定している製品販売価格を、TPP加盟国で販売しているのと同じ低価格(例えば、日本での価格が、某国で5分の1で販売されているようなケース)に改めることは、到底考えられないのではないかといった意見も出された。

40周年合同研究会 「これから求められる高齢者歯科医療」

「これから求められる高齢者歯科医療」

 

先生方、診療所に来院される高齢患者さんをどのように診ていますか?

「○○さんは、最近、足元がふらついているが、いつまで来院できるのかなぁ」「まだ治療の途中だが、来なくなったなぁ」とか、思い悩みながら診療していませんか?

 

40周年の企画では、そのような悩みに対する処方箋について、話題提供し、先生方と共に考えてみたいと思います。

外来から訪問診療への窓を開くことが、今、求められています。

【講師】

日大通り歯科医院(世田谷区)馬場安彦:理事/地域医療部長

森元歯科医院(北区)森元主税:副会長/地域医療部担当