地域医療部

第39回保団連医療研究フォーラム 分科会・ポスターセッション演題募集

第39回医療研究フォーラムが、愛媛県保険医協会を主務協会として、9月22日(日)~23日(月・振替休日)に、松山市のANAクラウンプラザホテル松山で開催します。

メインテーマは、「白衣にヒューマニズムを 時代に聴診器を~せっかくやけん 道後温泉におはいりなもし~」です。


 つきましては、分科会・ポスターセッションの演題を別紙の通り募集いたします。例年通り、6テーマの分科会とポスターセッション、各15演題、合わせて105演題を募集します。

演題発表にご協力いただける先生を募集しています。必要な事項を記載の上、Googleフォームにてお申し込みください。必要な条件を満たせば、協会規定に沿って、参加費・交通費等を協会負担とさせていただきます。

募集要項は 第39回医療研究フォーラムについて をご確認ください。

分科会・ポスターセッションの演題募集の1次締め切り
【5月25日(土)】

 

【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】第8回「安易に引き受けた歯科訪問診療の始まり」(地域医療部部長・森元主税)

 「歯科訪問診療をはじめようと思っているが、具体的なイメージがつかめない」「歯科訪問診療をしている先生はどのように行っているのだろう?」―。
 先生方は、訪問診療でお悩みではないですか?地域医療部担当役員や部員、会員の先生らが印象に残った訪問診療の経験や患者との診療のエピソードをコラムにして紹介します。他の先生がどのように訪問診療をしているのか。実際の訪問診療のイメージをつかみ、日々の診療に活かしていただければ幸いです。
 今シーズンの最終回に当たる今回は、苦節三十数年、歯科訪問診療に対し心血を注いでいる森元主税地域医療部部長が、初めて訪問診療を行なった時の忘れ得ぬエピソードを紹介します。

連載【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】バックナンバーはこちら

【第8回】地域医療部部長/森元主税

診療所から歯科訪問診療に出発する筆者

安易に引き受けた 歯科訪問診療の始まり

  たまに来院する高齢患者の子息より、連絡があった。「入れ歯の具合が悪いが歩いて行けない」とのこと。総入れ歯の調整だったので、患者宅でもできるだろうと安易に「訪問診療しましょうか?」と提案したところ、「ぜひとも来ていただきたい」と言われたため、初めての訪問診療に出向いた。
 診療場所は患者宅のベッドの上。口腔内の視野が暗く、義歯の粘膜面の痛い部分がよく見えないため、家族の方に懐中電灯で口腔内を照らしてもらった。当時は持ち運び用の切削器具などはなく、10㎏はあろうという重量の技工用エンジンを自転車に積んで行った。義歯のレジン切削片の粉塵で部屋を汚さないように、新聞紙を広げた玄関を作業場所とし、下顎の内面1カ所の調整と全体的な咬合調整に約1時間を費やしたが、何とか痛みを除くことができた。帰り際にベッドの上で調整した入れ歯を入れた患者さんから「先生、ありがとう」とひと言。かなり疲れたがこの言葉だけで「訪問診療をやって良かった」と思えた。現在まで歯科訪問診療の依頼を引き受けてきたのは、こうした患者さんの言葉があったからであった。今から三十数年前のできごとである。
 あれから年月は経ち、2000年に介護保険が制度化されたこともあったため歯科の訪問診療も認知され、ずいぶん行きやすくなった。歯科訪問診療を続けていると在宅に関わる他職種の人たちとも顔見知りになり、訪問件数も増え、訪問診療の器材なども徐々に充実してきた。
 当時の高齢者の口腔内のほとんどは無歯顎で、在宅での治療内容は義歯関連が多かったが、現在は残存歯数も多く治療内容は外来と同様なケースも見受けられる。
 診療所での治療のほうが楽ではあるが、外来受診の高齢者もいずれ通院困難となる。段取りを整えた上で、通院しなくなった高齢の患者さんをリストアップして、直接、連絡してみてはいかがだろうか。先生からの連絡を待っているかもしれない。
 今次改定において、歯科訪問診療料1の算定要件だった20分の時間要件がなくなり、在宅への歯科訪問診療はより行いやすくなると思う。ぜひ、訪問診療に踏み出すきっかけとしてほしい。

「東京歯科保険医新聞」2024年4月1日号(第649号)5面掲載

携行機器類

患者宅で義歯調整する筆者(診療所と訪問先で撮影)

【~先生の一歩につなぐ~私の歯科訪問診療】第7回「噛める=食べられる」ではないことを死をもって教えてくれた患者さん(地域医療部担当理事・松島良次)

 「歯科訪問診療をはじめようと思っているが、具体的なイメージがつかめない」「歯科訪問診療をしている先生はどのように行っているのだろう?」―。
 先生方は、訪問診療でお悩みではないですか?地域医療部担当役員や部員、会員の先生らが印象に残った訪問診療の経験や患者との診療のエピソードをコラムにして紹介します。他の先生がどのように訪問診療をしているのか。実際の訪問診療のイメージをつかみ、日々の診療に活かしていただければ幸いです。
 今回は、地域医療部担当の松島良次理事のエピソードです。20年来のメインテナンス中の患者さんが通院困難に。依頼を受けて赴いた歯科訪問診療で経験したこととは―。

連載【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】バックナンバーはこちら

【第7回】地域医療部担当理事/松島良次

『噛める=食べられる』ではないことを死をもって教えてくれた患者さん

 20年ほど当院に通われていた患者さんが、通院困難となり、歯科訪問診療の依頼を受けました。自宅へ伺ったところ、ちょうど食事の時間だったので、その様子を観察していました。お肉を噛んでいましたが、なかなか飲み込もうとせず、そのうちに口から出してしまいました。「なぜ、飲み込まなかったのか」と患者さんの奥様に尋ねると、「食べ物を飲み込むとすごくむせてしまうので、主治医の先生から止められている」とのことでした。それでも、噛む感触は味わわせてあげたいので、噛んで吐き出す食事を続けていたそうです。私は、外来で「ちゃんと噛めていますか?」とよく問診していましたが、噛めていても、食べられない人がいることに、初めて気が付きました。歯科訪問診療をしていなければ、一生気がつかなかったかもしれません。
 この患者さんの嚥下訓練は、言語聴覚士の方々が行っていました。「最期まで口から食べさせたい」なんて歯医者の妄想でしかないと思い知らされました。外来では、歯や歯肉、咬合関係は診ているけれど、肝心の嚥下は患者さんの主観に任せていました。この患者さんは、最期は胃ろうとなり亡くなってしまったのですが「嚥下を診ない歯医者は歯科医師にあらず」と言われたような気がしました。
 歯科訪問診療に行くと、患者さんの本当の生活がわかります。はじめから嚥下を診るのは難しいですが、その気持ちが大切だと思っています。まずは食事風景を観察するところから始めましょう。
 寒暑風雨でも、この坂道を登って通院してくれた患者さんの思いを足腰で感じて、今度は代わりに我々が、感謝の意を込めて居宅まで足を運びましょう。

「東京歯科保険医新聞」2024年3月1日号(第648号)8面掲載

【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】第6回(地域医療部担当理事・橋本健一)

 「歯科訪問診療をはじめようと思っているが、具体的なイメージがつかめない」「歯科訪問診療をしている先生はどのように行っているのだろう?」―。
 先生方は、訪問診療でお悩みではないですか?地域医療部担当役員や部員、会員の先生らが印象に残った訪問診療の経験や患者との診療のエピソードをコラムにして紹介します。他の先生がどのように訪問診療をしているのか。実際の訪問診療のイメージをつかみ、日々の診療に活かしていただければ幸いです。
 今回は、地域医療部担当の橋本健一理事のエピソードです。初めての歯科訪問診療でのできごととは―。

連載【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】バックナンバーはこちら

【第6回】地域医療部担当理事/橋本健一

 初めて歯科訪問診療を実施したのは、30年以上前のことだったと思います。近隣の中規模病院に勤務している看護師を通して、何度か当院を受診されていた入院中の患者さんから入れ歯の具合を診てほしいとの依頼があり、「入れ歯の状態を診るだけなら」と軽い気持ちで引き受けることにしました。翌日の昼休み時間中に病室を訪問することとし、担当の看護師には必ず同席してほしいと伝えました。
 それまで、歯科訪問診療のことなどまったく念頭になかったので、それ用の特別な器具など持ち合わせておらず、基本セットのみを持参しました。患者さんは上下無歯顎の80代女性で寝たきりの状態で、発語や意思疎通にやや問題があるものの、病状は安定しているとのことでした。
 口腔内を診ると粘膜に異常はないものの、顎堤の吸収が進行して上顎総義歯が開口しただけで外れてしまう状態でした。まずは直接法での床裏装をしてみようと思い、翌日に口腔内で直接裏装することを告げて、上顎総義歯を持ち帰りました。診療所で義歯床粘膜面を一層削除したうえで、翌日、直接法で裏装をしました。再び義歯を持ち帰り、余剰部分の削合や研磨、ポストダムの付与などをしました。次の日に装着してみると、とりあえず安定が得られ痛みもないようだったので、義歯の取り扱い管理方法などを伝えて帰りました。
 その後、担当の看護師から「以前よりも食事しやすくなった」との連絡があり、とりあえずはこのまま様子をみたいとのことなので、一応終了としました。
 初めての歯科訪問診療ゆえ、いろいろと思慮が足りなかったなと思いますが、看護師からの報告を受け、「訪問して良かった」と感じました。
 まだ歯科訪問診療を行なったことのない先生、どうしたものかと足踏みをしている先生も、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

「東京歯科保険医新聞」2024年2月1日号(第647号)8面掲載

【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】第5回(地域医療部担当理事・池川裕子)

 「歯科訪問診療を始めようと思っているが、具体的なイメージがつかめない」―。先生方は、歯科訪問診療でお悩みではないでしょうか?地域医療部担当役員や部員、会員の先生が印象に残った訪問診療の経験や患者とのエピソードを本コラムにて紹介します。
 今回は、地域医療部担当の池川裕子理事です。「訪問して良かった」―。そう振り返る認知症患者とのエピソードとは。

連載【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】バックナンバーはこちら

【第5回】地域医療部担当理事/池川裕子

 ある日、「食事ができなくなってしまったお母さんの口の中を診てほしい」とご家族から依頼がありました。急に食べることができなくなったため、最初は医科を受診したとのこと。しかし医師からは、「医科ではないと思う。歯に問題があって食べられないのではないか?」と言われ、歯科に連絡したそうで、その時初めて〝歯科訪問診療〟の存在を知ったといいます。
 口の中を診たところ、右下6番の動揺が強いため痛みが生じ、食事ができなくなってしまったのだと考えられました。認知症により、痛みを訴えられなかったようです。高血圧や糖尿病の疾患もあるため、主治医に全身状態の確認を行い、抜歯の許可を得ることができました。
 右下6番は指でも抜ける状態だったため、抜歯後の止血も5分以内で終えられました。抜歯後は痛みもなくなり、その日からお食事をすることが可能になったそうです。

歯の状態に気付かなければ一生食べられずに…

 もし、この方の歯の状態に気づかなければ、食べられないままお亡くなりになっていた可能性もあります。歯科が介入することにより再度食べられるようになり、歯科医師として「訪問診療をして良かった」と感じました。複数の疾病を持たれている方の抜歯は「怖い」と思われる先生が多いと思います。事前に主治医と連携を取り、全身の状況を確認することで安全に治療に取り組むことができると考えました。
 外来とは異なる歯科訪問診療の奥深さに、多くの先生が共感していただくことを願っています。

「東京歯科保険医新聞」2024年1月1日号(第646号)8面掲載

【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】第4回(地域医療部担当理事・高山史年)

 「歯科訪問診療をはじめようと思っているが、具体的なイメージがつかめない」「歯科訪問診療をしている先生はどのように行っているのだろう?」―。
 先生方は、歯科訪問診療でお悩みではないでしょうか?地域医療部担当役員や部員、会員の先生が印象に残った訪問診療の経験や患者とのエピソードをコラムにして紹介します。他の先生がどのように訪問診療をしているのか。実際の訪問診療のイメージをつかみ日々の診療に活かしていただければ幸いです。
 今回は、地域医療部担当の高山史年理事です。社会貢献の側面から歯科訪問診療をどう捉えるべきか―

連載【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】バックナンバーはこちら

【第4回】地域医療部担当理事/高山史年

 81歳の患者さんの歯科訪問診療の体験をお話しします。その患者さんは誤嚥性肺炎により入退院を繰り返している方で、担当のケアマネジャーから紹介される直前に、退院時に胃ろうを増設されていました。
 初めて訪問した際は口腔機能の改善が必要な状態でしたが、治療計画を立て頸部聴診や舌圧計なども使い診療し、さらに歯科衛生士による口腔衛生管理と粘膜マッサージの実施を続けると、口腔機能や口腔衛生状態も改善していきました。
 繰り返し訪問し、これを重ねることで、患者さんはプリンやゼリーなど嚥下しやすいものを摂取できるようになり、数カ月後には好物のスルメイカも噛めるようになりました。さらにその結果、誤嚥性肺炎を起こすこともなくなり、「好きな食べ物を食べることができる」と患者さんは大変喜んでいました。
 この患者さんとの治療の経験をきっかけに、歯科訪問診療の重要性をスタッフと再認識することができました。超高齢社会における医療・介護の中で、歯科訪問診療の需要が増加しています。特に、誤嚥性肺炎を予防するための歯科治療が求められているのです。
 我々が歯科訪問診療に取り組むことは、専門性を活かした社会への貢献として大きな意味を持ちます。歯科訪問診療を通じて、高齢者の生活の質の向上に寄与することは、歯科医師にとって非常に重要な使命だと思います。
 在宅医療が重視されている今、社会貢献の意味も含め、ぜひ先生方も歯科訪問診療を始めてみてください。歯科訪問診療でなければ体験できない経験が待っていると思います。

「東京歯科保険医新聞」2023年12月1日号(第645号)8面掲載

【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】第3回(地域医療部担当副会長・馬場安彦)

 「歯科訪問診療をはじめようと思っているが、具体的なイメージがつかめない」「歯科訪問診療をしている先生はどのように行っているのだろう?」―。
 先生方は、訪問診療でお悩みではないですか?地域医療部担当役員や部員、会員の先生らが印象に残った訪問診療の経験や患者との診療のエピソードをコラムにして紹介します。他の先生がどのように訪問診療をしているのか。実際の訪問診療のイメージをつかみ日々の診療に活かしていただければ幸いです。
 今回は、地域医療部担当の馬場安彦副会長のエピソードです。若手の先生に伝えたいこととは―。

連載【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】バックナンバーはこちら

【第3回】地域医療部担当副会長/馬場安彦

 今年の春、私の診療所に新しい先生(卒後4年目)が入職しました。一緒に診療している中でいろいろ気付くことも多く、大変勉強になります。
 卒業して大学での研修を終え、ようやく歯科医師として社会に出たところで新型コロナの影響を受けたため、臨床経験があまりないと話していました。
 まだ若いため、年配の患者からの信頼も得られていないと感じていて、特に総義歯は経験がなく自信がないようでした。
 ある時、仮床試適時に上顎が吸着せずに落ちてしまうとのことで、私に相談がありました。技工模型をみてみると床後縁が口蓋小窩に達していませんでした。後縁の延長と前歯部の小帯を干渉しないように基礎床を削合することを指示すると、その後、無事吸着するようになりました。あとで聞いてみると大学病院でも総義歯は見たことはなかったそうです。
 確かに8020運動のおかげで外来での総義歯の患者は激減しています。一方、訪問する施設や居宅では総義歯の患者は多いです。
 歯科訪問診療は大学で苦労して習得した技術を活かせる場所です。人工臓器として機能している義歯は、その患者さんの健康寿命を延ばし、QOLを高めます。何より歯科医師としての矜持が得られ、患者やその家族から心からの「ありがとう」を伝えられた時、感慨深いものがあります。
まだまだ日本国民の高齢化は進みます。今は通院できる健常者も、いずれは在宅や施設での診療を受けることになります。訪問診療の需要が増えていく傾向にあるにも関わらず、いまだに歯科訪問診療を行っている歯科医院は20%台です。
 今のうちに外来診療の空き時間や昼休みの時間を使って、少しずつ訪問診療に慣れておきましょう。

「東京歯科保険医新聞」2023年11月1日号(第644号)8面掲載

【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】第2回(地域医療部担当理事・池川裕子)

  「歯科訪問診療をはじめようと思っているが、具体的なイメージがつかめない」「歯科訪問診療をしている先生はどのように行っているのだろう?」―。
 先生方は、訪問診療でお悩みではないですか?地域医療部担当役員や部員、会員の先生らが印象に残った訪問診療の経験や患者との診療のエピソードをコラムにして紹介します。
 他の先生がどのように訪問診療をしているのか。実際の訪問診療のイメージをつかみ、日々の診療に活かしていただければ幸いです。
 今回は、「これからはじめる歯科訪問診療講習会」の講師も務めた地域医療部担当の池川裕子理事のエピソードです。口腔内の状況の改善が与えた影響とは…。

連載【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】バックナンバーはこちら

【第2回】地域医療部担当理事/池川裕子

 歯科訪問診療は外来と異なり口腔清掃不良の患者さんが多く、プラークコントロールにより、口腔状態が改善できる方は、多くいらっしゃいません。訪問の都度、口腔清掃は行うのですが、なかなか改善がみられないので「本当にこのままで良いのだろうか?」と思いつつ、診療する時期もありました。
 ある時、ケアマネジャーから「原因不明の熱を出すので、診てほしい」と訪問の依頼がありました。原因不明の熱による入院が年に2回程度あるため、口の中に原因があるかもしれないから相談したとのことでした。
 いざ訪問し、口腔内を診てみると、上下に義歯が装着されていました。「入れ歯は掃除しているの?」と聞いてみると、「掃除しているよ!」と元気よく答えます。しかし、義歯を取り出してみると、プラークがぎっしり付いた真っ白な義歯が出てきました。濡れた石鹸のように、触ると滑ってしまうような状態で、長年清掃していないことがわかりました。
 ケアマネジャーには、使用している義歯はまったく磨けていないことを伝えました。本人にも清掃指導を行いましたが、認知症のため忘れてしまう可能性があります。デイサービス時などに義歯清掃の声掛けをするようにケアマネジャーに改めて提案しました。
 咬合面も擦り減っていたので義歯も新製し、義歯や口腔内の清掃を続けていたところ、原因不明の熱による入院はまったくなくなりました。ケアマネジャーとしても、口の中の清掃をすることでここまで全身に影響があるとは思っていなかったようです。私自身としても、口腔内の改善が全身の健康の改善に繋がるという経験を初めて実感することができた事例です。
 外来とは異なる、充実感を味わえる歯科訪問診療を皆さまにもぜひ、始めていただきたいです。

「東京歯科保険医新聞」2023年10月1日号(第643号)11面掲載

【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】第1回(地域医療部担当理事・横山靖弘)

 「歯科訪問診療をはじめようと思っているが具体的なイメージがつかめない」「歯科訪問診療をしている先生はどのように行っているのだろう?」―。
 先生方は、訪問診療でお悩みではないですか?今号より地域医療部担当役員や部員、会員の先生らが印象に残った訪問診療の経験や患者との診療のエピソードをコラムにして掲載します。他の先生がどのように訪問診療をしているのか。実際の訪問診療のイメージをつかみ日々の診療に活かしていただければ幸いです。

地域医療部長 森元主税

連載【~先生の一歩につなぐ~ 私の歯科訪問診療】バックナンバーはこちら

【第1回】地域医療部担当理事/横山 靖弘

 私が出会ったある患者Aさんの話をしたい。まだ、当院で歯科訪問診療に対する電話対応の打ち合わせができていない頃の出来事だ。
 歯科訪問診療の依頼の電話は、受付が取った。通院歴のあるAさんの娘さんからだった。細かい点は記憶にないが「歯が抜けて入れ歯が合わなくなった」という。Aさんは旦那さんが亡くなったことで一人暮らしとなり、時々娘さんがお孫さんを連れて様子を見にきていた。
 歯科訪問診療の依頼は娘さんからの電話だけなので口腔の状態などがよく分からない。受付がもう少し状況を聞いてくれればと思ったが仕方ない。義歯を製作してからだいぶ時間が経っているため、鈎歯がコアごと脱離して義歯が維持できなくなったのかもしれない。それなら脱離再装着は無理だとしても、隣在歯にクラスプを架け替えるだけで済みそうだなど、少ない情報であれこれ考えた。何もわからない状態だったが、Aさんが家で困っていることを思い「まずは行こう!」と、歯科訪問診療を開始したのである。
 今、先生が歯科訪問診療の依頼があってどうしようか迷っているとしたら、私は「すぐにでも行きなさい」と言いたい。
 まずは、住環境や家族構成、全身状態、口腔内や義歯の状況確認などを行い、今後の治療計画を立てるだけでも十分である。とにかく行って、口腔内を確認してみないと分からない。訪問するだけでも、患者はとても喜んでくれる。
 歯科訪問診療の多くは義歯関係で点数も100分の50点が加算されるものが多く、歯科訪問診療料と合わせれば2千点を超え、在宅であれば別に介護保険も請求できる。高価な機材も不要である。
歯科訪問診療を始めるのに不安を感じる先生もいるかもしれない。協会では「これから始める歯科訪問診療講習会」を定期的に開催している。まずは講習会に参加することからでもよい。何か一歩、歯科訪問診療に踏み出してみよう!

「東京歯科保険医新聞」2023年9月1日号(第642号)11面掲載

【学校歯科治療調査・2023】子どもの口腔崩壊、改善傾向も依然残る地域差 背景に何が?

学校歯科治療調査を実施

2017年に行った前回調査から6年が経過した2023年、協会は新たに「学校歯科治療調査」を実施した。小学校の義務教育期間が一巡していることや、2023年4月から「マル青」の政策も始まっていることを背景に行われた今調査。前回との比較や、子どもの口腔実態を改めて把握し、自治体への口腔保健事業改善要望や行政への要請活動の基礎資料として活用すること、マスコミなどへの公表、口腔崩壊を抱える子どもたちの存在を広く都民に知らせるとともに、都内の子どもたちが安心して歯科医療を受けられる体制を広げていくことを目的にしている。
都内の全小・中・高等学校に協力を依頼し、330校(回収率13.0%)から回答が寄せられ、このほど集計が終了した。以下にその概要を紹介する。
歯科検診の結果、「要受診」となる子どもは約24%で前回調査と比較すると若干の減少がみられた。検診後に要受診となった子どもは小学校で約57%、中学校で約32%、高等学校で約21%であり、小学校から高等学校に上がるにつれ、受診率が低くなる傾向があった(図1)。

一部負担金の有無が口腔状況に影響


次に、上の図2をご覧いただきたい。「口腔内が崩壊状態と考えられる子どもがいた」と回答した学校は、図2に高等学校を加えた小中高校平均で21.5%となり、前回調査と比較すると減少していた。23区等と多摩地区等で比較すると23区等では小学校18.6%、中学校10.1%、多摩地区等では小学校34.4%、中学校29.6%と、いずれも多摩地区等での割合が高かった。窓口負担の有無が子どもの口腔の状況に大きな影響を及ぼしていることが考えられる。
意見欄では「保護者や子ども自身の多忙」「子どもの口腔の健康に対する保護者の意識の低さやネグレクト」「外国籍の保護者などに受診の必要性を理解してもらえない」など、多様な問題点が指摘されている。 また、「コロナ蔓延前は会話中に歯の汚れを見つけ個別に指導することがあったが、コロナ禍になりマスクでわからなかった」など、感染症の中でもコロナ流行時に特有と見られる意見もあった。
調査報告書全文は、こちらからご覧いただきたい。


東京都福祉局より第2回東京都歯科医師認知症対応力向上研修のご案内

東京都福祉局より、「認知症対応力向上研修」の開催を当協会会員にも周知してもらいたいという依頼がありましたのでお知らせいたします。

都内に勤務する歯科医師や歯科医療従事者を対象に、認知症のご本人・ご家族を支えるための必要な基本知識や、対応に当たっての歯科診療の実践、地域・生活における実践等に係る研修をライブ配信で開催します。ぜひご参加ください。

日 時:1211日(月)午後6時から午後8時30分

対象者:都内在勤の歯科医師(定員300名)

※都内に医療機関を開設している歯科医師を含みます。

※歯科衛生士等の歯科医療従事者も受講可能ですが、定員超過時は歯科医師を優先します。

※定員を超過した場合は、申込期限前に受付を終了する場合がございます。

形 式:Zoomによるライブ配信(詳細は、参加者に別途お知らせいたします。)

参加費:無料(データ通信料は受講者の負担となります。)        

申込方法:1127日(月)正午までに『申込サービス』のユーザー登録後、研修の受講登録を行ってください。

▼『申込サービス』のユーザー登録

https://e-apply.metro.tokyo.lg.jp/portal/s/policy

 

▼『申込サービス』ユーザー登録後、以下のURLより、研修会の受講登録を行ってください

https://e-apply.metro.tokyo.lg.jp/s/?tabset-c32ed=2

※入力いただいた個人情報は研修資料・修了証書・受講証明書の送付等にのみ利用いたします。

1.リンクのページ内の手続の選択から「11_東京都歯科医師認知症対応力向上研修(1)」をクリック。

2.「令和5年度第2回東京都歯科医師認知症対応力向上研修応募フォーム」をクリックし「手続きに進む」

3.手順に沿ってお申込む

<受付中>11月20日(月) 地域域医療研究会

ライフステージに応じた継続的な口腔の管理が重要視されている現在の歯科医療において歯科訪問診療にどのようにとりくむのかは避けて通れない課題です。

今回は杉並区歯科保健医療センターの診療医長である福井智子氏をお招きし、地域医療のなかで歯科医院がどのように関与し、患者に寄り添い、最後までかかりつけ歯科医でいるためにどのようなことが必要なのかを現場目線でご講演いただきます。

地域域医療研究会
「最期までかかりつけ歯科医でいるために~地域に溶け込むためのヒント~」

【抄録】
歯科訪問診療は現在の歯科医療において無視できないと考えます。歯科訪問診療 を行っていない歯科医師にとっても、自分の担当した患者が要介護状態になり通院が困難になるとその後どのような経過をたどるのかを知ることは現在の診療方針を再考する機会になるかもしれません。ここでいう「経過」は口腔内だけにとどまらず、身体状況、家庭環境、介護状況などすべての経過を含みます。しかしながら、診療室で待っているだけではこれらの情報を知ることはできません。人生の最終段階に向かう人たちに寄り添い続けるために歯科医療がどんな役割を果たせるのか考えてみましょう。(講師より)

【日時】
11月20日(月)19:00~21:00  

【講師】
福井 智子氏
(杉並区歯科保健医療センター 診療医長)

【会場】
Zoomウェビナーを用いたライブ配信
または
協会会議室(東京都新宿区高田馬場1-29-8いちご高田馬場ビル6階)

【参加条件】
当協会の会員・会員のスタッフ

【定員】
Zoomウェビナー:300名
協会会議室:18名(先着順)
※会場参加の場合、定員が限られております。できる限り、Zoomウェビナーでのご参加をお願い致します。

【参加費】
無料(会場参加の場合、会員証1枚につき1人無料、2人目以降1名につき1,000円。※未入会の場合はご入会が必要です)
※ZOOMウエビナーに登録できるメールアドレスは、会員1名につき1アドレスです。

【留意事項】
会員限定の研究会になるため、登録内容を照会し、万が一会員確認ができなかった場合は研究会に参加できません。

【問い合わせ先】
☎03-3205-2999(地域医療部)

 

お申し込みはこちらから

 

【受付終了】第38回保団連医療研究フォーラム

お申込みされる方は、以下のフォームに必要事項をご入力頂き、送信してください。ご入力頂きましたメールアドレスに当会から詳細をご連絡させて頂きます。※メールアドレスの誤入力にご注意ください。
※演題発表者は会員または会員の診療所のスタッフに限ります。

お申込み・抄録原稿の締め切り
【6月30日(金)】

【日時】2023年10月8日(日)・9日(月・祝)

【会場】アクセス|都市センターホテル (rihga.co.jp)

【メインテーマ】「いのちと暮らしを支える医療~臨床の現場からの発信」

開催趣旨】
・新型コロナウイルス感染症の流行は4年目に入り、この前後を通じて、わが国では医療
制度「改革」が進められてきた。これらの経過の中でも、地域の医療機関は第1線で患
者・国民に接し、その役割を発揮してきた。この間の臨床現場での経験と工夫を持ち寄
り、いのちと暮らしを支える医療の実践を共有し、発信していく。
・この間のWEB併用開催の経験も踏まえて分科会、ポスターセッションをさらに充実さ
せる。記念講演や全国共同調査、シンポジウムを通じて、社会と医療を取り巻く今日的
な課題について認識を深める。これらの企画を通じて、全国の医師、歯科医師の交流と
研鑽を深める。

【主催】全国保険医団体連合会

【参加費】演題発表者には 規定により 費用の補助があります。

【規模】500人(予定)現地とオンラインによるハイブリッド開催を予定

※演題発表とポスターセッションは昨年同様に「オンデマンド形式」で開催。

※各分科会15演題で、お一人発表8分+質疑4分です。

※分科会・ポスターセッションの発表と質疑応答は、現地の会場でのみ行います。

※演題応募は9日に現地で発表を行うことができる方に限ります 。

※分科会 ・ ポスターセッショ ン の表と質疑応答は 、 現地会場でのみ行います 

 

<10月8 日(日)全体会>
(1)オープニング・開会式・主催者あいさつ・次期主務協会挨拶 17:00~17:10
(2)全国共同調査結果発表  17:10~17:30
(3)記念講演  17:35~19:05
(4)1日目閉会あいさつ  19:05
(5)レセプション  19:20~21:00
<10月9日(月・祝)分科会・ポスターセッション、シンポジウム>
(1)分科会:(6テーマ)  9:00~12:00
◇第1分科会「在宅医療・介護」
◇第2分科会「医科診療の研究と工夫」
◇第3分科会「歯科診療の研究と工夫」
◇第4分科会「医科歯科連携した研究と日常診療の工夫」
◇第5分科会「災害、公害、環境、職業病」
◇第6分科会「医学史・医療運動史・医療と裁判」
(2)ポスターセッション  9:00~15:00〔質疑11:00~〕
※分科会の演題発表、ポスターセッション、質疑は現地(会場)でのみです。
現地での発表、質疑はオンラインでリアルタイム視聴ができるようにします。
※現地での演題発表、ポスターセッションとは別に、あらかじめ発表者からお送りいただいた発表の動画やポスターを、前回と同様にHPにアップし、一定期間オンデマンド配信を行います。
(3)シンポジウム 13:15~16:00
▼お申込みはこちらから

【受付中】第1回これから始める歯科訪問診療講習会 -保険請求の基礎-    

※この研究会は、当協会の会員限定の企画です。未入会の先生は、ご入会が必要です。
↓↓↓入会に係る資料請求はこちら↓↓↓
https://www.tokyo-sk.com/merit/merit01/

【テーマ】
第1回これから始める歯科訪問診療講習会 -保険請求の基礎-    

【概要】
これから訪問診療を始めようと思っている先生や改めて保険請求の方法を確認したい先生に向けて、保険請求(介護保険も含む)の基本事項にフォーカスし、講習会を開催します。
訪問診療を踏み出せない理由の一つに「訪問診療に伴う保険請求の仕方がわからない」という内容がおおくありました。講習会に参加して、訪問診療の一歩を踏み出しましょう。
7月27日には、これから始める歯科訪問診療講習会-臨床編 - )の開催を予定しています。

【日時】
6月26日(月)19時00分~21時00分(予定)  

【講師】
池川裕子氏(東京歯科保険医協会 理事/出張歯科 四ツ木)

【会場】
Zoomウェビナーを用いたライブ配信
または
協会会議室(東京都新宿区高田馬場1-29-8いちご高田馬場ビル6階)

【定員】
Zoomウェビナー:200名
協会会議室:20名(先着順)

【参加費】
無料
※ZOOMウェビナ―に登録できるメールアドレスは、会員1名につき1アドレスです。

【留意事項】
会員限定の研究会になるため、登録内容を照会し、万が一会員確認ができなかった場合は研究会に参加できません。
▼お申込みはこちらから 

【受付終了】6月11日(日)開催:第1回 施設基準のための講習会

現在の届出状況によって、受講の必要がある先生と受講の必要がない先生がいらっしゃいますので必ず最後までお読み頂き、施設基準の要件等をご理解のうえ、お申し込みください

■■■必ずすべてをお読みください■■■
関東信越厚生局への貴院の届出状況を確認できます。
※検索方法※
★Macでの端末の場合→一度ダウンロードしていただきFinderからPDFを開きPDF上で、「command+F」を押して、右上に検索画面がでてきますので、そこに自院の電話番号を市外局番(半角:03-●●●●-●●●●)などから入力します。
★Mac以外での端末の場合→PDF上で、「Ctrl+F」を押して、右上に検索画面がでてきますので、そこに自院の電話番号を市外局番(半角:03-●●●●-●●●●)などから入力します。

定員に限りがありますので、必ず施設基準の内容(【各施設基準の要件等】)をご確認の上、項目に沿ってご入力、お申込みください。定員に達し次第、締め切らせて頂きます。
お申込みの内容を確認後、開催が近くなりましたら、郵送先(すでに協会に登録済みのDM送付先)に案内状と振込用紙(ゆうちょ銀行用)をお送りします。なお、期日までに振込の確認ができない場合、キャンセル扱いとなる場合がございます。
また、当会会員限定の講習会になっておりますので、未入会の先生はお申込み前にご入会が必要になります。

【日 時】2023年 6 月 11 日(日)

【コース】※お申込みを頂くコースによって、開始時間および参加費用が異なりますのでご注意ください。
▼4つコース▼ 参加費:8,000円
13時~18時30分
【対応している施設基準】:『歯初診、外来環、か強診、歯援診』
 
▼2つコース▼ 参加費:5,000円
16時~18時30分
【対応している施設基準】『歯初診、外来環』

 

【場 所】  ワイム貸会議室 高田馬場 3階

【対象者】

会員(東京歯科保険医協会の会員に限ります)
代理出席は認められません。ご本人の参加が必須です。
未入会の先生はご入会が必要になります。
他協会の方はお申込み頂けません。

【定 員】90名(定員になり次第、締め切らせて頂きます。)

【講 師】
・繁田雅弘 氏(東京慈恵会医科大学精神医学講座 教授)
・坂下英明 氏(明海大学名誉教授/朝日大学客員教授/我孫子聖仁会病院口腔外科センター長)
・馬場安彦 氏(東京歯科保険医協会 副会長)
・森元主税 氏(東京歯科保険医協会 理事)
・本橋昌宏氏 (東京歯科保険医協会 理事)

【内 容】
在宅医療・介護等、歯科疾患の重症化予防に資する継続管理(口腔機能の管理を含む)、高齢者の心身の特性(認知症を含む)、院内感染防止、緊急時対応、医療事故、偶発症等
※施設基準の届出に必要な研修要件を網羅できます。

【申込締め切り】6月8日(木)17時まで

【問い合わせ先】☎03-3205-2999(経営管理部・地域医療部)

【留意事項】
※お申込みを頂きましたら、直後にGoogleフォームから申込内容の確認(返信)メールが届きます。このメールが届きましたらお申込み(仮予約)は完了です。
そのため、メールアドレスの誤入力には十分お気を付けください。(お申し込み後、申込内容の確認メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認頂くか、協会までご連絡ください。)
※参加票(受講票)の発行はございません。当日は、筆記用具・会員証(お持ちの方)をお持ちください。
※遅刻・途中退室の場合は、修了証の発行はできません。
※修了証の発行は、会員ご本人に限らせていただきます。

【各施設基準の要件等】※ご不明な場合は、申込前に協会までお問い合わせください。
▼歯初診(新規に届出する先生が対象です)
歯初診の施設基準

▼外来環(新規に届出する先生が対象です)
外来環の施設基準

▼か強診(新規に届出する先生が対象です)
か強診の施設基準

▼歯援診(新規に届出する先生が対象です)
歯援診の施設基準

アンケート調査を実施(結果公表):子ども等に対する医療費助成制度について

来月からマル乳とマル子に加えて、15歳18歳(高校に在学していない者も含む)までの医療費を助成する制度である「高校生等医療費助成制度(マル青)」の運用が都内全域で4月から開始される。

この制度では、医療費の窓口負担となる3割に対して、所得制限を設け、通院1回につき最大200円までの窓口負担を除いた額を東京都が時限的(2025年度まで)に負担することになっている。その上で、各自治体が独自に所得制限や窓口負担の撤廃を行っている。

このアンケートでは、「通院1回につき最大200円まで」の窓口負担が残る23の自治体に対して、昨年12月に「子ども医療費の助成制度実施に関するアンケート」と題して調査を行った。「1回の受診につき、上限200円の窓口負担分」について、市町村が独自で助成制度を実施する予定があるかどうかを聞くと、約9割の自治体において「実施予定がない・できない」と回答があった。

理由としては、「財源的に厳しい」という声が約6割を占めた。その他には、「独自で助成制度の実施をしたいができていない」、「自治体の財政力により助成内容に差がある現状の改善が必要と感じる」という声も寄せられ、自治体独自で子どもに対する医療費の助成に財源を捻出することに限界があることが明らかになった。

↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓

アンケートの詳細な結果はこちらをクリック

↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓ ↓↓↓

都内の子ども等に対する医療費助成の状況

 

<受付中>2月20日(月)地域医療研究会

「外来と在宅をつなぐ道しるべ~なにをどこまでやって、訪問診療につなぐのか?~」

【抄録】
口腔機能低下の状態は、放置すると要介護や死亡リスクが高まるといわれ、積極的な介入が求められる。一方で、これらの状態が生じたら、要介護状態に近づいたとも受け取れる。ならば、思い切って、要介護になることを想定した口腔管理に舵を切るのはどうだろうか?今後、歯科疾患の発症や重症化が加速することが予想されるため、メインテナンス間隔を短くするべきであるし、抜歯を必要とする歯はなるべく早く抜歯をした方が良い。なぜなら、次、その患者に会うときは枕元(訪問診療)かもしれないからである。このように考えると、口腔機能低下の違った景色が見えてくる。(講師より)

【日時】
2月20日(月)19時00分~21時00分  

【講師】
菊谷 武 氏
(日本歯科大学 教授/口腔リハビリテーション多摩クリニック 院長)

【会場】
Zoomウェビナーを用いたライブ配信
または
協会会議室(東京都新宿区高田馬場1-29-8いちご高田馬場ビル6階)

【参加条件】
当協会の会員、当該診療所のスタッフ

【定員】
Zoomウェビナー:500名
協会会議室:18名(先着順)
※会場参加の場合、先着順になりますので状況によってはお受けできない場合があります。できる限り、Zoomウェビナーでのご参加をお願い致します。

【参加費】
無料(会場参加の場合、会員証1枚につき1人無料、2人目以降1名につき1,000円。※未入会の場合はご入会が必要です)
※ZOOMウエビナーに登録できるメールアドレスは、会員1名につき1アドレスです。

【お申込みはこちらから】

https://forms.gle/xqNPqfKA7YVnM99b8

【問い合わせ先】
☎03-3205-2999(地域医療部)

 

 

<受付終了>令和4年度第2回『東京都歯科医師認知症対応力向上研修』について

※東京都福祉保健局より、当該研修の開催を協会会員にも周知してもらいたいというご依頼がありましたので、広報致します。詳細は以下の通りです。

※東京都歯科医師会『未入会』でも研修のご受講は可能です。

※定員に達し次第、受付が締め切られますので、お早めに・・・

都内に勤務する歯科医師や歯科医療従事者を対象に、認知症のご本人・ご家族を支えるための必要な基本知識や、対応に当たっての歯科診療の実践、地域・生活における実践等に係る研修をライブ配信で開催します。ぜひご参加ください。なお、当該研修は、東京都在宅歯科医療設備整備事業の申請に必要な研修要件に該当します。

↓↓↓申込フォーム・詳細等はこちらから↓↓↓

https://www.tokyo-da.org/archives/33918

【受付中】11月20日(日)開催:施設基準のための講習会

<注意>か強診、外来環、歯援診は更新制ではありません。

歯初診の更新のみを目的とした受講は別途開催している(歯初診の研修)院内感染防止対策講習会にご参加ください。

【日 時】
2022年 11 月 20 日(日)

▼4つコース▼ 参加費:8,000円
13時~18時30分
【対応している施設基準】:『歯初診、外来環、か強診、歯援診』
※お申込みを頂くコースによって、開始時間および参加費用が異なりますのでご注意ください。
▼2つコース▼ 参加費:5,000円
16時~18時30分
【対応している施設基準】:『歯初診、外来環』
※お申込みを頂くコースによって、開始時間および参加費用が異なりますのでご注意ください。

【場 所】
・ワイム貸会議室高田馬場 3階

【対象者】
会員(東京歯科保険医協会の会員に限ります)
※代理出席は認められません。ご本人の参加が必須です。
※未入会の先生はご入会が必要になります。
※他協会の方はお申込み頂けません。

【定 員】
100名(定員になり次第、締め切らせて頂きます。)
※感染拡大防止の観点から定員を縮小しての開催となります。

【講 師】
・繁田雅弘 氏(東京慈恵会医科大学精神医学講座 教授)
・坂下英明 氏(明海大学名誉教授/朝日大学客員教授/我孫子聖仁会病院口腔外科センター長)
・馬場安彦 氏(東京歯科保険医協会 副会長)
・森元主税 氏(東京歯科保険医協会 理事)

【内 容】
在宅医療・介護等、歯科疾患の重症化予防に資する継続管理(口腔機能の管理を含む)、高齢者の心身の特性(認知症を含む)、院内感染防止、緊急時対応、医療事故、偶発症等
※施設基準の届出に必要な研修要件を網羅できます。

【申込締め切り】

11月14日(月)17時30分まで

【問い合わせ先】
☎03-3205-2999(経営管理部・地域医療部)
【申込はこちら】
【留意事項】
※お申込みを頂きましたら、直後にGoogleフォームから申込内容の確認(返信)メールが届きます。このメールが届きましたらお申込み(仮予約)は完了です。
そのため、メールアドレスの誤入力には十分お気を付けください。(お申し込み後、申込内容の確認メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認頂くか、yuichi-t@doc-net.or.jpまでご連絡ください。)
※参加票(受講票)の発行はございません。当日は、筆記用具・会員証(お持ちの方)をお持ちください。
※遅刻・途中退室の場合は、修了証の発行はできません。
※修了証の発行は、会員ご本人に限らせていただきます。

【受付中】9/26(月)開催:第1回これから始める歯科訪問診療講習会

【概要】

これから訪問診療を始めようと思っている先生や、改めて保険請求の方法を確認したい先生に向けて、保険請求(介護保険も含む)の基本事項にフォーカスし、講習会を開催します。

超高齢社会が加速する中、在宅医療の必要性は年々増加しています。また、国も地域包括ケアシステムの構築をさらに進めようとしており、地域において歯科訪問診療の体制の整備がますます必要になっています。このような動きがある中で、ある調査によると、「訪問診療に関して一番困っていること、知りたいこと」の大半は、「訪問診療に伴う保険請求」でした。講習会に参加して、訪問診療を始めましょう。

なお、10月には、これから始める歯科訪問診療講習会(臨床編)の開催を予定しています。

【日時】

9月26日(月)午後7時00分~9時00分(予定)

【講師】

池川裕子氏(地域医療部 部員/出張歯科 四ツ木)

【配信方法】

会場+Zoomウェビナー

【予約】

https://forms.gle/WT1stWHhGCdCxj9e8

【会場のご案内】5月29日(日)施設基準の講習会に参加される先生へのご案内

この講習会は事前予約制(事前入金制)になっており、飛び込みでの参加はできませんので、ご注意ください。

※ご参加は、満席となっているため、予約済・入金済の会員の先生に限らせて頂きます。

●4つの施設基準(歯初診、外来環、歯援診、か強診に対応)

13時~

●2つの施設基準(歯初診、外来環に対応)

16時~

会場は「TAP高田馬場」となっておりますので、ご注意ください。

遅刻の場合、修了証の発行ができない場合がございますので、時間に余裕を持ってお越しください。

<住所>
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-31-18
高田馬場センタービル3階

https://t-ap.jp/room/access.html

 

【ご協力のお願い】「訪問歯科診療」の安定供給に関するアンケート調査について

この度、中久木康一氏(東京医科歯科大学 救急災害医学分野 非常勤講師)より、「訪問歯科診療」の安定供給に関するアンケート調査への協力依頼が届きました。

同氏は、2019年2月に開催した第1回地域医療研究会で「歯科診療所で備えるべき災害対策」と題する講演を頂き、2019年9月から2020年3月の7カ月にわたり、東京歯科保険医新聞の「歯科診療所と開業医に伝えたい災害コラム」と題し、連載して頂きました。

このアンケートは、今後も需要が増して行くと考えられる訪問歯科診療を含む歯科保健医療を人口過疎地においても継続して供給していく方策を検討することを目的とし、集計・分析結果は、政策提言等に活用されるものです。

訪問歯科診療への考え方に対する質問項目もありますので、所在の地域に関わらず、是非Webアンケートへのご協力をお願い申し上げます。

【ご略歴】
中久木 康一 氏
・東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 救急災害医学分野 非常勤講師(客員教授)
・千葉大学大学院 医学研究院 法医学 特任研究員(非常勤)
・日本災害歯科公衆衛生研究会世話人、災害歯科保健医療連絡協議会ワーキンググループ委員など。
・著書
「災害歯科保健標準テキスト」(一世出版)
「災害歯科医学」(医歯薬出版)
「繋-災害歯科保健医療対応への執念-」(クインテッセンス出版)
「災害時の歯科保健医療対策 連携と標準化に向けて」(一世出版)など多数。

【アンケートの詳細】

ご回答に際して、「Web調査質問一覧PDF」を下記URLよりダウンロードして頂き、全体像を把握し、回答フォームにアクセス頂いた方がご負担が少ないかと存じます。

↓↓↓参考資料(Web調査質問一覧PDF)はこちらから↓↓↓

http://jsdphd.umin.jp/research.xhtm

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆回答はこちらから◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【受付終了】第1回歯初診、外来環、か強診、歯援診のための講習会

【講習会名】

第1回 歯初診、外来環、か強診、歯援診のための講習会

【日 時】
5月29日(日)
▼13時~18時30分(予定)『歯初診、外来環、か強診、歯援診』
▼16時~18時30分(予定)『歯初診、外来環』

【場 所】
・TAP高田馬場 https://t-ap.jp/room/access.html
➡13時~18時30分(予定)『歯初診、外来環、か強診、歯援診』
➡16時~18時30分(予定)『歯初診、外来環』

【対象者】
会員(東京歯科保険医協会の会員に限ります)
※代理の方の出席は認められません。
※未入会の先生はご入会が必要になります。

【定 員】
90名(定員になり次第、締め切らせて頂きます。)
※感染拡大防止の観点から定員を縮小しての開催となります。

【講 師】
・繁田雅弘 氏(東京慈恵会医科大学精神医学講座 教授)
・坂下英明 氏(明海大学名誉教授/朝日大学客員教授/我孫子聖仁会病院口腔外科センター長)
・馬場安彦 氏(東京歯科保険医協会 副会長)
・森元主税 氏(東京歯科保険医協会 理事)

【内 容】
在宅医療・介護等、歯科疾患の重症化予防に資する継続管理(口腔機能の管理を含む)、高齢者の心身の特性(認知症を含む)、院内感染防止、緊急時対応、医療事故、偶発症等
※施設基準の届出に必要な研修要件を網羅できます。

【予約方法】※以下のURLからお申込みください。

https://forms.gle/vczEJC6sqCXSgVPv7

【問い合わせ先】
☎03-3205-2999(経営管理部・地域医療部)

【留意事項】
※参加票(受講票)の発行はございません。当日は、筆記用具・会員証(お持ちの方)をお持ちください。
※遅刻・途中退室の場合は、修了証の発行はできません。
※修了証の発行は、会員ご本人に限らせていただきます。

談話 都内全域への「子ども医療費助成制度」の拡充を求める

 この度、東京都が「子ども医療費助成制度」の対象を所得制限付きで中学3年生から高校3年生までに拡大すると発表した。協会はこれまで保険で安心してきちんとした診療を受けられるようにという目的と、急速に超高齢社会が進む日本において、将来を担う子ども達を健全に成長させることは社会が果たすべき責任であるという理由から10年以上にわたり東京都へ子ども医療費助成制度の拡大を要望し続けてきた。この度我々の想いがついに実った。

 全国保険医団体連合会が2020年に全国的に実施した「学校健診後治療調査」でも、健診後に「要受診」と判断された生徒の未受診率が全診療科で特に高校生において顕著に表れた。大半の市区町村が、15歳の年度末までを医療費助成の対象としており、対象外である高校生において、受診抑制が生じていることがこの結果からうかがえる。

 この対象年齢の拡大は、「高校生の未受診率」の減少や「高校生になると一部負担金が3割になることから、中学生のうちに治療を終わらせるように案内を出しているという」現場の意見の解消にも繋がり、大いに評価できるものである。

 そのような前進がある一方で、多摩地区の多くの市・町では、子どもの一部負担金が1回の外来受診について200円を負担しなければならない問題は、いまだに解決されていない。

 2017年に当協会が実施した「学校歯科治療調査」では、学校歯科健診で「要受診」と診断された後の歯科医院の受診率は、一部負担金の有無により、大きな差が表れている。また、一部負担金が課せられている地域の養護教諭からは、「要受診」と学校で診断されても、「一部負担金があることで受診勧奨をしにくい」等の声も多く挙がっていた。

 協会は、居住地によって子どもが必要な医療を受けられないような医療費助成制度ではなく、すべての子どもたちがいつでも安心して必要な医療を受けられるよう、今後も一部負担金の廃止を求めていく。

2022年3月10日

東京歯科保険医協会

地域医療部長 横山靖弘

【受付終了】10/28開催:地域医療研究会について

【テーマ】

生涯、口から食べるための支援

~システムづくりからミールラウンドまで~

【概要】

今日、地域包括ケアシステムの構築が、国の喫緊の課題とされています。その中でも、特に、「生涯、自分の口で食べられること」が高齢者にとっての大きな喜びであり、それを可能にする地域づくりが求められています。演者が、長年、行政歯科医師として、「口から食べるためのまちづくり」を行ってきた事例と、現在、療養型の病院で、ミールラウンドをしながら感じている、医科・歯科および多職種連携についてお話します。

【日時】

2021年10月28日(木)19時~21時

【講師】

矢澤 正人 氏(医療法人永寿会 陵北病院 歯科)

【会場】

Zoomウェビナー(Webシステム)を用いたライブ配信または東京歯科保険医協会会議室

【定員】

ウェビナー 500

協会会議室 18名(先着順)

【参加費】

無料(会員限定※未入会の場合はご入会が必要です)

【要予約】

↓↓↓Googleフォームからお申込みください↓↓↓

https://forms.gle/7J9XWi1e5B7LBCHB9

※ウェビナーの登録案内は、別途お申込者に通知します。

原則、感染拡大防止の観点からウェビナーでのご参加をお願いします。

【問合せ】

03-3205-2999(地域医療部)

【受付終了】12月8日(水)開催:これから始める歯科訪問診療講習会について

【概 要】

「歯科訪問診療に取り組みたいけど、あと一歩が踏み出せない」という先生のために、実際に歯科訪問診療を行っている講師団から、症例写真等を用いての現場の様子、医療・介護報酬の請求方法、必要な道具など歯科訪問診療の実際をお話します。今回は、歯科訪問診療未経験の先生を対象に「居宅への歯科訪問診療」に焦点を当てた内容になっております。少しでも歯科訪問診療の必要性やこれから積極的に取り組みたいとお考えの先生は、是非ご参加ください。

【日 時】

12月8日(水)19時~21時

【講 師】

・保険請求編 沢崎 和久 氏(町田市開業/さわざき歯科医院)

・臨床編 池川 裕子 氏(葛飾区開業/出張歯科 四つ木)

【会 場】

Zoomミーティング

【対象者】

歯科訪問診療未経験の会員(ご本人のみ)

【参加費】

3,000円(「歯科訪問診療の手引き」冊子代込)

【定 員】

20名

【要予約】

↓↓↓お申し込みは、以下のURLをクリックしてください↓↓↓

https://forms.gle/RCWyq419rZK1GPx5A

【受付終了】12月12日(日)開催:施設基準の講習会について

*施設基準の講習会(歯初診、外来環、か強診、歯援診)について*

●日 時:

2021年12月12日(日)

・『歯初診、外来環、か強診、歯援診』13時~18時30分(予定)

・『歯初診、外来環」16時~18時30分(予定)

●講師:

繁田雅弘 氏(東京慈恵会医科大学精神医学講座 教授)

坂下英明 氏(明海大学名誉教授/朝日大学客員教授/我孫子聖仁会病院口腔外科センタ

ー長)

馬場安彦 氏(東京歯科保険医協会 副会長)

森元主税 氏(東京歯科保険医協会 理事)

●内容:

在宅医療・介護等、歯科疾患の重症化予防に資する継続管理(口腔機能の管理を含む)、高齢者の心身の特性(認知症を含む)、院内感染防止、緊急時対応、医療事故、偶発症等

●会場:

ワイム貸会議室高田馬場4Fまたは3F

4F・・・13時~18時30分「歯初診、外来環、か強診、歯援診」

3F・・・16時~18時30分「歯初診、外来環」

●対象者:

会員限定※代理の方の出席は認められません。

●定員:

100名(定員数に限りございますので、お早めに)

※感染拡大防止の観点から、各会場において、定員数を縮小しての開催となります。

●参加費:

「4つの施設基準対応」:¥8,000(修了証代込)

「外来環」「院内感染防止対策」のみ:¥5,000(修了証代込)

●要予約:(以下のURLよりお申込みください)

https://forms.gle/vkrJNvuGm3gkiNcd9

※遅刻・途中退室の場合は、修了証の発行はできません。

※修了証の発行は会員ご本人に限らせていただきます。

【お知らせ】募集期間延長!東京都による「在宅歯科医療設備整備事業」について

東京都が行っている「在宅歯科医療設備整備事業」の募集期間が延長されました。

この事業は、主に高齢期・寝たきり者等に対する在宅歯科医療の推進に資するため、在宅歯科医療を実施する医療機関に対し、在宅歯科医療機器等の設備を整備することにより、安全で安心な質の高い歯科医療提供体制の充実を図ることを目的としています。

↓↓↓詳細をご覧になりたい方は、以下のURLをご確認ください。↓↓↓

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/jigyo/h_gaiyou/zaitakusikairyousetubiseibi.html

 

【受付終了】10/28(木):地域医療研究会

【テーマ】

生涯、口から食べるための支援

~システムづくりからミールラウンドまで~

【概要】

今日、地域包括ケアシステムの構築が、国の喫緊の課題とされています。その中でも、特に、「生涯、自分の口で食べられること」が高齢者にとっての大きな喜びであり、それを可能にする地域づくりが求められています。演者が、長年、行政歯科医師として、「口から食べるためのまちづくり」を行ってきた事例と、現在、療養型の病院で、ミールラウンドをしながら感じている、医科・歯科および多職種連携についてお話します。

【日時】

2021年10月28日(木)19時~21時  

【講師】

矢澤 正人 氏(医療法人永寿会 陵北病院 歯科)

【会場】

Zoomウェビナー(Webシステム)を用いたライブ配信または東京歯科保険医協会会議室

【定員】

ウェビナー 500

協会会議室 18名(先着順)

【参加費】

無料(会員限定※未入会の場合はご入会が必要です) 

【要予約】

↓↓↓Googleフォームからお申込みください↓↓↓

https://forms.gle/7J9XWi1e5B7LBCHB9

※ウェビナーの登録案内は、別途お申込者に通知します。

※10月21日(木)までにお申し込みをお願い致します。期日を過ぎた場合は、ご予約頂けません。

原則、感染拡大防止の観点からウェビナーでのご参加をお願いします。

【問合せ】

03-3205-2999(地域医療部)

 

【受付は終了しました】7月18日開催:歯初診、外来環、歯援診、か強診のための講習会

※満席になりましたので、ご受講はできません※

日時 :

2021年7月18日(日)

・4つの施設基準対応:午後1時~6時30分(予定)

・外来環、院内感染防止対策のみ:午後4時~6時30分(予定)

講師:

繁田雅弘 氏(東京慈恵会医科大学精神医学講座 教授)

坂下英明 氏(明海大学名誉教授/朝日大学客員教授/我孫子聖仁会病院口腔外科センター長)

馬場安彦 氏(東京歯科保険医協会 副会長)

森元主税 氏(東京歯科保険医協会 理事)

 

内容:

在宅医療・介護等、歯科疾患の重症化予防に資する継続管理(口腔機能の管理を含む)、高齢者の心身の特性(認知症を含む)、院内感染防止、緊急時対応、医療事故、偶発症等

 

会場:(ご受講される施設基準によって会場が異なりますのでご注意ください)

午後1時からの「歯初診・外来環・歯援診・か強診」に対応した施設基準の講習会へご参加の先生はこちら↓↓↓

●TAP高田馬場

https://t-ap.jp/room/access.html

午後4時からの「歯初診・外来環」に対応した施設基準の講習会へご参加の先生はこちら↓↓↓

●ワイム貸会議室高田馬場

https://waim-group.co.jp/space/takadanobaba/access.html

 

対象者:

当会会員限定※代理の方の出席は認められません。

定員:

100名(定員数に限りございますので、お早めに)※感染拡大防止の観点から、定員を縮小しての開催となります。

参加費:

「4つの施設基準対応」:¥8,000(修了証代込)

「外来環」「院内感染防止対策」のみ:¥5,000(修了証代込)

要予約:施設基準の要件等を必ず確認の上、ご予約ください。

ご予約はこちらから↓↓↓

https://forms.gle/ZooR8xsPaNbxYZ9Z8

※遅刻・途中退室の場合は、修了証の発行はできません。

※修了証の発行は会員ご本人に限らせていただきます。

※次回の開催は、12月を予定しています。