社保・学術部

支台歯形成の基本を分かりやすく解説/第1回若手歯科医師向けベーシック講座開催

支台歯形成の基本を分かりやすく解説/第1回若手歯科医師向けベーシック講座開催

 8月29日協会会議室にて「支台歯形成の勘どころ」と題して坪田有史氏(協会副会長、写真下)を講師として、第一回若手歯科医師向け学術ベーシック講座が開催された。当日は土曜日の診療後にもかかわらず、30名の勉強熱心な会員の参加があった。講演では「う蝕除去と美しく仕上げるCR充填」「支台歯形成」について解説がされた。

 

講師からは、う蝕除去や歯髄、歯周組織に対する配慮をどのように行うか話され、使用しているバー、ポイントの形態やサイズを熟知していることが重要で、クリアランスやマージン形態に影響を与えていることが強調されていた。

参加者からも「明日から使える話しだった」「使用材料が良く理解できた」など、好評であった。

9月12日は、第2回「歯科医院で行う埋伏智歯の抜歯処置」をテーマに西田紘一氏(協会監事)の講座を開催する。申込みをされた先生方のご参加をお待ちしております。

若手:坪田講師CIMG7865

 

納得のいかない減点には再審査請求を/再審査請求書はこちらからダウンロードできます

納得のいかない減点には再審査請求を/再審査請求書はこちらからダウンロードできます

 

◆再審査請求しないと非を認めたと見なされる

納得がいかない減点に対し、医療機関には減点された点数を復活できるよう再審査を申し出る権利が認められている。これを「再審査請求」という。支払基金や国保連合会では、この申し立てを元に再度審査を行い、認められれば減点した点数を復活させる処理をする。

一方で、「減点の額がわずかなので再審査請求をするのは面倒だ」との理由で再審査請求をしない声も聞かれる。しかし、点数の額に係らず納得いかない減点を再審査請求せずに放置すると、医療機関側が請求の間違いを認めたと判断されてしまう。

協会への相談でも、過去に減点があり額がわずかなため再審査請求をしなかったところ、その後同様の請求について返戻ではなく、1次審査で減点された事案もあった。納得いかない減点を再審査請求しておかなければ、審査側の偏見や先入観を是正できず減点が増えていく可能性がある。

 

◆再審査請求の進め方

 再審査請求は、社保であれば支払基金に、国保・後期高齢者であれば国保連合会に「再審査請求書」を郵送することで行う(用紙は支払基金用・国保連合会用で異なる)。提出日に定めはなく随時受付している。

 再審査請求後の結果は「再審査等支払・請求調整額通知票」「再審査結果連絡書(通知書)」により文書で通知される。点数の復活が認められた場合は増点の内容が記載され、復活が認められなかった場合は「原審通り」と記載される。なお支払基金や国保連合会がレセプトを保険者から入手してから再審査をするため、結果が出るまでには若干の期間を要する。

 

◆再審査請求書の入手(下記より請求書をダウンロードできます。ご利用ください)

(1)支払基金用(社保の患者の場合に使用)

①再審査請求書:PDF画像の拡大とダウンロードはここをクリック!! PDF拡大縮小の「+」「-」ボタンをご活用ください

②再審査請求書・作成要領:PDF画像の拡大とダウンロードはここをクリック!! PDF拡大縮小の「+」「-」ボタンをご活用ください

(2)国保連合会用(国保・後期高齢者の患者の場合に使用)

③再審査請求書:PDF画像の拡大とダウンロードはここをクリック!! PDF拡大縮小の「+」「-」ボタンをご活用ください

④再審査請求書・作成要領:PDF画像の拡大とダウンロードはここをクリック!! PDF拡大縮小の「+」「-」ボタンをご活用ください

(3)参考

・支払基金関係ページ(再審査関係・医療機関等からの請求)

http://www.ssk.or.jp/yoshiki/yoshiki_06.html

・国保連合会関係ページ(診療(調剤)報酬明細書等再審査・取下げ依頼関係)

http://www.tokyo-kokuhoren.or.jp/insurance/request/

6・7月号症例研究の掲載と7月号症例研究誤りのお詫び

6・7月号症例研究の掲載と7月号症例研究誤りのお詫び

 6月号及び7月号の症例研究を会員限定サイトに掲載しました。ID及びパスワードを入力してログインをした上でご活用ください。

 また7月症例研究の急性対応加算(5/7・5/16・5/26算定)の点数に誤りがございました。急性対応175点と掲載しておりますが正しくは170点の誤りです。つきましては、正しい点数に修正した7月号症例研究を会員限定サイトに掲載致しますので、ご不便をおかけいたしますがご参照を頂けましたら幸いです。

象牙質う蝕の診断とコンポジットレジンの修復めぐり学術研究会開催

象牙質う蝕の診断とコンポジットレジンの修復めぐり学術研究会開催

6月18日、なかのZERO小ホールで第1回学術研究会を開催しました。今回の講師は台東区で開業し日本接着歯学会理事・認定医の猪越重久先生(写真)。テーマは「象牙質う蝕の診断とコンポジットレジン修復」。参加者は、146名となりました。

冒頭のあいさつで松島会長は、協会が推進しているゼロ税率患者署名への協力を説明し、参加者から16筆をいただいています。

歯リハなどを重点解説/第3回新点数説明会を開催

歯リハなどを重点解説/第3回新点数説明会を開催

4月24日、協会は第3回新点数説明会をなかのZERO大ホールで開催し、572人が参加した。

説明会では、協会に寄せられた相談の内容を中心に4月診療分の請求を前に改めて留意点を確認しながら説明された。講師は協会講師団が務めた。

第3回説明会300pixCIMG0158

歯 管については、文書提供について「文書提供しない場合、カルテには管理の要点を記載する必要がある」とし、診療所の実態に沿って対応は判断すべきとした。 「歯リハ1」についてはT.コンデとの関係を説明し、特に同月にT.コンデから新製まで進んだケースの場合、歯リハ1を算定すると同月に義管は算定できな いため注意が必要と語った。CAD/CAM冠では施設基準や算定要件の内容を改めて確認し、技工所を変える場合は施設基準の技工所等の届出内容の変更に当 たるため、再度届出が必要であると注意を促した。加圧根充処置については疑義解釈により原則は従来通り、レントゲンは根充と同日に行い、特別な場合に、異 日の撮影が認められると述べた。またその場合であっても加圧根充処置は根充と同日に算定することになると解説した。

症例の解説では歯管、C管理、歯リハ1、加圧根充処置の四事例を紹介し、解説資料に遡りながら丁寧に解説した。

会場から多くの質問が寄せられ講師団が答えた。

歯科診療報酬改定を懇切丁寧に説明/第1回新点数説明会を開催し1260名が参加

歯科診療報酬改定を懇切丁寧に説明/第1回新点数説明会を開催し1260名が参加

 協会は3月25日、文京シビック大ホールで第1回新点数説明会を開催し、1260名が参加した。

3.25新点数:後方300pixCIMG9917

「消費税と損税の問題を指摘」

冒 頭、まず挨拶に立った松島良次会長は、「歯科は0.99%の改定で大きな改定と報道されている向きもあるが、0.87%は消費税対応分であり、実質はわず かプラス0.12%しかない」と解説。「仕入れなどの損税が年間1診療所当たり約81万と試算され、今回の消費税対応分では約16万円しか補填されず、 65万円分が損税となる」と述べ、解決のためにゼロ税率を求めていきたいとし、署名や運動への協力を訴えた。

「算定要件には一部改善が」

次 に、濱克弥副会長が個々の項目を解説。歯管の文書提供の要件変更は運動の成果としながらも、今後、文書提供の重要性が高まるとし、文書提供の徹底を促し た。うがい薬単体処方の取扱いについては、治療目的であれば問題ないとした。外科では歯の移植手術などの取り扱いに改善があるが、義歯修理の要件にカルテ 記載が追加され注意が必要と語った。先進医療から導入されたCAD/CAM冠については、算定要件を解説した上で、「現状では未だ不明な点が多い」とし、 慎重な対応を会員に求めた。

訪問診療では、訪問診療2の引き下げや訪問診療3の143点の新設で、施設の訪問診療は大きな引き下げと解説。 その一方で、2025年の超高齢社会に向けた医科歯科連携の評価がされたとし、周術期では周術期口腔管理を実施した場合に医科の診療情報提供料Ⅰや手術料 に加算が新設され、医科歯科連携が推進されることに期待したいと語った。

3.25新点数:前方300pixCIMG9953

「今改定は飴と鞭。義歯管理は介護保険に移行の可能性も」

ま た、中川勝洋政策委員長が改定の問題点を解説。「改定の特徴はアメとムチであり、訪問診療では、在宅は病院から在宅への移行を進めるため評価したが、施設 は紹介ビジネスなどを受け点数を大きく引き下げた」と解説。歯管では「患者の希望で文書提供不要となっても、文書提供しない場合のカルテ記載は従来通り必 要」とし、文書提供の取り扱いは自院の実情を踏まえて判断すべきとした。義歯管理がリハビリの位置付けになったことには「医科ではリハビリは介護保険に移 行されている。義歯管理が介護保険に移行されないか注視が必要」と指摘した。一方で「処置や手術は2006年度改定で大きな制限がかけられたが、大部分に 改善がみられる」とし、会員や協会の運動の成果であるとした。

「幅広い改定内容を症例で解説」

最後に、坪田有史理事が改定事例を解説し、新設されたCAD/CAM冠や小児保隙装置、歯科口腔リハビリテーションなどの算定用件について事例を元に解説した。

☆なお、新点数説明会では、このほか電子請求猶予終了への説明会や、レセプトコンピュータ・救急薬品・AED、CAD/CAM装置などの展示会も開かれ、多くの参加者が説明に耳を傾けた。

電子請求リーフレットをアップしました

電子請求リーフレットをアップしました

 平成273月末で電子請求猶予が終了するに際し、協会は、猶予届出医療機関が猶予終了に向けた対応をまとめたリーフレットを作成し、このたびHPにアップいたしました。どなたでもご利用になれますので、ダウンロードして頂きご活用ください。

ダウンロードは下記をクリックしてください。

周術期ポスターをアップしました

周術期口腔機能管理でポスター作製

周術期口腔機能管理ポスタ:200pix

がん等で入院する患者等への周術期口腔機能管理が平成24年度改定で保険導入されました。協会では患者さん向けのポスターを作成し、このたびHPにアップしました。どなたでも利用ができます。ぜひ待合室などに掲示し、患者さんへの周知にご活用ください。

ダウンロードは下記をクリックしてください。

また、1月23日には周術期口腔機能管理研究会を開催する予定です。算定には定期的な研究会の参加が努力義務となっておりますので、こちらもぜひご参加ください。

周術期口腔機能管理ポスターのPDFダウンロードはこちらはこちらをクリック

丹沢秀樹氏を講師に/周術期口腔管理研究会を開催しました

丹沢秀樹氏を講師に/周術期口腔管理研究会を開催しました

1月23日、丹沢秀樹氏(千葉大学大学院医学研究院臨床分子生物学教授、中央社会保険医療協議会専門委員)を講師にお招きし、文京シビックホールで周術期口腔管理研究会を開催いたしました。

「周術期口腔機能管理の原理と実際の効果を考える」をテーマに、口腔機能管理とは何かを改めて解説し、専門的な口腔管理を行うことで、全身疾患の術後に対しても明らかに有効であることを分かりやすく講演いただきました。

最後に、講師からは、口腔の正確な診断は歯科医師が行い、専門的な口腔管理をすることが望ましいと参加者に訴えました。当日は96名が参加しました。

野口いづみ・中川洋一の両氏を講師/第4回学術研究会を開催

野口いづみ・中川洋一の両氏を講師/第4回学術研究会を開催

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野口いづみ氏(写真左上段/鶴見大学歯学部准教授、日本歯科麻酔学会評議員・指導医等)、

中川洋一先生150pixIMG_8612

中川洋一氏(鶴見大学歯学部講師、日本歯科薬物療法学会編集委員会委員長等)を講師に招きし、このほど第4回学術研究会を開催いたしました。

今 回は、「ここだけは知りたい! 有病者の歯科治療」をテーマに、高血圧症や不整脈、心不全、慢性気管支炎、糖尿病など医管の15疾患を中心に歯科診療時の 注意点を講演していただきました。来院時の問診や治療時の対処法など、歯科医師・スタッフが知っておきたいポイントをまとめて講演していただき、大変好評 でした。当日は165名が参加しています。

下の写真は、研究会終了後、両先生と協会社保・学術部の加藤開部長(左)による記念撮影です。

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保険証の確認の徹底を

保険証の確認の徹底を

「保険証を確認したが協会けんぽのレセプトが返戻された」との声が多く寄せられている。保険者等の事務処理から、医療機関が保険証を確認していても資格喪失後の受診として返戻される場合がある。
このことから厚労省は、「医療機関から保険証を確認していると申し出があった場合は機械的な対応をせずに調査した上で資格の有無を判定する」と回答している。
医療機関が保険証を確認している場合は、必ずしも返戻に応じる必要はない。
確認もれで資格確認が曖昧にならないよう、会員におかれては保険証の確認を今後も徹底するよう、ご留意いただきたい。

 

歯科の電子請求猶予までに知っておきたいことは/最近の返戻事例から見える電子レセ請求時の留意点 【第1回社保研究会を開催】

歯科の電子請求猶予までに知っておきたいことは/最近の返戻事例から見える電子レセ請求時の留意点 【第1回社保研究会を開催】

 ★社保研究会250pixIMG_8547(HP)10月17日、なかのZERO小ホールで「最近の返戻・審査から見える審査事例について~電子請求猶予終了までに知っておきたいこと~」をテーマに第1回社保研究会を開催しました。当日は184名が参加しました。講演では、社保・学術部の加藤開部長が、①電子レセプト請求猶予終了までに知っておきたいこと、②最近の返戻事例から見える電子レセプト請求時の留意点―について説明。また、社保・学術部の島倉洋造副部長が、協会に相談が多く寄せられた返戻事例をもとに、保険請求時の留意点を解説しました。

アンケートからは、義歯管理料やSPTなどを含め、保険ルールの基本的内容を理解することが重要だとのご意見が寄せられました。

電子請求の猶予や免除後の対応については、協会機関紙11月号等でも会員へ案内を行う予定です。ぜひ、ご覧ください。

その他、秋季の学術研究会は、10月27日(日)に開催します。野口いづみ氏(鶴見大学歯学部准教授、日本歯科麻酔学会評議員・指導医、日本障害者歯科学会認定医)、中川洋一氏 (鶴見大学歯学部講師、日本歯科薬物療法学会編集委員会委員長、日本口腔外科学会認定口腔外科専門医・指導医)の両講師をお招きし、「これだけは知りたい! 有病者の歯科治療」をテーマに1日コースの集中講習会となっています。

事前申込制となっておりますのでご注意ください。詳しくは、本ホームページ「研究会イベント」コーナー、または機関紙10月号の研究会ご案内ページをご覧下さい。

2013/10/17 第1回社保研究会 「最近の返戻・査定から見える審査事例について ~電子請求猶予終了までに知っておきたいこと~」⇒実態に即してご請求ください

最近の返戻・査定から見える審査事例について

~電子請求猶予終了までに知っておきたいこと~

 

今年4月に歯科の審査環境が整い、投薬の適応や日付情報による審査について、返戻・査定に悩む相談が多く寄せられています。7月には、支払基金から歯管算定や傷病名と処置歯数等の不備に関する連絡文書が通知されるなど請求不備が指摘されています。日頃から算定が多い歯管や義管はもちろん、算定する医院が増えてきたSPTや医管など、最近の審査事例を分かりやすく解説します。ぜひ、ご参加下さい。

また、2015年3月末には電子レセプト請求の猶予期限が終了を迎えるにあたり、医院は「手書き」もしくは「電子媒体・オンライン」の請求方法の選択が迫られています。研究会では、選択にあたって医院が知っておきたいポイントを解説します。

 

日時:10月17日(木)  午後7時~9時30分

講師:協会講師団

会場:なかのZERO小ホール

   住所:東京都中野区中野2-9-7

電話:03-5340-5000(代)

交通:JR・東京メトロ東西線中野駅南口から徒歩8分

参加費:会員無料(同伴者1名につき1000円、未入会員8000円)

予約不要:当日は会員証を受付でご提示下さい。

※平成25年度日本歯科医師会生涯研修3単位の登録を予定しています。

 

☆地図:なかのZERO小ホール

 

なかのZEROホール

2013/10/27 第4回学術研究会(集中講習) 「これだけは知りたい! 有病者の歯科治療」

社会の急速な高齢化に伴い、全身的な疾患を持ついわゆる有病者が歯科医院を受診する機会が増えています。このような患者さんが歯科治療を安全かつ適切に受けられるように、しっかりした体制を整えておく必要があります。

歯科治療総合医療管理料に規定する疾患として、高血圧性疾患、虚血性心疾患、不整脈、心不全 喘息、慢性気管支炎、糖尿病、甲状腺機能障害、副腎皮質機能不全、脳血管障害、てんかん、甲状腺機能亢進症、自律神経失調症、骨粗鬆症(BP製剤)、慢性腎不全(透析患者)があります。このような疾患を有する患者さんの歯科治療では、医科との連携が必要な場合が少なくありません。また、偶発症発生の危険も高く、その予防や対応の準備も必要です。スムースな診療連携と安全な歯科治療を行うために必要な基本的ポイントを解説します。    (講師より)

◆テーマ:第4回学術研究会(集中講習)これだけは知りたい! 有病者の歯科治療

 

◆日 時:10月27日(日) 午前10時~午後4時

◆講 師:野口いづみ 氏(鶴見大学歯学部准教授、日本歯科麻酔学会評議員・指導医、日本障害者歯科学会認定医、日本登山医学会理事)

     中川洋一 氏(鶴見大学歯学部講師、日本歯科薬物療法学会編集委員会委員長、日本口腔外科学会認定口腔外科専門医・指導医)

 

◆会 場:明治大学・リバティータワー1011号室

     住所:東京都千代田区神田駿河台1-1

電話:03―3296―4545

 

◆交 通:JR総武線・中央線御茶ノ水駅下車「御茶ノ水橋口」より徒歩3分、東京メトロ丸の内線 御茶ノ水駅下車「出口1または出口2」より徒歩3分、東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅下車「B3またはB5出口」より徒歩5分、東京メトロ半蔵門線・都営新宿線・都営三田線神保町駅下車「A5またはA7出口」より徒歩5分

 

◆定員・参加費:250名(※ご参加は会員、およびそのスタッフに限ります)、1名につき4,000円(昼食代含む)

◆要予約:03-3205-2999(社保学術部)

※平成25年度日本歯科医師会生涯研修の登録を予定しています。

 

明治大学

五十嵐順正氏、第3回学術研究会を開催しました

写真1:●第3回学術研究会

9月19日、五十嵐順正氏(日本補綴歯科学会歯科補綴専門医・指導医・名誉会員、東京医科歯科大学歯学部元教授)を講師に招き、文京シビック小ホールで第3回学術研究会を開催しました。

今回は「保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう」をテーマに、欠損補綴処置の前処置や、連結強度と支持・把持・維持、補綴前処置の意義や内容など多数症例を用いて、講演をして頂きました。当日は200名が参加しました。

 参加者からは、「基礎から症例まで見れて良かった」「臨床例の他に実験も含めたデータが多くて素晴らしかった」などの声が寄せられ、大変好評でした。

次回の学術研究会は、10月27日(日)に開催いたします。野口 いづみ氏(鶴見大学歯学部准教授、日本歯科麻酔学会評議員・指導医、日本障害者歯科学会認定医)中川 洋一氏 (鶴見大学歯学部講師、日本歯科薬物療法学会編集委員会委員長、日本口腔外科学会認定口腔外科専門医・指導医)の両講師をお招きし、「これだけは知りたい! 有病者の歯科治療」をテーマに集中講習を行います。

事前申込制となっておりますのでご注意ください。詳しくは、本ホームページ「研究会イベント」コーナー、または機関紙9月号の研究会ご案内ページをご覧下さい。

第2回若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催

第2回若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催しました/8月24日:29名参加

20130824第2回学術ベーシック講座HP案内250pix

 8月24日、協会会議室にて「日常の口腔外科 抜歯について~手際よく安全に抜歯を行うために~」をテーマに第2回若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催し、29名が参加しました。当日は、濱崎啓吾東京歯科保険医協会社保学術部担当理事が講師に立ち、自身の経験を元に、抜歯前の何をチェックすべきか、留意すべき臨床解剖、外科器具の基本的使用方法、トラブルへの対応などについて解説しました。また、抜歯の実際については、動画で自身の症例を紹介し、抜歯のポイントについて詳しい説明もありました。

 参加者からは「元口腔外科でしたが、その時に受けたかったと思うくらい要点を押さえていました」などの声がよせられ大変好評でした。次回は、9月19日に文京シビック小ホールにて、「保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう」をテーマに五十嵐順正氏をお招きし、第3回学術研究会を開催します。詳しくは、機関紙9月号(No.521)9・10面の「研究会・イベントのご案内」をご覧下さい。

第1回若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催しました

第1回若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催しました

 「根管治療の基礎~より成功率をあげるための根管形成を中心に~」をテーマに若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催し、21名が参加しました。当日は、本橋昌弘東京歯科保険医協会社保学術部部員が講師にたち、自身の臨床経験を踏まえ、開業医の視点から根管治療で大事なポイントを解説しました。また、根管治療で重要なラバーダムや根管形成についてはデモ講演も行われました。

 参加者からは「基本から今さら聞けないような事も聞くことができました」と大変好評でした。次回は、8月24日に「日常の口腔外科 抜歯について ~手際良く安全に抜歯を行うために~」をテーマに開催します。詳しくは「研究会・イベント」のページをご覧下さい。

9月19日(木)に五十嵐順正氏をお呼びして第3回学術研究会を開催します。

9月19日(木)に五十嵐順正氏をお呼びして第3回学術研究会を開催します。

 五十嵐順正氏(日本補綴歯科学会歯科補綴専門医・指導医・名誉会員、東京医科歯科大学歯学部元教授)をお呼びし、「保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう」をテーマに、文京シビック小ホールにて第3回学術研究会を開催します。ぜひご参加下さい。(詳しくは研究会イベントページ、もしくは東京歯科保険医新聞をご覧下さい)

 内田剛也氏をお呼びし、第2回学術研究会を開催しました

 内田剛也氏をお呼びし、第2回学術研究会を開催しました

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 内田剛也氏(川崎市開業、日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)を講師に招き、第2回学術研究会を開催しました。今回は「歯周基本治療で改善しない原因と対応~フラップするとき、しないとき~」をテーマに、日常診療で良く行われる歯周治療について自身の豊富な症例を踏まえ、講演をして頂きました。当日はドクターのほか、スタッフと一緒にご参加された会員も多く、246名が参加しました。

 参加者からは、「素晴らしい臨床例をたくさん見せて頂いてよかったです」「歯周病治療において色々と再確認できてよかったです。」など声が寄せられ、大変好評であった。

 次回、8月には学術ベーシック講座を8月3日(土)・8月24日(土)に、また9月には五十嵐順正氏(日本補綴歯科学会歯科補綴専門医・指導医・名誉会員、東京医科歯科大学歯学部元教授)を講師にお招きし「保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう」をテーマに開催する予定です。詳しくは研究会のご案内ページをご覧下さい。

国立国際医療研究センター病院にも周術期ポスターを掲示

国立国際医療研究センター病院にも周術期ポスターを掲示

 周術期ポスターpixCIMG6731

7月9日、協会作成の周術期ポスターを新宿区戸山町の独立行政法人国立国際医療研究センター病院歯科・口腔外科外来の入口付近に掲示していただきました。ポスター掲示には協会の濱﨑啓吾理事が赴き、歯科・口腔外科の丸岡豊科長とともにスナップ写真も撮影しました。

内田剛也氏をお招きし、7月18日(木)に学術研究会を開催します。

 内田剛也氏をお招きし、7月18日(木)に学術研究会を開催します。

 

 内田剛也氏(川崎市開業、日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)を講師にお招きし、7月18日(木)に文京シビック小ホールにて、第2回学術研究会を開催致します。ぜひ、ドクターだけでなく、歯科衛生士の方など診療所のスタッフみなさまでご参加下さい!

 

【テーマ】

歯周基本治療で改善しない原因と対応 -フラップするとき、しないとき-

【抄録】

中等度以上に進行した歯周炎では、歯周基本治療後も歯周組織の改善がみられず、歯周外科手術が必要となるケースも少なくありません。しかし、手術後も改善がみられず、対応に苦慮した経験をお持ちの先生もいらっしゃるのではないかと思います。

 歯周炎は歯周病菌の感染が主たる原因ではありますが、全身的および歯科的なリスクファクターの考慮が必要です。そして、歯周基本治療時には、治療に対する歯周組織の反応を観察し、原因となるリスクファクターを診断・治療することで、歯周外科手術前に歯周組織が改善し易い環境を準備する必要があります。

 今回の発表では歯周基本治療と歯周外科の意義について再考してみたいと思っています。

【講師】

内田剛也 氏 (川崎市開業、 日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)

【日程】

7月18日(木)午後7時~9時30分

【会場】

文京シビック小ホール(住所:東京都文京区春日1-16-21/電話:03-5803-1100)

【交通】

JR中央線・総武線水道橋駅徒歩8分、メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅徒歩3分、都営地下鉄三田線・大江戸線春日駅徒歩3分

【参加費】

①東京歯科保険医・協会会員 :無料(同伴者は1名につき1,000円) 、②東京歯科保険医協会・未入会員 :8,000円

【予約】不要。当日は会員証を受付にご提示下さい。

 

第1回学術研究会を開催しました

第1回学術研究会を開催しました 

 大谷一紀氏(台東区第1回学術研究会HP用ピクセル開業、日本補綴歯科学会専門医)を講師に招き、第1回学術研究会を開催しました。当日は176名が参加。今回は「シンプルな積層充填で行うダイレクトボンディング~色(明度)・形態・表面性状の調和~」をテーマに、日常診療で良く行われる充填について補綴的な見地からさらに審美性を追及した講演をしていただきました。当日は充填の基本的な考え方の他、講師による充填のデモンストレーションも行われました。

 参加者からは、「今まで知らなかったテクニックも分かりやすく解説・デモをしていただき、明日から早速臨床で試してみます。」「来てよかったです。明日から役立つとてもいい講演でした。」「内容も濃く、本当に良かったです。ありがとうございました。」など声が寄せられ、大変好評であった。

 

 次回は7月18日(木)に内田剛也氏(川崎市開業、日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)を講師にお招きし、「歯周基本治療で改善しない原因と対応~フラップするとき、しないとき~」をテーマに開催予定です。詳しくは研究会のご案内ページをご覧下さい。

 

第3・4回学術研究会のタイトルと学術ベーシック講座の日程が決まりました

第3・4回学術研究会のタイトルと学術ベーシック講座の日程が決まりました

◆学術研究会:第3・4回の学術研究会のタイトルが以下のように決定しましたのでお知らせします。ぜひ、ご参加ください。

 ・第3回:保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう

 ・第4回:ここだけは知りたい!有病者の歯科治療

 

◆学術ベーシック講座:また、昨年度好評だった若手歯科医師向け学術ベーシック講座を今年度も開催いたします。今年の日時、タイトルは以下の通りです。詳細は、当協会の機関紙7月号、本ホームページなどでご案内いたします。若手の先生で、歯内療法や抜歯について深く勉強されたい方は、ぜひ、こちらにもご参加ください。

 ・第1回:8月 3日(土)午後7時~9時/会場→東京歯科保険医協会会議室

      テーマ「歯内療法について(仮題)」

 ・第2回:8月24日(土)午後7時~9時/会場→東京歯科保険医協会会議室

      テーマ「抜歯について(仮題)」

 

 

新規開業医講習会を開催します:6/30と7/7の両日:指導相談・患者トラブル等の相談に対応した協会ならではの講義を2日にわたり開催

新規開業医講習会を開催します

6/30と7/7の両日:指導相談・患者トラブル等の相談に対応した協会ならではの講義を2日にわたり開催

 新規講習:加藤先生IMG_6693

会員の先生方から「最近の新規指導について知りたい」「保険診療の内容を知りたい」「カルテ記載はどうしたらよいのか」といった声や、患者とのトラブルについてのご相談が多く寄せられています。こうした声にお応えして、新規開業医講習会を開催いたします。新規開業の先生方がきちんとした保険診療を行い、医院を円滑に経営してくための内容が満載となっております。

 

 

 

新規講習:田賀先生IMG_6668ぜひご参加をご検討ください。

 

     2日間

     コース

6月30日(日)

7月7日(日)

10時~16時

10時~16時

講義

内容

 (午前)

  ○審査・指導

  ○保険点数

   ○症例に基づいたカルテ記載

講義

内容

 (午後)

  ○保険点数

  ○患者トラブル対応とその予防

 

参加費

 (2日分)

  協会会員 13,000円 未入会の先生30,000円

   ※両日のご参加が原則となります。

   ※参加費には資料・食事代が含まれております。

会場

東京歯科保険医協会・会議室

JR・地下鉄東西線 高田馬場駅下車 徒歩5分

申込

東京歯科保険医協会   担当:組織部(℡:03-3205-2999)

定員45名/定員に達し次第締め切り

 

 

 

2013年度学術研究会 開催日程が決定しました

2013年度学術研究会 開催日程が決定しました

2013年度学術研究会の日程

●学術研究会の予定(全景)

2013年度学術研究会日程が決定しました。歯科開業医の視点に沿ったテーマで4回開催致します。どれも明日からの診療に役立つ内容ばかりです。ぜひご参加下さい。

また、昨年度に引き続き、好評であった周術期口腔管理に関する研究会も開催を予定します。日程が決まり次第、HP・新聞等でご案内します。

 

 

○第1回学術研究会

「シンプルな積層充填で行うダイレクトボンディング ~色(明度)・形態・表面性状の調和~ 」

●学術研究会の予定(講師:大谷)

 現代のコンポジットレジン修復(以下,CR修復)には2つの役割があると考える。まずは、MI (minimal intervention)の概念に則ったカリオロジー的側面における役割があげられる。FDIが提唱するMIの概念の要旨は①う蝕に対する再石灰化、②う蝕病原性細菌の管理・予防、③歯質保存的な接着修復の優先である。そのなかで、CR修復は③における不可逆的なう蝕に対する第一の処置であり、これによって(1)健全歯質の可及的な保存が可能であり、(2)歯髄への刺激を軽減できることなどから、結果として「歯の延命」が可能になると考えている。

 次に、審美・機能性回復の役割がある。コンポジットレジンの性能が進化した現在では、CR修復であっても高い審美性の回復を図ることが可能となっている。

 本講演では、充填テクニックを中心に、自然感のあるダイレクトボンディングを成功させるための臨床術式について解説し、クラスⅡ・クラスⅣ窩洞への充填のデモも行う。(講師より)

◆日 時 6月19日(水)午後7時~9時30分

◆講 師 大谷一紀 氏(台東区開業、日本補綴歯科学会専門医)

◆会 場 文京シビック小ホール

    住所:東京都文京区春日1-16-21

    電話:03-5803-1100

◆交 通 東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅4bまたは5番出口徒歩3分、都営地下鉄三田線・

大江戸線春日駅(文京シビックセンター前)文京シビックセンター連絡通路徒歩3分、

JR中央・総武線水道橋駅徒歩8分

◆参加費 会員無料(同伴者は1名につき1,000円、未入会員8,000円)

◆予約不要 当日は会員証を受付にご提示下さい。

 ※平成25年度日本歯科医師会生涯研修3単位の登録を予定しています。

 

○第2回学術研究会

「歯周基本治療で改善しない原因と対応 ~フラップするとき、しないとき~ 」

☆内田先生ウチダ

 中等度以上に進行した歯周炎では、歯周基本治療後も歯周組織の改善がみられず、歯周外科手術が必要となるケースも少なくありません。しかし、手術後も改善がみられず、対応に苦慮した経験をお持ちの先生もいらっしゃるのではないかと思います。

 歯周炎は歯周病菌の感染が主たる原因ではありますが、全身的および歯科的なリスクファクターの考慮が必要です。そして、歯周基本治療時には、治療に対する歯周組織の反応を観察し、原因となるリスクファクターを診断・治療することで、歯周外科手術前に歯周組織が改善し易い環境を準備する必要があります。

 今回の発表では歯周基本治療と歯周外科の意義について再考してみたいと思っています。(講師より)

◆日 時 7月18日(木)午後7時~9時30分

◆講 師 内田剛也 氏(川崎市開業、日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)

◆会 場 文京シビック小ホール

    住所:東京都文京区春日1-16-21

    電話:03-5803-1100

◆交 通 東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅4bまたは5番出口徒歩3分、都営地下鉄三田線・

大江戸線春日駅(文京シビックセンター前)文京シビックセンター連絡通路徒歩3分、

JR中央・総武線水道橋駅徒歩8分

◆参加費 会員無料(同伴者は1名につき1,000円、未入会員8,000円)

◆予約不要 当日は会員証を受付にご提示下さい。

 ※平成25年度日本歯科医師会生涯研修3単位の登録を予定しています。

○第3回学術研究会

保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう

歯科診療室に来院する欠損歯列患者のほとんどが保険の範囲での欠損補綴治療を希望して来る。経済的に豊かな人たちにも、そうでない人たちにも学理的に正しい、健康回復に効果のある欠損補綴治療を行うのが我々臨床医のスタンスである。それでは、学理的に正しい治療とはどのような事項で、どんな点に留意して治療にあたるべきなのだろうか。今回はおもにクラスプ義歯をツールとする治療について最新のスタンダードを提示したい。

◆日 時 9月19日(木) 午後7時~9時30分

◆講 師 五十嵐 順正 氏(東京医科歯科大学歯学部教授)

◆会 場 文京シビック小ホール

    住所:東京都文京区春日1-16-21

    電話:03-5803-1100

◆交 通 東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅4bまたは5番出口徒歩3分、都営地下鉄三田線・

大江戸線春日駅(文京シビックセンター前)文京シビックセンター連絡通路徒歩3分、

JR中央・総武線水道橋駅徒歩8分

◆参加費 会員無料(同伴者は1名につき1,000円、未入会員8,000円)

◆予約不要 当日は会員証を受付にご提示下さい。

○第4回学術研究会

社会の急速な高齢化に伴い、全身的な疾患を持ついわゆる有病者が歯科医院を受診する機会が増えています。このような患者さんが歯科治療を安全かつ適切に受けられるように、しっかりした体制を整えておく必要があります。  歯科治療総合医療管理料に規定する疾患として、高血圧性疾患、虚血性心疾患、不整脈、心不全 喘息、慢性気管支炎、糖尿病、甲状腺機能障害、副腎皮質機能不全、脳血管障害、てんかん、甲状腺機能亢進症、自律神経失調症、骨粗鬆症(BP製剤)、慢性腎不全(透析患者)があります。このような疾患を有する患者さんの歯科治療では、医科との連携が必要な場合が少なくありません。また、偶発症発生の危険も高く、その予防や対応の準備も必要です。スムースな診療連携と安全な歯科治療を行うために必要な基本的ポイントを解説します。

これだけは知りたい! 有病者の歯科治療

◆日 時 10月27日(日)午前10時~16時

◆講 師 中川洋一 氏

    (鶴見大学歯学部講師、鶴見大学歯学部附属病院口腔外科ならびに口腔機能診療科)

    野口いづみ 氏

    (鶴見大学歯学部歯科麻酔学教室准教授)

◆会 場 明治大学・リバティータワー1011号室

    住所:東京都千代田区神田駿河台1-1

    電話:03-3296-4545(明治大学代表)

◆参加費 1名につき4,000円(昼食代含む)

◆定 員 250名(※ご参加は会員、およびそのスタッフに限ります)

◆要予約 03-3205-2999(社保学術部)

 

 

 

支払基金が審査情報提供事例を公表

支払基金審査情報提供事例公表

 

社会保険診療報酬支払基金(以下、「支払基金」)は、昨年の8月に引き続き、歯科の審査情報提供事例6項目を公表した。(平成25年3月18日)

公表された事例はあくまでも支払基金での取扱いとなっているので注意された。

 

25 根管充填     

取扱い

 原則として、根管充填後に、歯根破折等で抜歯に至った場合、当該根管充填の算定を認める。

取扱いを

定めた理由

歯を保存するために行った根管充填後に、歯根破折等でやむを得ず抜歯に至ることは臨床上あり得                                                                                                                         るものと考えられる。

 

26 歯周基本治療と歯周外科手術

取扱い

原則として、1日で全顎のスケーリングを実施した場合の、全歯に対するSRP、歯周外科手術に係る費用の算定を認める。

取扱いを

定めた理由

歯周病の病態はさまざまであり、1日でスケーリングを実施することは、歯科医学的にもあり得る。また、その後の歯周病検査の結果によっては、歯周病の進行の程度、根面の状況により、全歯に対するSRPや必要な部位の歯周外科手術を実施することも考えられる。

 

 27 歯冠修復物又は補綴物の除去

取扱い

原則として、同月内に「C→Pul」の移行病名で、レジン充填後に抜髄を行った場合、抜髄を行う際の除去の算定を認める。

取扱いを

定めた理由

歯髄の保存を図る目的でレジン充填を行った後、やむを得ず抜髄に至ることは臨床上あり得ることから、同月内に抜髄に伴うレジン充填の除去は考えられる。

 

 28 抜歯手術(埋伏歯)

取扱い

原則として、「智歯周囲炎(Perico)」病名で「J000 抜歯手術5埋伏歯」の算定は認めない。

取扱いを

定めた理由

「J000 抜歯手術 5埋伏歯」の算定にあたっては、算定要件が定められており、Perico病名のみでは算定要件に合致しないことから、認められない。

 

 29 う蝕歯インレー修復形成

取扱い

原則として、インレー装着後、同月内にPul症状で抜髄を行った場合、抜髄前のう蝕歯インレー修復形成、印象採得、咬合採得及びインレー装着の算定を認める。

取扱いを

定めた理由

インレー装着後に疼痛が出現し、やむを得ず抜髄となることは、臨床上あり得るものと考えられる。

 

30 咬合採得

取扱い

原則として、乳歯金属冠の装着にあたり間接法で行う場合、「M006咬合採得 1歯冠修復」の算定を認める。

取扱いを

定めた理由

乳歯金属冠の装着にあたり間接法で行う場合に、咬合採得を行うことは、歯科医学的にあり得るものと考えられる。

新規開業医が集い保険診療の基本と新規指導を学ぶ

新規開業医が集い保険診療の基本と新規指導を学ぶ

協会では、新規開業医者向けの講習会を年2~3回開催していますが、3月には17日と31日の2日コースで企画し、30名を超える参加となりました。

 ●新規講習:社保:加藤先生IMG_6692

17日の講習会は、歯科医院の経営・管理や患者トラブル・クレームの対応、審査・指導、カルテ記載の基本について解説が行われ、講師から具体的な事例を織交ぜながら説明されました。

 

参加者が心配する新規個別指導では、医療機関に届く指導通知の読み方や持参物の準備、当日の心得を丁寧に伝え、カルテ記載では患者の症状や所見、処置の根拠などポイントを絞った解説が行われ、参加者が真剣にメモを取る姿が見られました。

●新規講習:社保:山本先生IMG_6683

2日目の講習会では…。

31日には、カルテ記載について症例に沿って分かりやすく解説します。17日のおさらいも行いますので、安心して受講が可能です。質問が多かった保険点数についても時間をとり説明し、保険診療の基礎となる点数のルールや注意点を解説するほか、特に指導で指摘されやすい項目にも触れていきますのでぜひ、ご参加下さい。

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