歯科衛生士養成校 54.3%で定員割れの実態 | 全国歯科衛生士教育協議会

全国歯科衛生士教育協議会が「歯科衛生士教育に関する現状調査結果」を取りまとめた。それによると、加盟する176の歯科衛生士養成校の2022年度入試で入学者数が定員割れを起こしている養成校が54.3%に上ることが明らかになっている。
この調査は22年4月、同協議会加盟176校に対して郵送によるアンケート方式で行われ、全校から回答が寄せられ、調査結果は同年6月に取りまとめられている。
それによると、22年度入試における全養成校の入学定員数は9,609名で、志願者数は1万873名だが、実際の入学者数は8,547名となっており、定員数に対する入学者数の割合、すなわち定員充足率は88.9%となっている。さらに、入学者数が定員に満たず定員割れを起こしている養成校は54.3%あり、志願者数が定員に満たない養成校は40.0%としている。定員割れについては、19年度は63.0%だったのが21年度には48.3%まで回復したものの、22年度では再び増加し54.3%となっている。