社保審医療部会が次期改定の「基本方針」の議論開始

社保審医療部会が次期改定の「基本方針」の議論開始/概算要求基準は7月7日に閣議決定済み

8月5日、社会保障審議会の第80回医療部会がオンライン方式で開催され、729日に開催された医療保険部会に引き続き、2022年度診療報酬改定の「基本方針」に関する協議・検討が始まった。

今回の検討の中で、特に歯科に関する内容を見ると、感染症対策にも関連する口腔健康管理の充実、通院困難者への医療提供の必要性などを踏まえて改訂の必要性が指摘されている。そのほか、新型コロナウイルス感染症への諸対策を念頭に置いた議論が必要であることなども指摘されている。

◆概算要求基準は77日に閣議決定済み

既に、政府の2022年度予算概算要求基準については、去る77日に「令和4年度予算概算要求に当たっての基本的な方針」、いわゆる概算要求基準を閣議決定しており、各省庁等では、今月末が財務省への提出期限となっている2022年度予算概算要求案の編成作業に入っている。社会保障関連経費については、「骨太方針2018」の中で掲げられた社会保障費抑制方針の路線をそのまま踏襲している。