歯科医師による児童虐待防止への関与を安倍総理に質問/国民民主党の櫻井議員

歯科医師による児童虐待防止への関与を安倍総理に質問/国民民主党の櫻井議員

3月4日に開催された参院予算委員会で国民民主党の櫻井充参議院議員が質問に立ち、「児童虐待問題」を取り上げたが、その中で歯科医師、歯科医療機関の役割についても言及し、安倍総理に答弁を求める一幕があった。

櫻井議員は総理に対し、まず、東京都のホームページの記載化を引用する形で児童虐待を見出す機会について、「早期に発見できる。なぜかというと、虫歯を指摘されている。むし歯の数が違う。むし歯を指摘された後に、虐待を受けている子どもは、ほとんど治療に行っていないので、未処置の歯が多い」と指摘。さらに、「私はこのプロジェクトに歯科医師をもっと積極的に関与させるべきと思うが、総理のご所見を伺いたい」と続け、厚生労働省と文部科学省が本年2月15日に設置した児童虐待の再発防止に取り組む合同プロジェクトチームに歯科医師を参加させるよう求めた。

これに対して安倍総理は、「虐待を未然に防止する上においても今、この印象として有用ではないかと、こう考えたところでございまして、検討させていただきたいと思います」と回答した。