東京歯科大学の上條教授の研究が第三者提供承諾案件に/厚労省がレセプト情報等の提供に関する有識者会議開催

東京歯科大学の上條教授の研究が第三者提供承諾案件に/厚労省がレセプト情報等の提供に関する有識者会議開催

5月17日、厚生労働省の「レセプト情報等の提供に関する有識者会議」(座長:山本隆一/一般財団法人医療情報システム開発センター理事長)が開催され、①「行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律の改正」に関する対応、②第三者提供の現状についての報告―を中心に議論が行われた。

このうち①については、「現行の行個法における個人情報の定義」「個人情報の提供」「有識者会議での審査」「NDB第三者提供」「改正行個法におけるNDB第三者提供の位置づけ」5項目について説明が行われた。

詳細な説明は避けるが、今回、歯科領域からの第三者提供承諾案件が資料配布され、東京歯科大学教授の上條英之氏による「長期の歯のメンテナンス治療による生活習慣病と医療費適正化並びに就業と歯科疾患への影響に関する研究」、日本歯科総合研究機構研究員の恒石美登利による「歯科治療状況と医療受療動向との関連調査」の2件を含む137件が紹介された。