石油製品の在庫・供給状況で緊急アンケート/医療資材高騰と供給難診療継続に不安の声
中東情勢の緊迫化により、原油由来製品を含む医療資材などの流通・供給への影響が広がり、歯科医療機関においても入手困難な状況が生じている。このため協会では、5月15日~31日にかけて会員を対象に「歯科医療機関における石油製品の在庫・供給状況緊急アンケート」を実施した。
詳細な結果は7月号に掲載予定だが、5月18日時点で寄せられた回答212件のうちでは、約96%は「入手困難となっている医療資材がある」と答えた。特に、医療用グローブ、エプロン、滅菌バッグの在庫不足を訴える声が多く寄せられた。
また、「在庫はあるものの価格が高騰している」「必要数を発注しても納品されない」など、価格上昇と供給不安の双方が医院経営に影響を及ぼしている実態も明らかとなった。
寄せられた声からは、「グローブが手に入らなければ、患者さんの数を制限しないといけない」「発注しても希望数が届かない」「物品が入らず、また診療を継続するために通常の倍以上の値段のものを仕入れている」「医療資材の価格が上がるのは仕方ない(諦める)として、そもそも注文しても入ってこないことへのストレスは耐え難い苦しみだ」など、切実な状況がうかがえた。
◆医療用手袋の放出開始
こうした状況を受け、厚生労働省は5月18日から医療用手袋の有料放出を開始した。申請・購入には、G-MISへログインの上、申請後に販売会社を通じた購入手続きが必要となる。
詳細は、東京都「厚生労働省による中東情勢を踏まえた医療用手袋の放出について」 をご確認いただきたい。
なお、G-MISでの手続きが困難な場合は、東京都保健医療局感染症対策部医療体制整備課物資管理担当(TEL 03―5320―4183)までお問い合わせいただきたい。



