保団連主催「今こそストップ!患者負担増」集会に全国から120名参加

保団連主催「今こそストップ!患者負担増」集会に全国から120名参加

保団連は1月26日、衆議院第2議員会館内で「今こそストップ患者負担増!キックオフ集会」を開催し、全国の保険医協会・医会などから120名余りが参加した。開催中の国会の間隙をぬって国会議員も参加し、大野元裕参院議員(民進党)は「者負担の問題は政策と財源とのバランスが重要になってくる。その基本には負担が少なく安心・安全な医療提供ができるようにすべき」と挨拶し、続いて武田良介参院議員(共産党)が「医療問題は必ず財源が議論されるが、現実には捻出可能なのに動きがない」と指摘。また、川田龍平・参院議員(民進党)が「高額療養費制度改悪は、高齢者にとり非常に大きな問題。これは薬価の問題と絡み黙っていてはダメ。とにかく反対・阻止していきたい」と力強く訴えた。

このあと保団連の住江憲勇会長が挨拶に続き、特別ゲストのNPO法人医療制度研究会の本田宏副理事長から、「定年以後、全国各地で政府の社会保障政策、医療制度の改悪への懸念と阻止を訴えていて、2つわかったことがある」とし、具体的には、①昔からの伝統・文化が厳然としてあり、正しいことを言ってもなかなか変わらないこと、②既存の権力との戦いは厳しいが、しなくてはならない―であるとした。

そのほか、保団連の宇佐美宏副会長(歯科代表)が、「アベノミクスは失敗という人は50%を超えている。国民生活を大事にしていくために活動しているが、こうした集会に出席し新たに意思確認することで前を向いていける」とした。