本年3月の東京地方裁判所における歯科関連裁判の状況

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本年3月4日、東京地方裁判所でインプラント手術による患者死亡事故をめぐる「I裁判」の判決が出された。ところで、このインプラント裁判に際しては、協会広報部も東京地裁815法廷を傍聴した。廷内には原告、被告関係者、一般傍聴者のほか、大学の法医学・法歯科医学関係者、学生ほかが傍聴するなど、関心の高さがうかがえた。傍聴していた法医学関係者によると、「このような患者が死亡した裁判は別格だが、今年に入り、特に3月は歯科関連の裁判が多い」とのことであった。

そこで、4月に入ったことを契機に、本年3月に行なわれた東京地裁における歯科関連裁判公判の事例を調べてみた。把握できたのは10件で、その内訳は、①損害賠償請求事件:5件、②建物明渡請求事件:1件、③売掛金支払請求事件:1件、④和解金等請求事件:1件、⑤貸金返還請求事件:1件、⑥賃金請求事件:1件―というもの。

このほか、東京地裁ではなく東京高等裁判所でも損害賠償請求1件がある。なお、以上のほかにも、公判の事例がある可能性もある点、お含みおきいただきたい。