厚生労働省が歯科専門職検討会WGの第2回会合を開催

厚生労働省が歯科専門職検討会WGの第2回会合を開催

厚生労働省は3月18日、「歯科専門職の資質向上検討会」に設置している「歯科医師ワーキンググループ(WG)」の第2回会合を同省内で開催した。

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今回は特に、歯科医師臨床研修制度について協議・検討を加え、事務局の資料説明と報告の後、委員で日本歯科大学生命学部の秋山仁志教授と伊東歯科口腔病院の伊東隆利院長、千葉大学医学部の丹沢秀樹教授(医師免許と歯科医師免許を双方を持つダブルライセンサー)、九州大学の樋口勝規教授、さらに患者サイドの声を聞くため、ささえあい医療人権センターCOMLの山口育子委員理事長も参加してプレゼンテーションが行なわれ、委員間の意見交換も行われた。その内容に基づき、現行の歯科医師臨床研修制度の見直しに関連する論点についても議論が重ねられた。

医院の間からは、指導歯科医経費や目標達成管理費、研修物件費などを賄うには、研修歯科医人件費では不足している実情が紹介されたほか、歯科医師・医療人としての自覚が足りない点を指摘する声もあがった。