国立国際医療研究センター病院にも周術期ポスターを掲示

7月9日、協会作成の周術期ポスターを新宿区戸山町の独立行政法人国立国際医療研究センター病院歯科・口腔外科外来の入口付近に掲示していただきました。ポスター掲示には協会の濱﨑啓吾理事が赴き、歯科・口腔外科の丸岡豊科長とともにスナップ写真も撮影しました。
国立国際医療研究センター病院にも周術期ポスターを掲示

7月9日、協会作成の周術期ポスターを新宿区戸山町の独立行政法人国立国際医療研究センター病院歯科・口腔外科外来の入口付近に掲示していただきました。ポスター掲示には協会の濱﨑啓吾理事が赴き、歯科・口腔外科の丸岡豊科長とともにスナップ写真も撮影しました。
消費税増税で歯科医療はどうなる②(全3回)
「歯科医院経営への影響と対策」
◆経営への影響
前回みたように、来院患者数が減少するので、ある程度の収入減は避けられない。特に保険収入の減少が大きい。
一般に、保険医療機関の収入の大部分は保険収入であり、そのうち比較的点数の高い補綴治療の患者が減るため、患者数の減少がそのまま収入減となってしまう。
一方、医療の質にこだわる患者を中心に自費治療の需要はある程度見込めること、そもそも自費収入の比重はそう高くないこと等を考えると、自費収入が減ったとしてもその影響は比較的小さいと思われる。
経費面では、給料賃金・減価償却費は消費税がかからないので増税の影響はないが、歯科材料費・外注技工料・リース料・地代家賃などの経費増が経営を圧迫する。
2006年分確定申告決算書の会員アンケートをもとに個人立歯科診療所の消費税の影響を試算したところ、医業収入3700万円(うち自費収入880万円)、所得金額850万円の場合、消費税率が現行の5%でも51万円もの負担増(損税)になることが分かった(※)。消費税が10%になれば、102万円になる(政府・厚労省が診療報酬点数に消費税分を上乗せしたとしている点については、次回触れる)。
※自費診療で診療代に消費税を転嫁できていない歯科医院も少なくないことから、ここでは50%転嫁したものと仮定し計算した。
◆歯科医療機関4つの経営対策
現在の経済状況で消費税増税を実施すべきでないことは明らかだ。協会は増税中止を求めている。そのことを前提に、ここでは歯科医療機関の対策を考える。ポイントは以下の4点。
第1に、人口減少に伴い中長期的には患者減が予想される。したがって、一人ひとりの患者を長期にわたり定期的に来院するよう啓蒙・教育し、1人でも多くの患者を自院のファンにすることである。そのためのキーワードは、「褒める」「声をかける」「説明する」の3つ。
第2に、疾病構造の変化に対応し、歯周病治療を強化することである。歯周病の怖さを理解していない患者も多いので、歯周病の正しい知識を広げていくことが重要だ。その面で診療現場の努力が必要である。
第3に、高齢患者の増加が明らかなのでその対応を強化すること。これは単に訪問歯科診療の強化を意味しない。高齢者の楽しみは「食」にある。口腔機能の保持により全身の健康とQOLの向上に積極的に関わっていくことがこれからは重要である。
第四に、今こそスタッフを育て、「戦力」にすることである。経営が厳しいからと安易に合理化を考えることは、じり貧を招く。スタッフが安心して誇りをもって仕事ができるよう先生が努力するなら、院内は明るくなり患者は安心して治療が受けられる。
消費税増税で歯科医療はどうなる①(全3回)
「年収の低い世帯ほど負担増で影響大に/年間10.67万円~16.7万円もの負担増」
◆消費税増税による国民生活への影響
昨年8月に成立した「社会保障・税一体改革関連法」によって消費税が2014年4月から8%、15年10月から10%に引き上げられるほか、復興増税や厚生年金保険料等も上がり重い負担が国民生活にのしかかる。国民の負担増は消費税増税だけで13.5兆円、ほかに年金給付額、子ども手当などの縮減、健康保険料の引き上げなど6兆円以上、合わせて20兆円以上の大幅負担増となる。これは1997年の消費税増税(3%から5%)と医療費の窓口負担引き上げ(健保本人一割から二割)による9兆円の負担増を大幅に上回り、国民生活への影響が深刻になると予想されている。
こうした大規模な国民負担増は所得弾性値が高いといわれる歯科医療に大きく影響する。大和総研・是枝俊吾氏は、世帯の消費支出が1%減少した場合、歯科診療代は1.34%~1.43%減少し、家計の消費支出の減少分以上に歯科診療代が削られると予測している(協会が行った学習会で)。ただ、97年当時と違って、今日の深刻なデフレ経済のもとで大増税が実施されればもっと受診抑制が進むのではないかと危惧される。
その根拠は、負担増計画の暮らしへの影響の大きさにある。是枝氏は5つのモデル世帯を想定した影響試算を行っているが、40歳以上、専業主婦、小学生の子ども2人の4人世帯における2011年と2016年の実質可処分所得をみると、年収300万円の世帯では24.96万円、年収500万円の世帯では32.89万円の減少となる。比率で見ると300万円の世帯で8.87%減となり、年収が低い世帯ほど増税・負担増の影響が大きいことが明らかになった。所得減少の最大の要因は消費税増税であり、300万円世帯では10.67万円、500万円世帯では16.7万円の減少となる。また、住民税の年少扶養控除の廃止、厚生年金の保険料増加、子ども手当(児童手当)の減少と所得制限(高所得世帯への)等による影響も大きい。
風しんなどの対策訴えワクチンパレード実施/子ども支援ネットワーク主催

子ども支援ネットワークの主催、NPO法人VPDを知って子どもを守ろうの会、風疹の流行を止めよう緊急会議、ポリオの会、東京保険医協会などの賛同による『風疹の流行を止めて!妊婦さんとお腹の赤ちゃんを守って!「風しんの臨時予防接種等の実現を求める7・4ワクチンパレード」』が本日午前11時から港区六本木の三河台公園から千代田区の日比谷公園にかけて実施されました。
このパレードでは、風しんの流行を抑え、成人男性を含めての風疹ワクチンの接種を訴え、政府に対しても緊急対策を求める目的で行われたもので、協会からも3名が参加。パレード参加者は100名以上に上った。
★第1回経営・税務研究会★
これまでに行った経営・税務研究会等に参加した会員アンケートで、医院承継に関する講習会の開催希望が少なからず寄せられている。来年4月に予定されている消費税増税のこともあり、承継のことで悩んでいる先生も多いのではないかと思われる。そこで、歯科に詳しい公認会計士の高山昌茂氏をお招きし、もっとも効果的な医院承継のあり方を考えたい。
◆テーマ:歯科医院のための医院承継セミナー
◆日 時:8月31日(土) 午後6時30分~午後9時
◆講 師:高山昌茂 氏(公認会計士、協和監査法人・税理士法人協和会計事務所代表)
◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室
住所:新宿区高田馬場1-29-8新宿東豊ビル6階
電話:03―3205―2999
◆交 通:JR山手線戸山口、西武新宿線戸山口、
東京メトロ東西線3番・5番出口より徒歩5分
◆参加費:会員無料(同伴者は1名につき1,000円)
◆要予約:定員50名
協会経営・税務部(TEL 03-3205-2999)
★第2回若手歯科医師向け学術ベーシック講座★
誰しも一度は、抜歯でいわゆる“ハマった”経験をお持ちではないでしょうか。抜歯は日常臨床における口腔外科手術のなかでもっとも多く行われる手技の1つです。ただ一概に抜歯といっても、鉗子やヘーベルのみで抜去が可能な単純抜歯から、歯肉切開を加えなければいけないもの、場合によっては骨開削を加えなければ抜去できない難抜歯まで、その手技は多種多様です。今回は、様々なケースを供覧しながら、いわゆる抜歯でハマることのなく、手際良くかつ安全に抜歯ができるように、抜歯の基本的手技からその勘所までをお話しできればと思っております。 (講師より)
◆テーマ:日常の口腔外科 抜歯について ~手際良く安全に抜歯を行うために~
◆日 時:8月24日(土)午後7時~9時
◆講 師:濱﨑啓吾氏(東京歯科保険医協会社保・学術部担当理事)
◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室
住所:新宿区高田馬場1-29-8新宿東豊ビル6階
電話:03―3205―2999
◆交 通:JR山手線戸山口、西武新宿線戸山口、
東京メトロ東西線3番・5番出口より徒歩5分
◆参加費:各回1名につき3,000円・定員30名(定員になり次第締切)
◆要予約:協会社保・学術部(TEL 03―3205―2999)
★在宅療養支援歯科診療所の講習会★
2012年の改定で「在宅療養支援歯科診療所」(以下、「歯援診」)は一段と評価され、「歯科訪問診療補助加算」の算定では、歯援診の歯科衛生士が同行した場合に限定されています。この講習会は、歯援診の届出に対応したものです。届出を行うには歯科訪問診療料算定の実績や研修の修了、歯科衛生士の配置、保険医療機関との連携などの要件が必要です。また施設基準の要件となっている研修は、届出日から4年以内のものが認められます。
◆内 容:①高齢者の心身の特性、緊急時の対応
②高齢者の口腔機能の管理、在り方(管理計画の立案を含む)
◆日 時:9月11日(水) 午後6時30分~9時40分
◆講 師:繁田雅弘 氏 (首都大学東京副学長、首都大学東京大学院人間健康科学研究科教授)
茂木伸夫 氏 (がん・感染症センター都立駒込病院歯科口腔外科部長)
森元主税 氏 (東京歯科保険医協会副会長)
◆会 場:中野サンプラザ7F 研修室10
住所:中野区中野4-1-1
電話:03-3388-1151
◆交 通:JR中央線・総武線、東京メトロ東西線中野駅北口から徒歩1分
◆参加費:会員無料・同伴者は2名まで(同伴者は1名につき1,000円)
◆要予約:定員80名
協会地域医療部(TEL 03―3205―2999)
※修了証の発行(手数料1,000円)は会員ご本人に限らせていただきます。
※遅れて参加された場合、また途中で帰られた場合は、修了証の発行はできません。
★第1回若手歯科医師向け学術ベーシック講座★
一般臨床家であれば根管治療を行わない日はありません。しかしながら根管治療を成功に導くのはベテランでも難しいことです。根管充填を終えてレントゲンを見た後に、がっかりすることが多くありませんか?また、うまくいったと思っても痛みがずっと続いたり、治療を継続しても臨床症状がなかなか治まらない時もあります。そこで今回はまだ臨床に携わるようになって間もない若手の先生を対象に、簡単なデモを交えて根管治療、特に根管形成の原点、基礎的な事項について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。受講される先生方が少しでも根管治療の成功率を高め、根管治療が楽しくなって戴けると幸いです。 (講師より)
◆テーマ:根管治療の基礎 ~より成功率を上げるための根管形成を中心に~
◆日 時:8月3日(土) 午後7時~9時
◆講 師:本橋昌宏 氏(協会社保・学術部部員)
◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室
住所:新宿区高田馬場1-29-8新宿東豊ビル6階
電話:03―3205―2999
◆交 通:JR山手線戸山口、西武新宿線戸山口、
東京メトロ東西線3番・5番出口より徒歩5分
◆参加費:各回1名につき3,000円・定員30名(定員になり次第締切)
◆要予約:協会社保・学術部(TEL 03―3205―2999)
「歯科医院の感染症対策」に関する第3回ドクター・スタッフ講習会を開催します
2007年の医療法改正により、いま医療安全への取り組み強化が求められている。保健所の立入検査が歯科でも行われようとしており、その対策強化は急務となっている。協会は、『絵で見る 色でわかる 歯科の感染対策』というパンフレットを発行し、全会員に配布しているが、その著作に関わった茂木伸夫氏に感染対策を分かりやすく講義して頂くことにした。大勢のドクター・スタッフにご参加頂きたい。
【第3回ドクタースタッフ講習会】
◆テーマ:歯科医院の感染症対策
◆日 時:10月2日(水) 午後7時~8時30分
◆講 師:茂木伸夫 氏 (がん・感染症センター都立駒込病院歯科口腔外科部長)
◆会 場:東京ウィメンズプラザ ホール / 渋谷駅より徒歩12分、表参道駅より徒歩7分
住所 渋谷区神宮前5-53-67
電話 03―5467―1711
◆参加対象:歯科医師、歯科医療に従事するスタッフ
◆参加費:会員無料(同伴者は1名につき1,000円、未入会員8,000円)
◆予約不要:経営・税務部(TEL 03-3205-2999)

歯科外来診療環境体制加算研究会
ご承知の通り、昨年4月からの診療報酬改定で歯科外来診療環境体制加算が見直され、初診時+28点、再診時+2点となりました。これは施設基準に適合し、地方厚生局長に届け出た保険医療機関に限り、算定可能です。
本講習会は、その届出を行う上で必要な①偶発症に対する緊急時の対応、②医療事故、③感染症対策-の医療安全対策に係わる講習会です。また、2007年の医療法改正により義務化された医療安全に関する職員研修としても位置づけられるものです。
◆内 容:
①偶発症に対する緊急時の対応
②医療事故
③感染症対策
◆日 時:9月14日(土)午後6時30分~9時
◆講 師:坂下英明氏(明海大学歯学部病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学第2分野教授)
◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室
住所:新宿区高田馬場1-29-8新宿東豊ビル6階
電話:03―3205―2999
◆交 通:JR山手線戸山口、西武新宿線戸山口、東京メトロ東西線3番・5番出口より徒歩5分
◆参加費:会員無料(同伴者は1名につき1,000円)
◆要予約:65名
協会経営・税務部(TEL 03―3205―2999)
※修了証の発行(手数料1,000円)は会員ご本人に限らせていただきます。
※遅れて参加された場合、また途中で帰られた場合は、修了証の発行はできません。
歯科保険医協会4会長対談を実施/各地の取り組みや課題などで交流深める

協会は6月29日(土)、歯科保険医協会4会長対談を実施した。対談には、全国の保険医協会・医会のうち歯科単独で組織する4協会、すなわち4協会とは、東京歯科保険医協会(松島良次会長)、京都府歯科保険医協会(林光一理事長)、大阪府歯科保険医協会(小澤力理事長)、福岡県歯科保険医協会(大崎公司会長)の4協会の会長が参加した。
当協会の藤野健正副会長・広報部長が司会を務め、最近の医療・歯科医療、社会全般、経済などの諸問題のほか、指導・監査問題、会員拡大対策、消費税と医療機関など各協会の取り組みや課題、開業歯科医師にとって強い関心事などを話題に、約2時間にわたり思うところを語り合った。終了後に場所を変えてさらに熱い議論が重ねられた。
新規開業医講習会を開催します/明日30日(日)午前10時

明日、6月30日(日)午前10時から新規開業医講習会を開催します。新規開業医講習会は明日と7月7日(日)の2回に分けて開催します。明日は、午前、午後とも社保関連の講義。7月7日は午前は社保、午後は経税関連の講義となっております。
明日の講習の準備は写真の通り完了しました。
内田剛也氏をお招きし、7月18日(木)に学術研究会を開催します。
内田剛也氏(川崎市開業、日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)を講師にお招きし、7月18日(木)に文京シビック小ホールにて、第2回学術研究会を開催致します。ぜひ、ドクターだけでなく、歯科衛生士の方など診療所のスタッフみなさまでご参加下さい!
【テーマ】
歯周基本治療で改善しない原因と対応 -フラップするとき、しないとき-
【抄録】
中等度以上に進行した歯周炎では、歯周基本治療後も歯周組織の改善がみられず、歯周外科手術が必要となるケースも少なくありません。しかし、手術後も改善がみられず、対応に苦慮した経験をお持ちの先生もいらっしゃるのではないかと思います。
歯周炎は歯周病菌の感染が主たる原因ではありますが、全身的および歯科的なリスクファクターの考慮が必要です。そして、歯周基本治療時には、治療に対する歯周組織の反応を観察し、原因となるリスクファクターを診断・治療することで、歯周外科手術前に歯周組織が改善し易い環境を準備する必要があります。
今回の発表では歯周基本治療と歯周外科の意義について再考してみたいと思っています。
【講師】
内田剛也 氏 (川崎市開業、 日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)
【日程】
7月18日(木)午後7時~9時30分
【会場】
文京シビック小ホール(住所:東京都文京区春日1-16-21/電話:03-5803-1100)
【交通】
JR中央線・総武線水道橋駅徒歩8分、メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅徒歩3分、都営地下鉄三田線・大江戸線春日駅徒歩3分
【参加費】
①東京歯科保険医・協会会員 :無料(同伴者は1名につき1,000円) 、②東京歯科保険医協会・未入会員 :8,000円
【予約】不要。当日は会員証を受付にご提示下さい。
★「保険でよい歯を」東京連絡会/2013夏の講演会★
もしかして、お口が臭うかしら?と思ったことはありませんか?今回は、東京医科歯科大学「息さわやか外来(口臭外来)」診療科長の川口陽子先生をお招きし、口臭の原因と日常的な対策、最新の治療方法などについてお話し頂きます。さわやかな息を手に入れ、いつも笑顔で過ごしましょう♪
◆テーマ:誰もが気になるお口のにおい ~口臭治療の最前線~
◆日 時:7月7日(日) 14時~16時
◆講 師:川口陽子先生(東京医科歯科大学大学院教授)
◆会 場:文京シビックホール3F・会議室
住所:東京都文京区春日1-16-21
電話:03―5803―1100
◆交 通:東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅、 都営地下鉄三田線・大江戸線春日駅
◆参加費:無料
◆要予約:90名
協会事務局まで(TEL 03―3205―2999)
第1回学術研究会を開催しました
大谷一紀氏(台東区
開業、日本補綴歯科学会専門医)を講師に招き、第1回学術研究会を開催しました。当日は176名が参加。今回は「シンプルな積層充填で行うダイレクトボンディング~色(明度)・形態・表面性状の調和~」をテーマに、日常診療で良く行われる充填について補綴的な見地からさらに審美性を追及した講演をしていただきました。当日は充填の基本的な考え方の他、講師による充填のデモンストレーションも行われました。
参加者からは、「今まで知らなかったテクニックも分かりやすく解説・デモをしていただき、明日から早速臨床で試してみます。」「来てよかったです。明日から役立つとてもいい講演でした。」「内容も濃く、本当に良かったです。ありがとうございました。」など声が寄せられ、大変好評であった。
次回は7月18日(木)に内田剛也氏(川崎市開業、日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)を講師にお招きし、「歯周基本治療で改善しない原因と対応~フラップするとき、しないとき~」をテーマに開催予定です。詳しくは研究会のご案内ページをご覧下さい。
新会長・役員全員を承認
第41回定期総会を開催し議案6本承認

昨日6月20日、第41回定期総会を新宿区高田馬場の協会会議室で開催した。役員改選では、会長、副会長、理事ほか22名を選出、顧問2名と事務局長も承認された(写真左は新役員の集合写真)。

今回は、去る3月23日に「医科・歯科会員1万人達成記念祝賀会」、5月11日には当協会の「創立40周年特別企画」を開催し、今後の活動への新たな弾みがついた後に開催される総会であること、さらに2年に一度の役員改選の年に開催する総会であることから、役員はもとより一般会員からも関心の高い総会となり、メディアからも3社が取材に訪れた。
予定されていた議案6本は、担当役員の説明に基づき審議・検討が加えられ、すべて承認された。決議文全文は、当ホームページの「理事会声明」コーナーをご覧ください( 東京歯科保険医協会 ≪ 理事会声明 )。
なお、承認された役員ほかは、以下の通り。

【会 長】松島良次(写真左/目黒区)
【副会長】呉橋美紀(大田区)、濱克弥(千代田区)、藤野健正(渋谷区)、森元主税(北区)、矢野正明(板橋区)
【理 事】加藤開(豊島区)、川戸二三江(渋谷区)、定永健男(中央区)、高山史年(豊島区)、竹田正史(江東区)、坪田有史(文京区)、中川勝洋(港区)、橋本健一(東村山市)、馬場安彦(世田谷区)、濱﨑啓吾(練馬区)、半田紀穂子(台東区)、茂木伸夫(文京区)、山本鐵雄(大田区)、横山靖弘(港区)
【監 事】浅井武彦(新宿区)、南條芳久(渋谷区)
【顧 問】渡辺吉明(新宿区)、山本道枝(大田区)
第41回定期総会決議

安倍首相はTPP交渉参加を決定した。TPPは、農業だけではなく、薬価決定過程への製薬企業の参加と新薬の特許強化、混合診療や営利企業の病院経営の解禁等、医療分野についても懸念がある。我が国が世界に誇る国民皆保険制度が崩壊する危険性をはらんでいる。
また、社会保障制度改革国民会議では、「自助・共助・公助」と社会保障の原則を変質させる論議がなされている。「消費増税に見合った社会保障改革」など、消費税増税と社会保障の縮減を両輪に国民に負担増を要求してくる。歯科医師の三人に一人がワーキングプアと言われているほど歯科医療機関の経営は深刻であり、消費税増税が行われれば、歯科医療機関は更に疲弊し、地域医療の崩壊につながることも懸念される。これらの情勢は私たちに、社会保障改悪や国民負担増の動きに反対する運動を強化することを求めている。
私たちは医療に携わる立場から、社会保障制度の理念を矮小化し、さらには医療を営利追求できる市場として開放しようとする動きに反対し、さらに国民や医療従事者が安心できる医療制度・社会保障制度を守るため、下記事項を速やかに実現するよう求めるものである。
記
一、保険診療にゼロ税率を適用すること。
一、消費税率の引き上げを直ちに中止し、目的税化を行わないこと。
一、TPPへの交渉参加を直ちに撤回すること。
一、 高点数による集団的個別指導を止め、不当な個別指導、監査を改めること。
一、後期高齢者医療制度を廃止すること。
一、当面十八歳までの医療費助成を行い、速やかに患者窓口負担を『ゼロ』にすること。
一、保険診療の充実をはかること。
以上、決議する。
2013年6月20日
東京歯科保険医協会第41回定期総会
第41回定期総会速報②
議案6本をすべて承認/決議案を採択
第41回定期総会の全議案が承認されました。最終議案「第6号議案:決議採択の件」も先ほど満場一致の拍手をもって採択されました。取材に訪れていたマスコミ3社・3名にも決議を配布し、広く歯科医療界、さらに国民への発信を託しました。決議は以下の通りです。
第41回定期総会 決 議
安倍首相はTPP交渉参加を決定した。TPPは、農業だけではなく、薬価決定過程への製薬企業の参加と新薬の特許強化、混合診療や営利企業の病院経営の解禁等、医療分野についても懸念がある。我が国が世界に誇る国民皆保険制度が崩壊する危険性をはらんでいる。
また、社会保障制度改革国民会議では、「自助・共助・公助」と社会保障の原則を変質させる論議がなされている。「消費増税に見合った社会保障改革」など、消費税増税と社会保障の縮減を両輪に国民に負担増を要求してくる。歯科医師の3人に1人がワーキングプアと言われているほど歯科医療機関の経営は深刻であり、消費税増税が行われれば、歯科医療機関は更に疲弊し、地域医療の崩壊につながることも懸念される。これらの情勢は私たちに、社会保障改悪や国民負担増の動きに反対する運動を強化することを求めている。
私たちは医療に携わる立場から、社会保障制度の理念を矮小化し、さらには医療を営利追求できる市場として開放しようとする動きに反対し、さらに国民や医療従事者が安心できる医療制度・社会保障制度を守るため、下記事項を速やかに実現するよう求めるものである。
記
一、保険診療にゼロ税率を適用すること。
一、消費税率の引き上げを直ちに中止し、目的税化を行わないこと。
一、TPPへの交渉参加を直ちに撤回すること。
一、 高点数による集団的個別指導を止め、不当な個別指導、監査を改めること。
一、後期高齢者医療制度を廃止すること。
一、当面18歳までの医療費助成を行い、速やかに患者窓口負担を『ゼロ』にすること。
一、保険診療の充実をはかること。
以上、決議する。
2013年6月20日
東京歯科保険医協会第41回定期総会
第41回定期総会速報①/会長あいさつ
当協会の第41回定期総会が午後6時から始まりました。冒頭では松島良次会長(写真)がこの2年間の任期を振り返りつつ、最初の1年間は初めてのことがたくさんあったこと、今後の方向性については、現状維持や新たなチャレンジなどについてこの総会の場で議論していただきたい―とあいさつしました。
現在もなお審議中です。
第41回定期総会間もなく開会/午後6時から8時まで
当協会の第41回定期総会が、間もなく午後6時から開会します。写真は会場の準備中の風景です。定期総会議案書にありますように、2012年度活動報告・決算報告の承認、2013年度活動計画案・予算案の承認のほか、役員改選などを行います。さらに、保険診療へのゼロ税率適用、消費税引き上げ注視、TPP交渉参加撤回などを求める「決議(案)」を諮ります。
今総会は、さる3月23日の「医科・歯科会員1万人達成記念祝賀会」および5月11日の「東京歯科保険医協会創立創設40周年記念特別企画」を着実に終了させた上での開催となっており、その位置づけに着目したマスコミも4社が取材を予定しております。
スタッフ全員で共有したい医療接遇セミナー

6月10日、文京シビック小ホールにてANAビジネスソリューション(株)のインストラクター上倉直美氏を講師に招き第1回ドクター・スタッフ講習会「信頼をとどける医療接遇セミナー」が、開催され、234名が参加した。

講師の上倉氏は、医療接遇の基本として、第一印象の重要性、立ち居振る舞いや言葉遣いの具体例など多彩な内容をスライドにて説明された。また、講義の合間にペアーワークの時間が設けられており、参加者同士で互いに笑顔のチェック、お辞儀の仕方などを行うことで、楽しみながら実践的な接遇を学ぶことができる。アンケートからは、「明日からすぐに実践していける内容だった。」「実実践があり、メリハリがあって飽きさせない感じでした。実際の経験した話もきけて分かりやすかったです。」など多くの声が寄せられた。
第3・4回学術研究会のタイトルと学術ベーシック講座の日程が決まりました
◆学術研究会:第3・4回の学術研究会のタイトルが以下のように決定しましたのでお知らせします。ぜひ、ご参加ください。
・第3回:保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう
・第4回:ここだけは知りたい!有病者の歯科治療
◆学術ベーシック講座:また、昨年度好評だった若手歯科医師向け学術ベーシック講座を今年度も開催いたします。今年の日時、タイトルは以下の通りです。詳細は、当協会の機関紙7月号、本ホームページなどでご案内いたします。若手の先生で、歯内療法や抜歯について深く勉強されたい方は、ぜひ、こちらにもご参加ください。
・第1回:8月 3日(土)午後7時~9時/会場→東京歯科保険医協会会議室
テーマ「歯内療法について(仮題)」
・第2回:8月24日(土)午後7時~9時/会場→東京歯科保険医協会会議室
テーマ「抜歯について(仮題)」
医科協会練馬支部例会で交流深める/テーマの柱は医科歯科連携

6月6日に開催された東京保険医協会の練馬支部例会に、当協会からは組織部担当の森元主税副会長、濱崎啓吾理事、本橋昌宏組織部員を含む9名が参加した。医科協会の参加者は8名。医科協会の佐々木明練馬支部長のあいさつに続き、森元副会長が写真のように当協会作成のポスターを参加者に供覧した後、周術期口腔管理のポイントについて説明した。例会のテーマと講師は以下のとおりである。
①千葉県保険医協会の三辺正人先生による「医科歯科連携による歯周病と糖尿病スクリーニングの実施と有用性評価に関する調査研究」、
②東京保険医協会理事の申偉秀先生の「睡眠時無呼吸症候群(SAS)における医科歯科連携」。
SASに関しては、当協会の濱崎理事からも講習会の受講者の状況と今後の予定、名簿登載の流れなどについて参加者に説明した。医科歯科両協会の会員から多くの質問が寄せられ、活発な討議が行われて充実した例会となった。
終了後、医科歯科両会員から感想をうかがうと、「近所に歯科の先生の知り合いができ、うれしい。OA装置のことなどいろいろ教えてもらいたい」「SAS連携の名簿をみて、近くに歯科の先生がいることは知っていたが、やはり、実際にこうしてお会いして、話しのやりとりをして、名刺を交換し、面識ができたほうが良いと感じた」「医科の先生が歯科のSAS治療について把握していることがわかり、今後の連携の際の参考になった」「SAS連携、歯科でのSASについて、医科サイドからいろいろな治験が紹介され、たいへん驚いた」など、さらに交流が深まり医科歯科の連携が着実に進んでいく感触が得られた。
新規開業医講習会を開催します
6/30と7/7の両日:指導相談・患者トラブル等の相談に対応した協会ならではの講義を2日にわたり開催

会員の先生方から「最近の新規指導について知りたい」「保険診療の内容を知りたい」「カルテ記載はどうしたらよいのか」といった声や、患者とのトラブルについてのご相談が多く寄せられています。こうした声にお応えして、新規開業医講習会を開催いたします。新規開業の先生方がきちんとした保険診療を行い、医院を円滑に経営してくための内容が満載となっております。
ぜひご参加をご検討ください。
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2日間 コース |
6月30日(日) |
7月7日(日) |
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10時~16時 |
10時~16時 |
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講義 内容 (午前) |
○審査・指導 ○保険点数 |
○症例に基づいたカルテ記載 |
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講義 内容 (午後) |
○保険点数 |
○患者トラブル対応とその予防
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参加費 (2日分) |
協会会員 13,000円 未入会の先生30,000円 ※両日のご参加が原則となります。 ※参加費には資料・食事代が含まれております。 |
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会場 |
東京歯科保険医協会・会議室 JR・地下鉄東西線 高田馬場駅下車 徒歩5分 |
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申込 |
東京歯科保険医協会 担当:組織部(℡:03-3205-2999) 定員45名/定員に達し次第締め切り |
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新会員証を議案書とともに送付しました

現会員証の有効期限が2013年6月末に迫りました。これに伴い、新会員証をお届けします。新会員証は6月20日(木)開催の第41回定期総会議案書に同封して発送しており、6月1日前後から順次、お手元に届きます。本年7月からは旧会員証は使用できなくなりますのでご注意ください。
なお、研究会等の参加には会員証の提示が必要ですので、必ずご持参ください。
談話/都議選にあたって
6月に東京都議会議員選挙(14日公示、23日投票)が実施される。今回の都議選は大きな争点はないと言われているが、長引くデフレ経済のもと、勤労者の所得は13年連続減少を続け、国保の滞納世帯は全世帯の23%を占めるなど、都民の生活は大変厳しいものとなっている。そうした中で必要な歯科医療も受けることができない状況が広がっている。
また「石原都政下では老人福祉手当や老人医療費の助成の廃止などを行い、それを引き継いだ猪瀬都政もそれを継承している。都の決算では老人福祉費の比率が全国でも下位に落ち込むなど高齢者の医療・福祉予算が削減されてきている。東京都内は現在、全国の中でも高齢化率が高く、しかも独居高齢者が多いのが特徴であり、今後の高齢化への対応が特段に求められている。都議選を機に在宅歯科診療への支援や歯科口腔保健法の具体化、18歳までの医療費助成制度の創設など積極的な施策提案が期待される。
都議選は、参院選直前に行われる選挙で、安倍首相も「准国政選挙」と位置付けるほど重要な選挙である。選挙結果は国政に大きな影響を与える。こうした都民と歯科開業医の要求の実現を進める機会ともなり、社会保障制度の充実を進める候補者を選択することを呼びかけたい。
2013年5月24日
東京歯科保険医協会政策委員長
南條芳久
ゼロ税率求め衆参国会議員へ984名分の要望書手渡す
5月16日保団連の国会行動に森元主税副会長、高山史年理事、山本道枝顧問および事務局が参加し、医療への「ゼロ税率」適用を求める会員署名984名分と寄せられた会員の声を東京選出の衆参国会議員に届け、ゼロ税率適用の必要性を訴えた。また、TPPの参加表明撤回を求める松島良次会長の談話を手渡し、交渉参加しないよう求めた。
この日は本会議が開かれ、阿部知子衆院議員と田村智子参院議員を除きすべて秘書対応となったが、会員の中には「もし、このまま消費税が10%になった場合には閉院を考えている」と明言する歯科医師がいることを説明すると、真剣に耳を傾ける秘書も多く、粘り強く訴えることが大切だと実感した。
創立40周年特別企画に300人が参加
会員の関心の高いテーマでの研究会
レセプションでは各種景品を参加者に進呈
<雨天にもかかわらずご参加いただきありがとうございました>

◆300人以上が参加した研究会
5月11日、協会は「都市センターホテル」において創立40周年を記念したイベントとして合同研究会と記念レセプションを開催し、会員・スタッフ合わせて300人以上が参加し、大きく成功しました。合同研究会は、歯科医師・スタッフの関心に合わせた7つのテーマで同時に開催するという協会としては画期的な企画で、いずれの会場においても参加者が熱心にメモを取る姿が見られました。
写真左はスタッフ教育部担当の研究会「伝えたい 私たちのこだわり」の会場内の模様です。各研究会ともこのように好評でした。

◆一青先生の軽快なトークのもとレセプションが進行しました
記念レセプションの司会は女優であり会員でもある一青妙先生が務め(写真左)、華やかな雰囲気のもとで進行しました。この中で協会の40年の歩みをスライドで紹介しました。
◆記念ピンバッジを参加会員全員に進呈
さらに、40周年を記念した協会のロゴマークの発表を行いました。
このほか歯科関連企業17社が出展するデンタルショーを同時に開催し、多くの参加者が熱心に展示に見入っていました。

出展企業を各社を中心に提供された歯科関連器材などが当たる抽選会を開催し参加者に楽しんでいただきました。
抽選会で当選された会員の皆さんの記念撮影も行っています。


東日本大震災被災地支援の一環として宮城県産野菜の即売会を行うなど、盛りだくさんの企画内容に参加者から大変喜ばれました。
◆写真下は、レセプション会場内での乾杯のシーンです。

当日はあいにくの雨でお足元の悪い中にもかかわらず、多数の方々のご参加をいただきました。ご参加いただいた方々には厚く御礼を申し上げます。40周年特別企画終了もつかの間、協会では目下、6月20日(木)に行われるます第41回定期総会の準備を進めています。ぜひ、こちらへのご参加もお願い申し上げます。
TPP問題などを議論/第1回メディア懇談会を開催
5月10日、協会会議室で2013年度第1回メディア懇談会を開催。参加は4社・4名。協会からは、広報部長を務める藤野健正副会長と森元主税副会長、さらに事務局が参加した。

今回の話題は、消費税増税と協会が主張している「医療機関への消費税ゼロ税率課税」について、会員署名の状況を紹介しつつ触れたほか、翌11日開催の協会創立40周年特別企画の取材案内などを行った。さらに、TPP交渉参加への抗議の意を込めた会長談話も、改めて紹介した。
参加各メディアからは、TPPは本来の趣旨は貿易の自由化のはずだが、医療、金融、政府調達といた幅広い分野を包含しており、単なる貿易自由化協定ではない。しかも、内容がまるでアメリカンスタンダードになっていることや、医療については混合診療解禁が強く求められるのではないかといった懸念が指摘された。また、仮に日本がTPPに加盟したとしても、米国が現在日本向けに設定している製品販売価格を、TPP加盟国で販売しているのと同じ低価格(例えば、日本での価格が、某国で5分の1で販売されているようなケース)に改めることは、到底考えられないのではないかといった意見も出された。
4月からの診療報酬改定で歯科外来診療環境体制加算が見直されこれまでの初診時のみの算定から再診料にも加算(+2点)が予定されています。 本講習会は、その届出を行う上で必要な①偶発症に対する緊急時の対応②医療事故 ③感染症対策――の医療安全対策に係わる講習会です。今回は3月9日の講習会に申込みして参加できなかった先生が優先となります。定員になり次第受付終了いたしますのでご了承下さい。 ◆テーマ:歯科医療安全・緊急時の対応はどうする? ~歯科外来診療環境体制加算~ ◆日 時:5月25日(土)午後6時30分~9時 ◆講 師:坂下英明氏 (明海大学歯学部病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学第2分野教授) ◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室 住所:新宿区高田馬場1-29-8 いちご高田馬場ビル6階 電話:03-3205-2999 ◆交 通: ◆参加費:会員無料(同行スタッフ1名につき1,000円) ◆要予約:65名(要予約)事前電話予約をお願いします。 電話03-3205-2999(担当:斎藤・武久) *講習会受講証明書の発行を希望される方は、発行手数料1,000円をご負担下さい。なお、発行は会員ご本人限定です。 *遅れて参加された場合、また途中で帰られた場合は、受講証の発行はできません。