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「患者紹介ビジネス」によるトラブルにご注意ください

「患者紹介ビジネス」によるトラブルにご注意ください

「スマートフォン向けの販促アプリを使って患者紹介を行う」といったサービスを提供する業者と開業歯科医がトラブルになる事例が、東京を含め全国の各協会に寄せられています。

報告のあった事例では、サービスを受けるにあたっては関連機器(サーバーやパソコンなど)のリース契約を結ぶことが前提になっています。こうした契約内容では、サービス提供業者がなんらかの事情により、サービスの提供をできなくなった場合でも、機器のリース料金全額の支払い義務は残ります。リース契約は途中で解約できないことが原則となっています。

こうした患者紹介を謳う事業者に安易に飛びつき、リース契約に伴うデメリットを見過ごすことのないよう、十分にご注意ください。

アルファラインジャパン図

小児歯科医療の勘どころを解説/第4回学術研究会で丸山進一郎氏が

小児歯科医療の勘どころを解説

 11月20日、文京シビック小ホールにて小児歯科をテーマとした第4回学術研究会「みんなで考えよう子どもたちの口の健康-小児歯科医療の勘所-」を開催しました。講師は丸山進一郎氏(品川区開業、日本小児歯科学会理事・専門医指導医、全国小児歯科開業医会会長)をお招きし、

最近の小児歯科界の現状や小児患者への対応、保護者とのコミュニケーション等をご講演頂きました。また、小児歯科臨床において身につけておきたいコツをう蝕治療や咬合誘導など分野分けをして丁寧な解説をされました。

 当日は、久しぶりに降る雨の中にも関わらず160名を超える参加がありました。

 

来年は周術期研究会を開催

来年2月10日(火)には、全国でも講演を行っております片倉朗先生(東京歯科大学オーラルメディシン・口腔外科学講座教授)による周術期研究会を同会場で開催いたします。がんや全身疾患等をもつ患者の口腔機能管理の方法や医科医療機関への適切な情報提供などについてご講演いただく予定です(12月機関紙をご参照下さい)。ぜひ、多くの会員・スタッフの方のご参加、お待ちしております。

5年に1度の「会員の実態と意識」を中心に議論/第4回メディア懇談会を開催

5年に1度の「会員の実態と意識」を中心に議論/第4回メディア懇談会を開催

 

11月14日、協会会議室において2014年度第4回メディア懇談会を開催(通算48回目)。通算ではメディア側の参加は4社・4名。協会からは濱克弥副会長、司会として広報部長の坪田有史理事および事務局が参加した。

今回の主な話題は、協会で5年に1度行うアンケート「会員の実態と意識調査」や衆議院の解散総選挙を目前にした最近の情勢などであった。

 メディア側から会員の実態と意識調査については、貴重なデータであるから大切にしてほしいと評価された。また,診療報酬改善で重視すべき点を問う設問において「在宅歯科医療に対する評価の引き上げ」の選択者数が少ないことに対して、協会や会員は在宅歯科医療を創りあげていく心づもりで積極的に取り組んでほしいとの意見が出された。

 情勢については、現在,歯科医師の衆議院議員が4名いることが話題となり,衆議院選挙を前提に今後アプローチする議員やその方法についての議論に及び、意見を交わした。

その他、「歯と健康フォーラム」「秋の署名活動の状況」についても取り上げられた。

 

みんなで考えよう子どもたちの口の健康-小児歯科医療の勘所-/第4回学術研究会を開催します

第4回学術研究会を開催します/テーマは「みんなで考えよう子どもたちの口の健康-小児歯科医療の勘所-」

◆内容 2014年度の保険改定で「フッ化物局所応用に関する評価の見直し」や「小児保隙装置の評価」、「乳歯 義歯の適応拡大」が導入され、小児にスポットが当たりつつあるのでしょうか。本協会の学術研究会では、しばらく小児歯科を取り上げていなかったそうで、今 回、私に機会を与えられました。診療所に初めて来院する保護者と小児患者さんをイメージしながら、対応のポイントや治療の工夫、紹介する場合のターニング ポイントなど、私の経験を踏まえてお話したいと考えています。そして、歯科医師レベルで子どもの育ちを考える機会になれば幸甚です。                                                                    (講師より)

◆日  時 11月20日(木) 午後7時~9時30分
◆講  師 丸山進一郎氏(品川区開業、日本小児歯科学会理事・専門医指導医、全国小児歯科開業医会会長)
◆会  場 文京シビック小ホール:文京区春日1-16-21

◆交  通 JR中央・総武線「水道橋」駅、東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅、都営地下鉄三田線・大江戸線「春日」駅下車
◆参加費 会員無料(同伴者1名につき1,000円、未入会員8,000円)
◆予約不要 当日は会員証を受付にご提示ください。
 ※2014度日本歯科医師会生涯研修3単位の登録を予定。

文京シビックホール最新地図400pix

浅野まみこさんが「食選力の5カ条」を紹介/第8回「歯と健康」フォーラムを開催

「食選力の5カ条」を紹介/第8回「歯と健康」フォーラムを開催

11月14日、全国町村会館において第8回「歯と健康」フォーラムを開催しました。今回の講師は、株式会社エビータ代表取締役で管理栄養士・健康運動指導士の浅野まみこ氏。講演テーマ「きたえよ食選力~コンビニ食・外食でも人生は100倍楽しめる」に強い関心を抱いた一般者参加を中心に160名余りが参加した。
事前の申し込み状況から、一般からの参加が大部分で、しかも世代的には40代以前の参加者が多いことが把握できていたため、講演内容もその年齢層に配慮いただくなど、準備を整えて開催しました。


◆医療保険制度が予防にシフトするように
協会の川戸二三江理事の司会の下、開会に先立ち、まず、松島良次会長が挨拶し、歯や口腔の疾患の治療もさることながら、予防することはもっと大事なものの、現行の医療保険制度では予防には保険が利かないため、保険を何とかシフトさせる必要性があることを指摘しました。次に、濱﨑啓吾理事が歯の役割についてオープニングトークを行い、噛むことの効用として肥満予防、脳の発達と認知症予防、虫歯や歯周病予防、胃腸の働き促進など8つを紹介しました。

フォーラム会場250pix☆CIMG4225

 

 

 

 

 


◆浅野まみこさん講演の柱

浅野さん150pixCIMG4252浅野まみこ氏はその講演の中で、和食の選び方、食べ方から、和食の食材に含まれる塩分への注意、主食、副菜、汁物を食べる順序、また、同じ野菜、肉、魚であっても、脂質の違いや目的別の食材の摂取、丼物よりも定食スタイル、野菜ジュースの効用、玄米や雑穀米の効用、野菜の1日分摂取量350gの採り方…など、日常生活、食生活上の留意点を分りやすく平易な言葉で説明。講演途中では、三枝択一式のクイズ形式で参加者の注意を誘うなどの手法で会場を沸かせました。そして最後に、「食選力の体づくり5カ条」として、①「噛むメニュー」を選ぶ、②定食スタイルで、バランスごはん、③食事の最初に野菜を食べる、④油の質にこだわる。マーガリンはNG、⑤みえない等の採り過ぎに注意―と呼びかけました。終了後の質疑も参観に行われ、浅野さんと濱﨑理事が丁寧に回答。予定時間を大幅に上回る盛り上がりを見せ、終了後にも、浅野氏に個別に訪ねる参加者も多数にのぼるなど、盛会裏に終了しました。

自分の技術に自信が持てるように/第3回ドクター・スタッフ講習会開催

自分の技術に自信が持てるように/第3回ドクター・スタッフ講習会開催

10月28日、協会会議室にて、東京医科歯科大学歯学部付属病院歯科総合診療部准教授の小田茂先生をはじめ講師陣にお越しいただき「シャープニング実習とスケーリング・ルートプレーニング」についてのベーシックコースを開催され、ドクター・衛生士32名が受講した。先月に引き続き本年度2回目のベーシックコースとなるが、今回も多くのキャンセル待ちが出ており、人気の講習会である。

前半は小田先生よりテキストを用いた講義が行われ、後半は、4つの班に分かれ、シャープニングや抜去歯を用いたスケーリングの実習を行った。受講者が積極的にわからないことを質問したり、マネキンを使用して、先生方が受講者の技術をチェックしたりなど、親身な指導が好評の理由と納得の研修会だった。

参加者からは「シャープニングに自信がなかったが、だいぶ自信が持てるようになった。」「明日からの臨床に役立てていきたい。」「他のスタッフにも今日学んだことを教えたい。」などこの講習会で学んだことを積極的に活かそうという感想があった。来月27日にはベーシックを受講済みの方を対象にした、アドバンスコースが開催される。

第8回「歯と健康」フォーラムを東京新聞10月23日号が紹介

第8回「歯と健康」フォーラムを東京新聞10月23日号が紹介

協会が11月16日(日)の午後2時から全国町村会館(東京・千代田区永田町1―11―35)で開催する第8回「歯と健康」フォーラムの参加者募集記事が10月23日(木)の「東京新聞」朝刊4面に紹介され、この記事をご覧になった方々から申し込みが相次いでいます。このフォーラムは事前予約制です。ご参加、ご興味のある方は、ぜひご予約下さい。

 ◆申し込み・お問い合わせはこのホームページのトップページからも行えます。または直接お電話下さい。

   ⇒ 03―3205―2999/担当:歯と健康フォーラム実行委員会

東京新聞フォーラム記事550pix

SPTのポイントを分かりやすく解説/第3回学術研究会を開催/今年度最高の326名が参加

SPTのポイントを分かりやすく解説/第3回学術研究会を開催

10月16日、中野ZERO小ホールにて第3回学術研究会が行われた。講師は内山 茂先生(東京医科歯科大学臨床教授)を招き、「SPTを通して医院の総合力を磨く~PMTCから口腔ケアまで〜」と題して行われた。当日はスタッフの参加も多数あり、326名と本年度最多の参加者数であった。

講演ではSPTのポイントとして、「歯肉縁上のプラークコントロールの重要性」、「セルフケア用品は処方する時代」、「SPTの成果を上げる〜何を診て、何を行うのか」、「力のみかた〜アブフラクションとセメント質剥離」、「Periodontal Medicineと口腔ケア」の5項目について文献をあげながら話しがあった。

歯肉縁上のプラークコントロールの重要性

歯肉縁上のプラークコントロールが歯肉縁下の細菌数にまで影響を及ぼす事を示された後、歯肉縁上のプロフェッショナルケアの重要性を話された。「速くて一人前、やさしくて一流」と、プロフェッショナルケアの一流になることを目標に取り組んで欲しいとの言葉が印象的であった。

会場全景250pix☆IMG_9651

 

 

 

 

 

 

セルフケア用品は処方する時代

セルフケア用品に関してこれからは症状やメンテナンス状況に合わせて「適材適症」に処方し、最終的には患者に選択をさせることが重要であることを話された。

SPTの成果を上げる何を診て、何を行うの

また、歯周治療後の歯周組織の付着様式は長い上皮性付着により治癒している場合が多く、非常に不安定である。長い時間が掛かるが、PMTC等の徹底的なプロフェッショナルメンテナンスとセルフケアによって上皮性付着を安定した結合組織性付着に置換させることが重要であることを話され、ここでは歯肉縁下のデブライトメントやケア発想の歯周治療についても話しをされた。

力のみかたアブフラクションとセメント質剥離

トゥースウェアについては酸蝕や摩耗に言及され、アブフラクションについても話しをされた。またセメント質剥離は直径3mmであれば再生の可能性があるとし、特に上顎前歯、下顎小臼歯に起きやすいが、力の問題に気付くことが重要であると話された。

Periodontal Medicineと口腔ケア

最近は全身疾患をもったリスクのある患者も多く、普通よりも口腔衛生レベルを高める必要があり、質の高い口腔ケアの技術が求められているとして講演を締めくくった。

歯周治療にはSPTやメンテナンスが欠かせない。しかし患者が増えるにつれ医院のキャパシティが求められてくる。講演でも語られていたが、SPTの重要性も含め、医院の総合力が求められることを感じさせられる講演であった。

 

次回の研究会は小児歯科治療研究会

11月20日(木)午後7時からは丸山進一郎 氏(品川区開業、日本小児歯科学会理事・専門医指導医、全国小児歯科開業医会会長)による小児歯科治療の勘所について文京シビック小ホールにてご講演頂きます。小児が泣いてしまった時の対応や、親御さんへの対応など講師の臨床経験に基づいた対応についてポイントを解説致します。テーマは「みんなで考えよう子どもたちの口の健康-小児歯科医療の勘所-」とし、スタッフの参加もできますので、ぜひご参加ください。

 

来年は周術期研究会を開催

来年2月10日(火)には、片倉朗先生(東京歯科大学オーラルメディシン・口腔外科学講座教授)による周術期研究会を開催いたします。がんや全身疾患等をもつ患者の口腔機能管理の方法や医科医療機関への適切な情報提供などについてご講演いただく予定です。

歯周病研究会「SPTを通して医院の総合力を磨く―PMTCから口腔ケアまで―」

歯周病研究会

SPTを通して医院の総合力を磨く―PMTCから口腔ケアまで―

 10月16日、なかのZERO小ホールにて、内山茂先生(東京医科歯科大学臨床教授、臨床研修医指導医)による「SPTを通して医院の総合力を磨く―PMTCから口腔ケアまで―」をテーマとした第3回学術研究会が開催されました。スタッフとともに参加される先生方が多く、会場は満員となりました。講演では、文献に基づく話は勿論、臨床に則した実践的な内容も多く含まれ、動画による解説も行われました。また、内山先生が実際に使用される製品などを紹介した他、豊富なサンプル・パンフレットが参加者に用意され、診療所に戻り試用する声なども聞こえてきました。

次回は、11月20日(木)、文京シビック小ホールにて、丸山進一郎氏(品川区開業、日本小児歯科学会理事、全国小児歯科開業医会会長)による小児歯科治療の勘所を開催します。「小児歯科治療は行わない!」という診療所は少ないと思います。ぜひ、ご参加いただき、明日からの小児歯科治療の対応等にお役立ていただければと思います。

会員からも指摘「指導の問題点」/多摩地区懇談会

会員からも指摘「指導の問題点」/多摩地区懇談会

 

◆カルテ記載をする努力を

9月27日に多摩地区懇談会を開催した。参加者は55名。「2014年度の高点数指導とその注意点」をテーマとし、前半は1時間の話題提供を本橋昌宏理事が行なった。「指導を逃れるために点数を下げる努力をするよりもカルテ記載をする努力をしましょう」と協会から説明を行なった。

◆会員からの声

後半は質疑応答を通し会員懇談を行った。懇談では、7名の会員から発言があった。「対象となる期間などを知らせないで行う指導はやはり問題があるのではないか」「再指導が何回か続いていた場合、その後はどうなるのか」など声が上がった。

 

◆今後の地区懇談会案内

※要予約。参加費無料。

○城南地区懇談会(大井町)

【日時】10月18日(土) 午後6時30分~8時30分

【会場】大井町きゅりあん(品川区総合区民会館)6F大会議室

    品川区東大井5-18-1

○城東地区懇談会(北千住)

【日時】11月29日(土) 午後6時30分~8時30分

【会場】北千住シアター1010(千住ルミディスⅠ番館)11F視聴覚室

    住所:足立区千住3-92

内山茂先生の歯周病セミナー「SPTを通して医院の総合力を磨く―PMTCから口腔ケアまで―」

 第3回学術研究会/ 内山茂先生の歯周病セミナー

☆テーマ 「SPTを通して医院の総合力を磨く―PMTCから口腔ケアまで―」

◆内 容 臨床で最も大切なことは総合力です。キュアとケアのバランス、チーム医療、SPT、炎症と力のコントロール、口腔ケアや周術期医療など、どれをとっても医院に総合的なパワーがないと成功しません。
今回はSPTに焦点を当て、SPTに関する最新の知見を紹介するとともに、それを通して医院の総合力を高めるための具体的なknow-howについて解説します。    
 ・歯肉縁上のプラークコントロールの重要性
 ・セルフケア用品は処方する時代
 ・SPTの成果を上げる―何を診て、何を行うか
 ・力の見方―アブフラクションとセメント質剥離
 ・periodontal medicineを理解して、院内のケア力をupする

                                        (講師より)

♥ 歯科医師の先生はもちろん、スタッフの皆様のご参加もお待ちしております ♥

 ◆日  時 10月16日(木) 午後7時~9時30分
◆講  師 内山茂 氏(東京医科歯科大学臨床教授、臨床研修医指導医)
◆会  場 なかのZERO小ホール
        住所:中野区中野2-9-7
        電話:03―5340―5000
◆交  通 JR中央線・総武線、東京メトロ東西線中野駅南口から徒歩8分
◆参加費 会員無料(同伴者1名につき1,000円、未入会員8,000円)
◆予約不要 当日は会員証を受付にご提示ください。
 ※平成26年度日本歯科医師会生涯研修3単位の登録を予定しています。

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電子請求猶予終了に向けた審査の勘所と指導の現状を解説/第1回社保研究会

電子請求猶予終了に向けた審査の勘所と指導の現状を解説/第1回社保研究会

来年3月末で電子請求の猶予が終了になり、現在レセコンから紙レセプトを作成して請求している医療機関は電子請求か手書きレセプト請求への移行が必要になる。協会は今後本格化する電子請求を踏まえて、算定日情報による審査など実際の事例を元に、保険医が知るべき電子レセプトの審査の勘所について解説した。

また、2014年度集団的個別指導の対象者の下限値は1483点と1500点を割り込み、「初めて通知がきたが何がいけなかったのか」と不安がる声も聞かれる。協会は集団的個別指導の仕組みを解説した上で、個別指導でも問題ないと言えるために今注意すべき点を解説した。当日は202名が集まり、大変好評であった。

実習を通して基本を学ぶ/第2回ドクター・スタッフ講習会開催

実習を通して基本を学ぶ/第2回ドクター・スタッフ講習会開催

9月29日、協会会議室にて、東京医科歯科大学歯学部付属病院歯科総合診療部准教授の小田茂先生をはじめ講師陣にお越しいただき「シャープニング実習とスケーリング・ルートプレーニング」についてのベーシックコースを開催した。今回もキャンセル待ちが出るほど人気の講習会、ドクター・衛生士31名が受講した。

前半は講義形式で、テキストを用いてスケーラーや新田式シャープニング法など基礎を学んだ。後半は、4つの班に分かれ、シャープニングや抜去歯を用いたスケーリングの実習を行った。専門医の先生方がそれぞれの班に就いたことによって1人1人、手の動かし方などをしっかりと教わることができ、また、昨年から導入したマネキンを使うことによってより実践的に学ぶことができた。

参加者からは「わからないことなどをその場で聞くことができて良かった」「細かく具体的にアドバイスをもらうことができた」など好評であった。

 

若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催!

若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催!

【第1回/画像診断】

8月30日、当協会会議室にて今年度第1回目の若手歯科医師向け学術ベーシック講座を「X線読像ベーシック講座〜オルソパントモとデンタル〜」と題し、品川区開業で当協会理事でもある相馬基逸氏を講師として開催した。当日は25名の参加があり、会場は大変盛況であった。

当日は講師が開業10年の間に遭遇したケースをテキストにX線写真を投影し、Q&A方式にて講演が行われた。X線の読像を中心に行われる講演会はあまりなく、今回のような内容を聞く機会は受講者にとっても貴重であったように感じる。

相馬氏は大学卒業後、口腔外科の医局に在籍していた経緯があり、その際経験した疾患も含めた読像のポイントが解説された。パントモ写真を読像する際は、患者に主訴があると主訴の部位に目が行き、他の部位に見落としが出やすくなるため、すべての歯、歯槽骨の状態、上顎洞、下顎頭などの状態をひとつひとつ指さし確認するように目を向けることや、それぞれの部位で確認が難しい場合は、デンタル写真を撮影し確認をしていく事などを話された。普段、講師が読像で注意しているポイントを中心に、疾患ごと丁寧な解説があった。受講者からは日頃あまり目にしないような症例から、一般的な症例まで様々な症例を見ることができて良かった、卒業後初のX線の勉強会でとても参考になった、普段見過ごしている画像診断が多々あると反省になった等、好評で続編を望む声もあった。

【第2回/歯内療法】

続編を希望する参加者の声にお応えし、9月6日には昨年に引き続き本橋昌宏氏(荒川区開業、当会理事)を講師に「根管治療の基礎Ⅱ―根管形成から根管充填の基本的な手技を中心に―」を開催した。当日は、昨年の受講者の参加もあり、33名が参加した。

講演では、勇気をもってしっかり天蓋を除去しなければはっきりとした根管が明示できないことや、天蓋を除去すると髄床底は側壁の象牙質より暗く見えること、Coronal Flareの形成では常に根管の湾曲の外側を削り根管を直線的にすることなど、時には臨場感あふれる動画を交えて解説した。根管充填では側方加圧根充にあたってアピカルシートや根管へのテーパー付与、メインポイントの選択・挿入・圧接、GPポイントの切断などポイントを6点に絞り説明した。また、根充後、数年経過観察した症例などを示し、昨年よりさらに分かり分かりやすい内容となった。そのほか、ファイルや根管貼薬剤の紹介やその性能・効果にも触れ、講師自ら使用した時の注意点やポイントを説明した。特に、参加者一人ずつが歯根管模型を用いてサイズ別のRT-ファイルの感触を確かめる場面では、微妙な感触を何度も確認する姿が見られた。

参加者からは、「細かい部分まで一通り学ぶことができた」「症例も多くみることができとても参考になった」「手技を細かく説明して頂いた」などの声が寄せられた。

◆ベーシック講座はこれからも開催します

ベーシックセミナーは開催を始めてから3年目を迎え、コンテンツが少しずつ増えてきている。今後も若手会員の臨床技術向上のためコンテンツを増やしていく予定であり、多くの参加を期待したい。

◆その他/10月16日開催の学術研究会のご案内

なお、10月16日には内山茂氏(東京医科歯科大学臨床教授)による「SPTを通して医院の総合力を磨く」と題した第3回学術研究会を開催します。材料メーカによるサンプルやパンフレットなども当日お渡し致します。ぜひ、医院全員で参加いただき、個のスキルアップと医院の総合力にお役立ていただきたい。

社保・学術部長談話

社保・学術部長談話

「指導と監査の暗い闇に一筋の光が差し込んだ」、そんなイメージを抱かせる意見書が日本弁護士連合会から発出された。現状の指導は、その対象となった保険医に対し診療報酬の返還や保険医指定の取消に留まらず歯科医業そのものの停止などの処分に至る契機となっている。しかし、それだけ厳しい不利益処分を前に保険医は自らを防御する権利を有してはいない。この意見書は、この点を厳しく言及し、適正な手続処遇を受ける権利を保障するように求めている。

その具体的な内容の柱は、①選定理由の開示、② 指導対象となる診療録の事前指定、③ 弁護士の指導への立会権、④ 録音の権利性、⑤ 患者調査に対する配慮、⑥ 中断手続きの適正な運用、⑦ 指導と監査の機関の分離及び苦情申立手続の確立―の七本からなる。特に、①の「選定理由の開示」については、当会でも再三要望してきた。

厚労省は開示しない理由を「選定理由が情報提供であった場合、保険医療機関は情報提供者の割り出しを行い、その者に害を及ぼす可能性があり、情報提供源が失われるおそれがある」と繰り返してきた。要するに、起きてもいない「おそれ」が開示しない理由である。また、時には青森地裁やその控訴審判決で、個別指導選定理由の不開示を違法として慰謝料を求める請求が棄却されたことを持ち出し、法的にも義務はないと主張する。これについても、あくまで、「損害賠償請求」が棄却されただけで、法的に開示義務がないことを容認した判決ではない。

個別指導では、4日前に15名、前日に15名のカルテが指定される。東京では、それが、配達記録郵便で通知されることから、郵便事情により、前日の午後四時を過ぎても届かないなど、悲痛な声が協会に寄せられている。日頃よりカルテ管理を怠らない医療機関でも、これらの状況下では前日に指定された15名分のカルテを確認し、質問に適格な回答をするのは困難である。個別指導が重篤な不利益処分につながる以上、保険医は一定の防御を行う必要があり、選定理由を事前に知ることや対象カルテを今一度確認する時間を確保することはむしろ当然である。その他、弁護士の帯同や指導時の録音のかかえる問題点など、意見書はその事象をよくとらえ改善を求めていることなど、真に共感ができる点は多い。

「患者調査」や「指導の中断」に対する考え方など、まだまだ最前線で戦う保険医の意見を届ける必要があると思うが、私たち保険医が本当に考えるべきことは、第三者である日本弁護士連合会から投げられたボールをしっかりと受け止め、如何に活用するかである。

行き過ぎた指導や監査に打ち勝ち、国民の適切な医療を受ける権利を空洞化させない戦いをはじめようではないか。

その第一歩として関東信越厚生局東京事務所にこの意見書を届けようと思う。

2014年9月29日

東京歯科保険医協会

社保・学術部長 加藤 開

「維新の党」が結党/基本政策の中の「社会保障政策」は今後の分析が必要

「維新の党」が結党/基本政策の中の「社会保障政策」は今後の分析が必要

9月21日、「日本維新の会」と「結いの党」が合併し、改めて『維新の党』が結党。同日、品川プリンスホテルで結党大会が開催された。所属国会議員は53名(衆議院42名、参議院11名)で、民主党に次ぐ野党第2党となった。代表には旧維新の会の橋下徹代表(大阪市長)と、結いの会の江田憲司代表が就任し、結党から1年間は共同代表制をとることとなっている。結党大会では、まず橋下氏が挨拶に立ち、「安倍晋三政権の対抗軸をしっかり示し、徹底的な議論・追及していくが反対のための反対はしない。国民にとっていいことには賛成する」とし、続いて江田氏は「政策の一致を前提としていかなければ安倍政権に対抗できない」と訴えた。なお、幹事長には大阪府知事の松井一郎氏、総務会長には参議院議員の片山虎之助氏、政調会長には衆議院議員の柿沢未途氏が就任している。

◆基本政策

「維新の党」の医療政策に関しては、同党の基本政策の中で明らかになっており、同党のホームページにも大きく掲げられている。その中で、特に社会保障関係については、①同一労働・同一条件の徹底により、正規雇用と非正規雇用の垣根の解消、②給付付き税額控除制度の導入を通じた最低生活保障、③医療保険を一元化し、将来的には道州へ移管、④介護と連携した地域医療の充実と高度医療との機能分化、⑤診療情報のビッグデータ活用で標準医療の推進と医療費の効率化を実現、⑥消費者にとっての医療サービスの選択肢を広げるという観点から混合診療の解禁、⑦払い損がなく世代間で公平な積立方式の年金制度へ移行、⑧小規模・家庭的保育をはじめ、地域の権限で多様な子育て支援サービスを提供、⑨地方の選択で行う効果的なバウチャー制度の導入により子育て政策の拡充、⑩社会保障財源としてマイナンバー制度の活用拡大による広く薄い相続課税の導入―などが掲げられている。これらの内容については、これまでの各政党や医療関係団体の主張と比較、分析していく必要があろう。

なお、維新の党には、歯科医師の歯系議員として新原秀人衆議院議員を擁しているほか、医系議員として河野正美衆議院議員と清水鴻一郎衆議院議員の2氏が所属している。

※写真は「維新の党」ホームページ

第29回保団連医療研究フォーラム/食の安全と命の安心を考える

第29回保団連医療研究フォーラム/食の安全と命の安心を考える

9月13、14日に札幌パークホテル(北海道)において、第29回保団連医療研究フォーラムが開催されました。全国から医師・歯科医師・スタッフ・一般市民など併せて607名が参加しました。当協会からは演題発表を行った3名を含め7名が参加しました。

13日は、作家の池澤夏樹氏による「医業と倫理」をテーマとした記念講演が行われた後、開会式や全国共同調査結果発表、レセプションが行われました。

14日の午前は分科会が開催され、当協会からは、3名が演題発表を行いました。

午後は、「食の安全は命の安全」「在宅医療の今後を考える」「子どもと女性の心を守る」の3つのシンポジウムが開催され、2日間の医療研究集会が終了しました。

 

分科会発表者と演題一覧

第2分科会 医科診療の研究と工夫

森元主税副会長 「『食べる』を支える他職種連携」

第4分科会 医科歯科連携した研究と日常診療の工夫

山本鐡雄理事 「東京での睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療での医療連携の現状と課題」

佐藤美智代歯科衛生士(共同研究者 土田昌巳先生) 「歯科が加わった多職種カンファレンスで

                                    グループホームの食支援を行った経験」

社会保障審議会医療保険部会で口腔ケアなど歯科機能活用議論

社会保障審議会医療保険部会で口腔ケアなど歯科機能活用議論

9月19日、第80回社会保障審議会医療保険部会(部会長:遠藤久夫・学習院大学経済学部教授)が全国都市会館で開催された。今回は、次期医療保険制度改革に向けた2回目の議論となり、①医療保険制度をめぐる最近の動向、②医療保険制度改革―をテーマに、厚生労働省の事務局作成の資料をもとに論議が行われた。

さまざまな意見が出される中、佐賀県多久市長を務め全国後期高齢者医療広域連合協議会会長でもある横尾俊彦委員は、行政の責任者として国高齢者の医療・保健に関連の改善例として、口腔ケアや歯科治療が、施設入所者の誤嚥性肺炎防止に効果があり、認知症対策にも有効というデータもあり、その担い手となる歯科衛生士の育成・確保なども大切で、医療費の削減にも寄与できると、示唆した。

ちなみに、横尾市長は5月の医療保険部会でも、「歯科では口腔ケアの実施で、誤嚥性肺炎の予防への効果がある論文が発表されています。少しでも歯科の立場から貢献できないと思っています。こうしたデータもありますで、議論できるよう希望しておきたい」と述べ医療費削減等の観点において歯科的政策の必要性を訴えていた。そこには財政を預かる市長として医療費問題は財政と絡み喫緊の課題という問題意識の表れでもあるようだ。

電子請求猶予終了に向けた審査の勘所と指導の現状を解説/第1回社保研究会

電子請求猶予終了に向けた審査の勘所と指導の現状を解説/第1回社保研究会

来年3月末で電子請求の猶予が終了になり、現在レセコンから紙レセプトを作成して請求している医療機関は電子請求か手書きレセプト請求への移行が必要になる。協会は今後本格化する電子請求を踏まえて、算定日情報による審査など実際の事例を元に、保険医が知るべき電子レセプトの審査の勘所について解説した。

また、2014年度集団的個別指導の対象者の下限値は1483点と1500点を割り込み、「初めて通知がきたが何がいけなかったのか」と不安がる声も聞かれる。協会は集団的個別指導の仕組みを解説した上で、個別指導でも問題ないと言えるために今注意すべき点を解説した。当日は202名が集まり、大変好評であった。

都に対する予算等への要望を中心に議論/第3回メディア懇談会を開催

都に対する予算等への要望を中心に議論/第3回メディア懇談会を開催

9月12日、協会会議室において2014年度第3回メディア懇談会を開催。メディア側の参加は3社・3名。協会からは呉橋美紀副会長、司会として広報部長に新任した坪田有史理事(写真左下)および事務局が参加した。

今回の主な話題は、9月11日に東京都に対して行った2015年度予算への要望などであった。

冒頭では実際に足を運んだ呉橋副会長より都要請の様子が紹介された。歯科衛生士の就業促進対策費用が看護師の養成費のほんの数パーセントであることに関して、差が大きく唖然としたとの感想を述べた。

◆坪田部長CIMG2655

また、都に対する交渉について、少しずつこちらの要望を聞いてもらえるようになってきたのは進歩したこと。今後は都議会議員と共に要請活動ができたら良いなどの意見が交わされた。

その他、「会員の実態と意識調査」、「歯と健康フォーラム」「いのちマモル10.23国民集会」についても取り上げられた。

 

患者さんをサポートしていく秘訣は/TBI&PMTCデブライドメント

患者さんをサポートしていく秘訣は/TBI&PMTCデブライドメント

協会は8月24日、エムワイ貸会議室にて第2回スタッフ講習会を開催し、99名が参加した。講師は古畑歯科医院(旧ウチヤマ歯科)に勤務する歯科衛生士の波多野映子先生。

患者さんの「セルフケア」への指導と、PMTC,デブライドメントといった「プロフェッショナルケア」のポイントや方法などについて多彩な写真や動画を交えながら具体的にお話していただいた。

TBIのポイントについて、患者さんにブラッシングの習慣があるかどうかをまず確認すること、動機づけをする際、上手く磨けていない方に対するフォローとして「磨けている感覚を意識しながら磨けている方って意外と少ないのですよね」と伝えることが大切など、すぐに実践できそうなアドバイスをいくつかご紹介された。

PMTCに関しては、どの器具を使ってどのように行うのかが基本であるなどのお話をされた。

中医協で「同一建物同一日訪問診療」の調査票を了承

中医協で「同一建物同一日訪問診療」の調査票を了承

中医協の第281回総会が、本日8月27日、厚生労働省2回の会議室で開催された。冒頭では、退任した安達委員(京都府医師会)に代わり選出された松本純一委員(日医)より挨拶がされた後、議事に移った。

今回の議事は、①医療機器の保険適用、②臨床検査の保険適用、③医薬品の薬価収載、④在宅自己注射、⑤DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応、⑥先進医療会議の検討結果の報告、⑦その他―の7項目となっている。

◆歯科に関する今年度診療報酬改定結果検証特別調査も実施へ

これらのうち、歯科関連内容を見ると、特に目を引くのは⑦で、その内容は「平成26年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成26年度調査)」を実施するための調査票が示され、了承されている。調査票のタイトルは「同一建物同一日の訪問診療等の適正化による影響調査」となっており、歯科分は「施設概要」「歯科訪問診療実施状況」「診療報酬改定による影響」「同一建物で複数の患者に対して歯科訪問診療を実施する上での問題点・課題等」などとなっている。詳細は、以下のPDFご覧いただきたい。

中医協「平成26年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成26年度調査)」調査票:歯科部分全文はここをクリック!!

中医協調査票300pix

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆新たに保険適用される歯科関連医療機器

また、①の医療機器の保険適用の中で、歯科に関連するものは「新たな保険適用 区分B(個別評価)(材料価格が個別に設定され評価されているもの) 保険適用開始年月日:平成26年8月」として、以下の9種が新たに保険適用されることとなった。

 

表  歯科:新たな保険適用 区分B(個別評価)(材料価格が個別に設定

   され評価されているもの)   ➜保険適用開始年月日:平成26年8月   

販売名

保険適用希望者

決定機能区分

償還価格

エステショット

株式会社ニッシン

045 義歯床用熱可塑性樹脂

1g\21

ミヤビ

デンツプライ三金株式会社

040 歯冠用光重合硬質レジン

1g\713

パーマフロー

ULTRADENT JAPAN

株式会社

046 歯科用合着・接着材料I (粉末・

液) (1) レジン系

1g\453

SA ルーティング プラス

クラレノリタケデンタル株式会社

046 歯科用合着・接着材料I (粉末・液) (1) レジン系

1g\453

 

イソレジン・Q

 

デンケン・ハイデンタル株式会社

041 義歯床用アクリリック樹脂 (粉末 JIS適合品)

1g\5

042 義歯床用アクリリック樹脂 (液 JIS適合品)

1mL\4

 

イソレジン・Q

 

デンケン・ハイデンタル株式会社

032 義歯床用アクリリック樹脂 (粉末 JIS適合品)

1g\5

033 義歯床用アクリリック樹脂 (液 JIS適合品)

1mL\4

 

 

 

イソレジン・H

 

 

 

デンケン・ハイデンタル株式会社

041 義歯床用アクリリック樹脂 (粉末 JIS適合品)

1g\5

042 義歯床用アクリリック樹脂 (液 JIS適合品)

1mL\4

032 義歯床用アクリリック樹脂 (粉末 JIS適合品)

1g\5

033 義歯床用アクリリック樹脂 (液 JIS適合品)

1mL\4

ネクサス RMGI セメント

カボデンタルシステムズジャパン

株式会社

046 歯科用合着・接着材料I (粉末・液) (2) グラスアイオノマー系

1g\386

デイモン クリア2

カボデンタルシステムズジャパン

株式会社

004 ダイレクトボンド用ブラケット

1個\294

消費税ゼロ税率署名にご協力を/会員署名です。先生のお名前だけでOKです

消費税ゼロ税率署名にご協力を/会員署名です。先生のお名前だけでOKです

本来、消費税は、収入にかかった消費税から仕入にかかった消費税を差し引いて納付します。差し引きがマイナスなら還付を受ける。これが消費税の基本的な仕組みです。保険診療については、消費税非課税のため、差し引きするとマイナスとなり、仕入に係った消費税は還付されるべきですが、現行制度のもとでは還付されません。

協会の試算では、この還付を受けられない金額(損税)は、都内の歯科医院の平均的な収入で計算すると約56万円となります。

今後、政府はさらに増税を行い、来年10月には10%まで引き上げることを予定しており、安倍首相はその判断を本年12月に行うと明言しています。消費税が10%ともなれば、ますます損税は増加し、歯科医療機関はもとより全医療機関の経営を大きく圧迫します。

協会では、この損税を解消するには医療機関への消費税『ゼロ税率』を適用することが望ましいと考え、その導入を政府に訴えるための署名活動に取り組んでいます。すでに会員の先生方には署名用紙をFAXでお届けしていますが、署名用紙はこの画面からもダウンロードすることができます。会員署名ですので、先生のお名前だけをご記入いただき、ぜひFAXでご返信ください。臨床現場をあずかる先生方の一筆一筆が大きな力になります。

 ◆返信用FAX番号 03-3205-3408

ゼロ税率会員署名拡大とPDFダウンロードはここをクリック!!

ゼロ税率院長署名FAX5502pix

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★なお、協会機関紙では、6月号以降、下記のようにゼロ税率に関する会員の声をシリーズで掲載しています。

◆シリーズ  保険診療への消費税「ゼロ税率」を! ②(機関紙2014年7月1日号)

7月号5面600pix

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆シリーズ  保険診療への消費税「ゼロ税率」を!①(機関紙2014年6月1日号)

6月号5面600pix

歯と健康フォーラム講師の浅井まみこさんと打ち合わせ/フォーラム実行委員会

歯と健康フォーラム講師の浅井まみこさんと打ち合わせ/フォーラム実行委員会

本年11月16日(日)に開催する第8回「歯と健康」フォーラムの講師をお願いしました管理栄養士の浅井まみこさんとの第1回講師打ち合わせを、本日7月17日、実施しました。

打ち合わせでは、現在の開催に向けての進捗状況、浅井さんが出演しているサンスターのコマーシャル視聴について、スライド、総合タイトル…などについて、やり取りしました。

 【第8回「歯と健康」フォーラム】

◆日 時 2014年11月16日(日)午後1時30分開場・4時30分終了/予定

◆講 師 浅野まみこさん

◆会 場 全国町村会館

       ・住所 東京都千代田区永田町1―11―35

       ・電話 03―3581―0471(代表)

◆問合せ ☎ 03―3205―2999 (担当:東京歯科保険医協会「フォーラム実行委員会」)

医科歯科連携や感染症対策を中心に議論/第2回メディア懇談会を開催

医科歯科連携や感染症対策を中心に議論/第2回メディア懇談会を開催

 

7月11日、第2回メディア懇談会を協会会議室で開催しました。今回で通算46回目を迎えたメディア懇談会には、メディア側の参加は4社・4名。協会からは松島良次会長と広報部長を務める藤野健正副会長、そのほか事務局が参加しました。

今回の主な話題は、6月21日に行われた協会の第42回定期総会の模様、「ハンドピース」報道への政策委員長談話などを取り上げています。

定期総会時に開催されたシンポジウムについては、主に医科歯科連携、診療報酬と成功報酬の関係等についてのやりとりがあった。医科歯科連携については、成功報酬を取り入れていくことがその助長になるのでは、との発言があった。また、ハンドピース報道に関しては、メディアサイドから「感染を起こすというエビデンスはあるのか」との鋭い指摘が行われた。感染症対策について当協会からは、すでに小冊子「絵で見る 色でわかる 歯科の感染対策」を発行するなど、すでに努力している現場の実態を紹介し、さらに来たる8月22日(金)午後7時30分から千代田区立日比谷図書館内の「日比谷コンベンションホール」において研究会の開催する予定となっていることを紹介し、意見が交わされました。

政策委員長談話に関する議論においては、感染症対策について、歯科医師は少しずつ努力して段階的に対策を行ってきているという現場の実態が紹介され、今後も少しずつ対策していく意識が大切ではないか、などの意見が交わされた。

その他、改正歯科衛生士法に関する西村正美議員との懇談や、診療行為別調査についても取り上げています。

第8回「歯と健康」フォーラム/開催準備は着々と進行中

第8回「歯と健康」フォーラム/開催準備は着々と進行中

 協会は、本年11月16日(日)に第8回「歯と健康」フォーラムを開催します。7月10日には、その第4回実行委員会(委員長:森元主税副会長)を開催し、ポスターやチラシの原案と発注に関することや、スライドの編集作業に着手しました。

 

 

浅野さん250pixCIMG1946

「歯と健康」フォーラムは、会員はもとより広く都民を対象とするイベントです。今回は、管理栄養士、健康運動指導士の浅野まみこさんを講師に迎え、食の大切さ、食と歯・口腔の密接な関係等についてお話しいただきます。浅野さんは毎週水曜日の午前9時20分から、日本テレビのニュース番組「モーニングバード」の中の㈱サンスター提供のコーナーに出演し、歯磨きと口腔管理の大切さ、食に関する様々な情報を発信しています。写真上はテレビ出演中の浅野さんです。

第8回「歯と健康」フォーラムの日時、開催場所は以下の通りです。

 

 

【第8回「歯と健康」フォーラム】

◆日 時 2014年11月16日(日)午後1時30分開場・4時30分終了/予定

◆講 師 浅野まみこさん

◆会 場 全国町村会館

       ・住所 東京都千代田区永田町1―11―35

       ・電話 03―3581―0471(代表)

 

インプラント国民向け情報などを厚生労働省が公表

インプラント国民向け情報などを厚生労働省が公表

厚生労働省はこのほど、「歯科保健医療情報収集等事業」の指針等を7月10日付けで明らかにした。

この事業は、歯科保健医療サービスを実施する全国の歯科医療機関(診療所、病院等)から、歯科保健医療サービスを推進する上での問題点等の情報を収集し、その内容の整理・分析を行うとともに、収集した問題点等の情報を基に歯科保健医療サービスに関する指針等を作成することを目的としており、日本歯科医学会を委託先として実施したもの。このほど公表された指針等は、まず、インプラント関係としては、①歯科インプラント治療指針(平成25年3月:歯科医療従事者向け)、②歯科インプラント治療のためのQ&A(平成26年3月:歯科医療従事者向け)、③ インプラント国民向け情報提供(平成26年3月:一般向け)―の3本。次に、院内感染対策としては、「一般歯科診療時の院内感染対策指針(平成26年3月:歯科医療従事者向け)」の1本。さらに、偶発症対策としては、「歯科治療時の局所的・全身的偶発症に関する標準的な予防策と緊急対応(平成26年3月:歯科医療従事者向け)」の1本で、合計5本となっている。

これらのうち「インプラント国民向け情報提供」では、「安心してインプラント治療を受けるために、最近の重要な研究から以下のことが分かっています」とした上で、①歯科インプラントの寿命について、②インプラントは入れ歯よりも患者さんの満足度が高い治療です、③インプラント治療前にはCT検査が有用です、④患者さんの体質や健康状態によってインプラント治療を受けられない場合があります、⑤歯周病はインプラント治療に影響します、⑥インプラントを長持ちさせるには定期検診が必要です、⑦インプラントも歯周病に似た病気にかかります、⑧インプラント埋入手術にともないトラブルが発生することがあります―の8項目について解説を加えている。

改正歯科衛生士法をテーマに西村まさみ議員と懇談

改正歯科衛生士法をテーマに西村まさみ議員と懇談

7月3日、参議院議員会館で、松島会長ら協会役員5名が、西村まさみ参議院議員と懇談を行った。西村議員は今通常国会で歯科に関連する質問を数多く行っている。協会では先月18日に成立、施行された「改正歯科衛生士法」に関し、不明瞭な点があるため質問を行った西村議員を訪問し、意見交換など約1時間にわたり懇談を行った。

社保審医療保険部会で紹介状なし大病院受診に議論集中

社保審医療保険部会で紹介状なし大病院受診に議論集中

第78回社会保障審議会医療保険部会が7月7日、厚労省講堂で開催された。「療養の範囲の適正化・負担公平の確保」「出産育児一時金」「紹介状なしで大病院を受診する場合の患者負担」などが取り上げられた。その中で議論が集中したのは「紹介状なしで大病院を受診する場合の患者負担」で、厚労省側の考えでは、紹介状を持たずに大病院を受診した患者に対し、治療の初回にかかる初診料や、再診料を全額自費負担にしたい、との意向である点が明らかにされ、さらに厚労省側から、現在でも200床以上の病院で紹介状のない患者の初診と再診については、病院が任意で保険外併用療養費が加算できる仕組みがあることを報告。こうした事実を踏まえて議論を行うよう示唆した。しかし、医院側からは、患者が大病院を志向する理由は何か、どのような患者が大病院を選択しているのか、紹介状なしで大病院を受診した患者の病状などに関する具体的なデータ提出を求める意見が出された。しかし、部会の場には、厚労省側にそのようなデータがなかったため、その作成、提示が急務となった。

そのほか、厚労省側が、「定額負担を求める保険医療機関の範囲」「定額負担の額をどうするのか」「新たな定額負担は、高額療養費の対象とするか」などについて説明を加えたが、医院から「定額負担」との表現そのものが、かつての「受診時定額負担」を連想させてしまうほか、これが保険外の布石にされることも考えられるといったことが指摘された。

6・7月号症例研究の掲載と7月号症例研究誤りのお詫び

6・7月号症例研究の掲載と7月号症例研究誤りのお詫び

 6月号及び7月号の症例研究を会員限定サイトに掲載しました。ID及びパスワードを入力してログインをした上でご活用ください。

 また7月症例研究の急性対応加算(5/7・5/16・5/26算定)の点数に誤りがございました。急性対応175点と掲載しておりますが正しくは170点の誤りです。つきましては、正しい点数に修正した7月号症例研究を会員限定サイトに掲載致しますので、ご不便をおかけいたしますがご参照を頂けましたら幸いです。