診療報酬の引き上げと 患者窓口負担の軽減を求める要請署名 にご協力下さい

診療報酬の引き上げは喫緊の課題

診療報酬は2002年以降、たび重なるマイナス改定が行われてきた結果、歯科医療機関は疲弊し、患者への必要な医療提供に支障をきたしています。

東京の歯科保険医療機関の経営は厳しく、毎年の保険平均点数は年々減少しています。また設備投資にまわす余裕もないため、施設基準を満たす機材や人員確保もままならない状態です。

しかし政府は、2018年までの社会保障費の自然増を毎年5000億円に抑え込んでいく方針で、今後も診療報酬の引き下げ、受診時定額負担の導入、介護給付の切り下げなど、医療費・社会保障費の抑制政策を実施することを計画しています。

当協会としては、歯科診療所の経営と生活を守り、患者に提供する医療水準を守るため、医療従事者の技術を正当に評価する診療報酬の引き上げを要請します。

あわせて、次期改定に向けて、現場の実態にあわない不合理な改定項目の是正、改定内容について十分な周知期間の設定など、医療現場を混乱させない対応も求めます。

患者が安心して受診できるように「患者負担の軽減を」

実質賃金が減少し、厳しい家計、経済状態の中では、歯科医療にまで治療費をまわせない患者の広がりを見せていることが、昨年実施の協会調査の結果でも明らかになっています。これ以上の患者負担増は、さらなる受診抑制に繋がり、ひいては患者の健康にも大きく影響を及ぼすことが考えられます。

診療報酬の引き上げと共に、安心して受診できるためにも、「患者負担軽減」は、患者にとって切実な要求です。常に患者に寄り添う私たちが、強く求めていく必要があります。

つきましては、この「診療報酬の引き上げと患者窓口負担の軽減を求める要請署名(会員署名)」へのご協力をお願いいたします。