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きき酒 いい酒 いい酒肴⑰ 年に一度の楽しみ ボジョレー・ヌーボー

きき酒 いい酒 いい酒肴⑰ 年に一度の楽しみ ボジョレー・ヌーボー

11月近がくなると、「ボジョレー・ヌーボー予約開始」という宣伝や特設コーナーが設けられます。フランスの新酒ワインですが、イタリアでは新酒ワインを「ヴィーノ・ノヴェッロ」、オーストリアでは「ホイリゲ」と呼び、それぞれ10月30日、11月11日に解禁されます。ボジョレー・ヌーボーとは、フランスのブルゴーニュ地域のボジョレー村で作られる新酒(ヌーボー)のことですが、歴史的に古くからあったそうです。
収穫したばかりのガメイ種(ブドウの種類のひとつ)から造られるワインは、1800年代から日常のお酒としてボジョレー周辺の地元住民を中心に楽しまれていた「地酒」です。1951年、フランス政府によって公式に11月15日を解禁日とされたのを期に、パリのレストランを中心にブームになりました。そして1970年代に入ると、日本を含め世界中に知られることとなりました。

⑰ヌーヴォー
◆もともと解禁日は聖人の日
現在、ボジョレー・ヌーボーの解禁日は毎年11月の第3木曜日ですが、もともとサン・マルタンの日という聖人の日である11月11日でした。その後11日は、無名戦士の日に変更されてしまったため、サン・タルベールの日である11月15日に解禁日を移しましたが、フランス政府が1984年に、「11月の第3木曜日」という、毎年変動する解禁日に設定しました。

◆炭酸ガスでの醸造でフレッシュに
ボジョレー・ヌーボーは、単なる新酒だけではなく、造り方の上でも大きな特徴があります。それは「マセラシオン・カルボニック」「炭酸ガス浸潤法」という醸造方法です。
通常は収穫したぶどうを破砕しますが、マセラシオン・カルボニック法では、破砕せずステンレスタンクに上からどんどん入れてしまいます。タンクの下の方のぶどうは重さでつぶれ、果汁が流れ出て自然に発酵が始まり、炭酸ガスが生成されます。酵素の働きによってリンゴ酸が分解され、アルコール、アミノ酸、コハク酸などが生成されます。タンニンが少ない割には色が濃く、渋みや苦味が少なくなります。炭酸ガスによって酸化が防止されるのでワインがフレッシュに仕上ります。

◆魚介類と合わせて楽しむ
不思議と肉よりも魚介類に合うのです。ガメイというブドウは、ワインにすると黒胡椒のようなスパイシーな香り、そして、赤い色のベリー系果実の香りがします。
パリのレストランでは、この季節ならではの生牡蠣に黒胡椒を少しかけてボジョレーと合わせるそうです。和食では、脂ののった秋刀魚の塩焼きがスパイシーな香りに合います。ベリー系のお菓子も赤い果実のような香りに合います。
なんとなく飽きられていた感じもする解禁日ですが、せっかく年に1度のお祭りみたいなものなので、楽しみたいですね。
(早坂美都/広報・ホーム   ページ部員/世田谷区)