物価高騰対策・算定要件の簡素化求める声
中央社会保険医療協議会(中医協)総会が1月14日に開催され、「令和8年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理」が確認された。これを受け、厚生労働省は、1月14日から1月20日まで意見募集(パブリックコメント)を行った。
協会はこれを受け、デンタルブックメールニュースを通じて、歯科医療の現場の声を多く提出することを会員に呼び掛けていた。以下に、複数の会員が提出した意見を紹介する。
【会員が提出した意見より】
・物価高騰対策は、各診療所に委ねることなく、国民皆保険を守るため国主導で責任をもって全医療機関に対し一律に実施するよう求める。
・CAD/CAMインレーおよびCAD/CAM冠の算定要件の簡素化を求める。
・歯科用貴金属は情勢に即している点数とは言い難く、情勢に即した価格設定にすべき。また、技術料についても随時改定を検討することを求める。
・改定率と実際のコスト上昇との乖離が大きい、このままでは持続可能な歯科医療提供体制を確保できない。ベースアップ評価料ではなく、初診料・再診料の大幅引き上げで評価することを求める。
・人件費や医療材料費、光熱水費など物件費の高騰が著しく、中小規模の歯科診療所ではその影響が大きい。ベースアップ評価料など施設基準や補助金などでこれ以上の事務負担をかけることなく初・再診料はもちろん、処置や手術、歯冠修復・欠損補綴などそれぞれの個別項目において保険点数の技術料に反映し、評価すべきです。
・OTC類似薬を保険給付から外すことに反対です。たとえ保険から外さなくても、別途患者負担を追加することにも反対です。病気やけがで困っている患者からさらなる負担を求めることがおかしい。OTC類似薬の保険外しにより、国庫負担は減るかもしれないが、保険料の負担軽減はわずかなもので、むしろOTC類似薬が必要な患者の負担は増加してしまう。



