歯科衛生士の養成に注目集まる/都内でも養成校が増加傾向に

歯科衛生士の養成に注目集まる/都内でも養成校が増加傾向に

超高齢社会に突入したわが国の健康問題に関しては、各種検討機関やその報告書の中で「口腔ケア」の重要性が指摘されることが多くなった。さらに、口腔ケアを行う歯科衛生士の存在そのものも注目されており、歯科に関する病気や歯と全身疾患の関連の歯科医療ニーズもだんだんと高くなってきており、歯科衛生士の養成も注目されている。ここでは、東京都内の最近の動向をお伝えする。

◆学校法人専門学校「首都医校」:東京都新宿区所在。JR・小田急線・京王線新宿駅西口の眼前に望見できるコクーンビルが同校であり、医療関連職種の専門学校である。同校では2016年4月から「歯科医療学部」を新設し、この学科に「歯科衛生士科・歯科秘書科(昼間3年・夜間3年)」を設ける予定だ。同校は、「時代が求めるチーム医療に対応する」ことを掲げており、昼夜合わせてすでに31学科が設置されている。

◆新宿鍼灸柔整歯科衛生専門学校:やはり新宿区所在で、本年4月にプロフェッショナルの歯科衛生士養成を目的に「歯科衛生学科」を新設しスタートしたばかり。学校名も「新宿鍼灸柔整専門学校」から「新宿鍼灸柔整歯科衛生専門学校」に変更している。同校は、もともとヒューマンサイエンス鍼灸学科、ヒューマンサイエンス柔道整復学科をもっており、ともに昼間部、夜間部があり、ともに定員は70名だ。

◆今後の展開に注目

そのほか、栄養士や管理栄養士を要請する専門学校の中にも歯科衛生士養成に強い関心を抱いている学校があり、今後の展開が注目される。