高橋英登日歯連盟会長が社会保障充実政策を求める/武見敬三議員勉強会の来賓挨拶で訴える

自民党参議院議員で医系議員の武見敬三氏は9月25日、自ら主催する「敬人会夕食勉強会」を都内のホールで開催した。

来賓挨拶では、横倉義則氏(日本医師会会長)、山本信二氏(日本薬剤師会会長)に続き、歯科医療界から日本歯科医師連盟会長の高橋英登氏が挨拶に立った(下写真)。その中で高橋氏は、1989年から実施された8020運動の成果を紹介しつつ、歯科疾患と全身との関係が明らかになりつつある現状を説明するとともに、最近の経済状況や求人倍率の好転などを指摘しつつ、「社会保障の充実の政策」を強くい訴えた。

そのほか、河北博文/東京都病院協会会長、尾崎治夫/東京都医師会会長らもあいさつに加わった。

引き続き、武見議員による講演「我が国の保健外交と武見の役割」が行われた。その中で、政治家としての今後の挑戦課題に言及し、①国際的危機管理体制の確立、②ユニバース・ヘルス・カバレッジ、③アジア健康構想の実現―の3項目を掲げた。ただ、次期診療報酬改定を前にしての動向や、日本国内における医療関連問題への言及が少なかった感は否めず、また、議員自身の個人的根見解などは、紹介されなかった。