歯科の昨年6月審査決定レセプトは1695万9657件に/厚労省が2016年「社会医療診療行為別統計」を発表

歯科の昨年6月審査決定レセプトは1695万9657件に/厚労省が2016年「社会医療診療行為別統計」を発表

厚生労働省は7月25日、2016年「社会医療診療行為別統計」の結果を発表した。レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)に蓄積されている2016年6月審査決定レセプトの全数を集計対象としており、医科8291万1306件、歯科 1695万9657件、保険薬局 5138万9690件となっている。

歯科の診療状況を見ると、1件当たり点数は1237.9点(対前年比0.8%増)、1日当たり点数は680.0点(同1.9%増)となっている。

1日当たり点数の構成割合は、「初・再診」12.8%(同0.2%減)、「医学管理」が10.4%(同0.2%減)、「処置」が19.1%(同0.5%増)といった状況だ。

歯科の中で注目される「歯冠修復および欠損補綴」をみると37.3%となっており、前年が37.7%であり、微減傾向を示していることがわかる。

この統計は、診療報酬改定実施の前年に取りまとめ、発表されており、発表後の秋には詳細なデータが公表されることもあり、翌年4月施行の診療報酬改定の基礎資料として利活用され、いわゆる「影響率」の計算の基礎データになっている。