厚労省が医師需給分科会を開催

厚労省が医師需給分科会を開催

厚生労働省は10月6日、同省内会議室で医療従事者の需給に関する検討会傘下の「医師需給問題分科会」(座長/片峰茂氏:長崎大学学長)を開催。医師偏在対策について協議・検討を加えた。今回は、参考人として3名からヒアリング行い、その中の1名の地域医療機能推進機構理事長の尾身茂氏が提案した「専門医の仕組みについて」の趣旨が了承された。

その提案の中では、専門医制度の開始時期を1年延長し2017年度からとなったが、関係学会のうち地域医療の影響の大きい学会については、募集の結果を見て医師の地域偏在が悪化していないか確認する必要があることをしてきしたほか、延期期間中に各都道府県か二次医療圏に「一定程度の幅を持った」各診療科別の「専攻医研修枠」を時間をかけて徐々に設定することなどを指摘している。