歯科医師国家試験合格者を発表/第107回も東京歯科大学がトップ

第107回歯科医師国家試験合格者を発表/東京歯科大学がトップ

 

厚生労働省は3月18日、第107回歯科医師国家試験、および第108回医師国家試験の合格者を厚労省講堂とインターネット上の掲示板で発表した。歯科医師国試の合格率は、全体では63.3%、新卒者については73.3% であり、昨年より落ち込んでおり、過去10年間で見ると最低の合格率となってしまった。

参考までに、医師国家試験の合格率は全体は90.6%、新卒者は93.9%であり、例年通り90%前後で推移しており、特に大きな落ち込みはない。

歯科大学別に合格率の特徴をみると、東京歯科大学:全体⇒94.5%、新卒のみ⇒95.1% で、昨年に引き続き今回もトップで、しかも他校をかなり引き離している。すでにお伝えしているが、政界においても歯系議員として衆議院に白須賀貴樹議員を、参議院には島村大議員を擁しており、今後、東京歯科大学が政界へどのような影響を持つのか、関係者の注目を集めているところだ。

なお、全体合格率順位の上位10校を紹介すると以下の通りだ(カッコ内は新卒のみに絞った合格率を示す)。

☆合格率上位10校

①東京歯科大学:94.5%(95.1%)

②岡山大学歯学部:86.6%(92.9%)

③九州大学歯学部:84.4%(90.4%)

④鹿児島大学歯学部:82.0%(90.0%)

⑤大阪大学歯学部:82.0%(88.9%)

⑥広島大学歯学部:80.6%(84.5%)

⑦東北大学歯学部:78.9%(87.8%)

⑧新潟大学歯学部:77.3%(89.2%)

⑨北海道大学歯学部:76.4%(85.0%)

⑩長崎大学歯学部:77.9%(79,2%)